しろつめ・楚々・くちかずこ姫のお部屋 goo

安易に清水の舞台から飛び降りるが、意外に用心深い。極めて自己中心的だが、意識がない部分で情が深かったりもする。

初めてのお買い物

2013年05月28日 14時44分51秒 | 日記・エッセイ・コラム

4/11 ope、5/7退院。

で、5/27 初めて街までお買い物

もちろん、アッシー兼ポーターの夫とセットです(^_^)v

 

体調を考えて、軽ーい、フェルト製のバッグにしました。

ローラアシュレイの未使用のバッグがあったので。

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普通の子(次男)の嫁(予定)から贈られてきたワンピースを着ました。

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退院前に、くちこがお腹の傷を締めない服が無いと言ったので、自宅に送ってくれました。

無事、これを着て退院しました。

裾の始末がお洒落でしょ?

こう見えて、一枚物のストンとしたワンピです。

 

 いざ、出発!

↑のようなワンピの普段着を買う。

快気祝いの手配をする。

街の空気を吸う等々が目的です。

ま、一つのデパートから一歩も出なかったくちこですが(^_^;)

 

あちこちで所用を済ませつつ、到着。

まず、おやつタイム。

一度にたくさん食べられないので昼まで持ちません。

よもぎ鯛焼きと、ごま鯛焼きを、夫と半匹ずつ食べました。

 

普段着、買いました。

3枚で、1万円弱。

安い!

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化粧品店で、コンシーラーを購入。

今日、突然、肝斑(ソバカスの塊のようなもの)が頬骨の上に発現!

※ろくに鏡も見ないくちこですが、夫が逐一、報告してきます(T_T)

ope後しばらく、肝機能が悪化していたのが原因かも。

赤毛のアン状態です。

噛み合わせの時みたいに、突然、治ってくれないかなあ?

ついでに、シミ、ソバカス用のビタミン剤も買いました。

基本、抜かりの無いくちこです(^_^)v

 

クロワッサンのお店で、あれこれ自然食品を購入。

くちこのお気に入りが多いお店です。

 

そして初めての外食。

温蕎麦と、かやくご飯のセット。

めでたく完食!

あ、きんぴらと漬け物は夫の口に。

 

この度の夫への感謝の品をくちこが奮発しました。

帽子とシャツとズボン。

 

 

帽子はヒットでした(^_^)v

シャツは、汚し屋なので、この色に。

ズボンは短足なので、未だ受け取れていません(画像無し)

くちこには靴下も。

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そうそう、今回のくちこの一番のお気に入りはコレ!

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京都西川が、デンマークのアーバンエルグ社のライセンスを受けて規格した商品で、オーガニックコットンでできた、オールシーズン使えるタオルケットです。

くちこのリビング、うたた寝用に

 

バラ園にも立ち寄りました。

毎年、夫と訪れるバラ園です。

今年は無理と思っていたのですが、

未だ未だ十分見頃で、うれしかったです。

夫は至極ご満悦でした。

待つだけ、持つだけのお買い物随行員は苦行だったようです。。。

そして、自分のアイデアで、くちこにバラを見せることができて、

とってもお手柄顔でした

 

長くなるので・・・

今日は、この辺で


噛み合わせ顛末記と今後

2013年05月24日 14時27分26秒 | 健康・病気

退院後、

自分が殆ど噛めなくなっていることが発覚!

全く、かみ合わせが出来ていない、

何故?

入院中は感じなかったのに・・・

 

調べると、

全身麻酔で噛み合わせが狂うこともあるらしい。

くちこが全身麻酔で、人工呼吸器をつけていたのは8,9時間。

歯と歯の間にバイトブロックや挿管チューブが噛まされていた筈。

しかもオペ後、11日間の絶食・・・

 

噛めないだけでも、消化器のオペ後としては不都合だけれど、

喋りにくいし、口を閉じにくい(^_^;)

最大の難点は、常に、頭、首、肩が痛いこと

 

ひえーーーーっと、かかりつけの歯科を予約。

5/21の歯科受診を指折り数えて待つ、半べそのくちこでした。

さて、やっと5/21、長々くちこが説明、レントゲン・・・

歯は動いていませんでした

歯科医が、長々と説明。

本来の正しい噛み合わせは、顎関節が正しく上下する「関節位」

顎関節症や、歯並びが悪い為に関節位が成立せず、ずれた状態で成立しているのが「筋肉位}

くちこは、本来、顎関節症があり、歯並びも悪いので筋肉位だった。(以前から)

長い絶食の間に?

くちこの体と脳ミソが、自分の筋肉位を忘れてしまい

本能的に?

関節位で噛もうとしているので噛めないのです、と。

治るまでには相当時間が掛かると思います、と。

 

唄を忘れたカナリアと、

嚙み方を忘れたくちこ。

どちらが哀しいか・・・・

くちこは、超ウルトラ悲しかったです!

 

いつまで続くか解らない痛みにしては痛すぎる

ネットですぐに検索、

CTまである最新鋭の歯科医のHP に質問メールを入れました。

※どんな時も行動力だけは残っているくちこです。

すぐに5/28に受診予約に。

歯科といえども、セカンドオピニオン!!!

 

そして、痛みとともに辛く寝ました。

朝、

目覚めたら治っていました。

普通に食べられる!

美味しい!!!

頭、首、肩の痛みも無くなりました。

うれしい!!!

多少、違和感は残っていますが、

くちこは、これで十分です。

※診察はキャンセル。

摩訶不思議な話でしょ? 

 

話は前後しますが、

5/20は、退院後の初外科外来でした。

くちこは自分の古巣にいて、自分用のPHSへ医長にCALLして貰いました。

どこまでも横柄でわがままなくちこです。

 

で、愛しの外科医長の待つ診察室へ。

全て異常無し(^_^)v

しかも、低脂肪な食事をしているので、

元々正常でしたが、更にコレステロールや中性脂肪が下がっていました。

「僕よりよほど良いデータだ」

得意満面のくちこでした(*^_^*)

それよりも・・・

医長が繰り返し、くちこを説得したことは、職場復帰でした。

くちこのような面倒な人間が家にいると碌な事は無い。

※痛い、眠れない、何故か・・・等々。

「職場復帰した方が元気でいられるよ」

「僕にも、すぐに会えるよ」など。

 

何故、彼がこんなに説得するのか?

院長の回し者とも思えないし、

くちこの職場と繋がりがある風でも無い。

「毎朝、仕事に行って、疲れたーと言って寝なさい」とのこと。

「これから、遊んで暮らします」byくちこ。

「今から遊んだら、遊び疲れるよ」by医長。

あー言えば、こー言うの応酬でした。

とりあえず、6月末まで静養の診断書に。

 

同日、職場にて、くちこ主催のランチ会をしました。

総勢13人。

入院騒ぎで迷惑をかけたお詫びと、お見舞い返し、退職の挨拶ということで。

 

が、

どうも、話が退職になっていない。

きちんと退職の同意を得た筈なのに!

いつのまにか、未確認事項にされている。

驚愕!

十分静養してからで良いからとか、

今すぐ決めなくても・・・とか、

戻られるなら、戻って欲しい、と。

 

こんな半病人のオバサンをねえ。

この口と態度のせいで、いつも過大評価されるくちこです。

先ほどの医長からのしつこい説得も手伝って、

すっかり混乱してしまったくちこは、

今は、何も返事できないと言って、

残務整理を数時間して帰宅しました。

ちなみに残務は未だ小山ほどあります。

 

慰留されることは、有り難いこと。

十分承知しています。

でもね、

くちこの人生は、くちこの自由に決めるつもりです。

これまで、本当にたくさん働いてきたと思っているし、

これからいつまで生きているかも解らない・・・

もちろん、良い子の里帰り出産は念頭にありますよ(*^_^*)

 

ただね、外科医長の慰留に、

心が載っていると感じてしまったくちこです。

いつの間にか・・・

心の友になってしまったのかしらん?

 

辞めると決めたくちこに、

慰留しないで欲しかったなあ・・・

情にもろいところが弱点なのでね。

 

とにかく、今は、ただ静養しようと思っているくちこです。

 

その時に、大阪からはせ参じてくれた人から貰った、「卵かけご飯セット」

①ご飯に粉昆布を混ぜる

②だし醤油を加えた卵を回し入れる

③最後に粒昆布をふりかける      とのことです。

 

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膵神経内分泌種痘(p-NET) 亜全胃温存膵頭十二指腸切除術リンパ節郭清オペ後

2013年05月19日 12時51分26秒 | 健康・病気

今日でオペ後38日目。

創痛、首肩背中の痛み、頭痛は持続。

鎮痛剤は、潰瘍を誘発するので避けたいけれど、

ずっと痛みと対峙できる程ツワモノではない。

鎮痛剤を服用しても、痛みは半減する程度。

そんなこんなで、気持ちは落ち気味です。

夜は入眠剤が必須アイテムとなりました。

くちこは、弱虫なのでね。

 

基本、毎日、コタツムリしています。

体がとても冷えやすく、

この季節でも、コタツが大活躍!

TVを見るか、

PCを見るか、

気晴らしに、ゴソゴソと家事をすることも。

ちなみに、料理部門だけ復帰しています。

※洗い物部門は永久欠番です。

 

最近はPCで検索して同病者のブログを次々に発見(^_^)v

みんな凄い!

10万人に1人という稀少な悪性腫瘍だからこそ、

その情報の少なさを補うために、

自らも情報源となって記事を書かれている。

それを読んでも・・・

7.8cmもの巨大腫瘍なんて、くちこ以外にいない・・・

考えてみたら、こんなに大きくなるまで転移しなかったのは不思議・・・

 

くちこは、今まで通りのブログしかできそうにない。

でも、誰かが、くちこのように、わらをもつかむように検索したらヒットするように、

本日のブログの題名をこんなに固くしてみました。

 

いろんな人生があって然り。

突然地震に遭う人もいれば、交通事故に遭うことも。

くちこは、こんな病気にあってしまったんだな。

一人一人違って当たり前。

その人なりの苦しみを背負い、楽しみも味わう。

自分の今の状況を受け入れつつあるくちこです。

 

時々、誰もいない寝室で、

お腹の傷の甲羅干し?をします。

その傷も、やっと見慣れてきました。

結構、大胆不敵な傷です。

先生が長い傷を三重に縫っているんです。

三通りの縫合がしてあります。

縫合不全を危惧して念を入れた、らしい。

それと両側腹の抜管後の傷は、

一つ、深く窪んでいます。

第二のヘソになりそうです。

 

それでも友人の言葉を借りれば、

「生きてるだけで丸儲け」だそうです。

略して、「いまる!」

 

今日は、夫と久々にスーパーへ買い出しに。

基本、週一です。

一気買いするので、凄い量です。

これでしばらく食材はO.K

ちょっと安堵しているくちこです。

そして、先週、退院後初の買い出しの時よりも、

普通の姿勢で歩けたし、

帰宅後も、青息吐息になっていない(^_^)v

やっぱり、ちょっとづつ回復しているんだなあ。

再度安堵のくちこです。

 

今日は、久しぶりの雨。

雨が降る前に、荒れた庭でも負けずに咲いてくれた花々を摘んで、

お見舞いに貰った花かごとオアシスをそのまま生かして、

何でも、投げ込みました!

芍薬と薔薇を一緒になんて、

あしらいが、椿の新芽だなんて、

くちこも主治医に似て、

用心深く、大胆不敵です(^_^;)

 

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「心を載せる」こと

2013年05月11日 10時09分44秒 | 健康・病気

くちこが病棟現役時代、どんどん下がる看護レベルに危機感を持ち、

凸凹の凹の嵩上げを急務と心得え、

徹底的にマニュアル化し、

新人には習熟度リストまで作成し、

資質を抜きにした均一化に心を砕いていました。

 

今回くちこが入院した病院も看護師90人募集中!

致命的に足りない(T_T)

日本の医療界の崖っぷちは、探さなくても自分の目の前に・・・

 

頭数よりも憂えることは、消えた中堅ナース。

疲弊して、櫛の歯がこぼれるように彼女達が去った後の病棟は・・・

20代前半が主力です

 

当然マニュアル化されています。

全てはシステムの中に。

完全電子化、指示も実施もリアルタイムでPC上にて共有。

病院が進める更なるシステム化の波に院内中が翻弄されつつ、

そのシステムに乗って働くしかない若手だけの病棟・・・

 

くちこは、やっと自分の過去のミスに気づきました。

マニュアル化の限界はとても早く到来し、深刻であるということ。

中堅が支えない病棟の不安定さ・・・

 

自分が新人時代、過酷な勤務でしたが、

「風林火山!」のような中堅に囲まれて、

ヒヨコはきちんと親鶏が見ていました。

今思えば恵まれた新人時代だったんだなあ・・・と。

 

そんなこんな考えつつ、わがままな患者をやっているうちに、

くちこは全く違うモノサシを持つに至りました。

看護力、経験年数と関係しないモノサシで人を見るようになりました。

 

自分の業務に

「心を載せる人」と、

「心を載せない人」

 

そして反省しました。

自分が彼女達ほど若かった頃、

「心を載せない人」だったことを。

 

例えばガーゼ交換。

※くちこは昼夜を問わず2時間ごとでした。

・気に掛けて看る。

・汚れていないかと心を配る。

・早めに交換できたら喜ぶ。

・いろいろ漏れない工夫をして結果が良いと喜ぶ。

・「きれいに拭いてからガーゼを置かせてください」とも。

・超忙しいのに絶対に時間を作ってやってくる。

 

たかがガーゼ交換ですが、

その業務に心を載せる人と、

忙しい業務の中の一つとしか扱わない人。

心が載っていないんです・・・

 

深夜、薄暗い病室で、洗面所とくちこのお腹を往復して、

もっと綺麗にと、ゆっくりお腹を拭いてくれたナースも。

拭いた後に自分の手のひらでくちこのお腹を扇いでいました。

彼女の心が載った僅かな風に心底慰められているくちこがいました。

 

くちこを担当した研修医が、デート直前に私服で飛び込んできたことも。

僅かに正常値を超えた血糖値が気になることを伝え忘れたから、と。

傷の治りに影響があるので気をつけてと言っておきたかったから、と。

やっと時間が作れた大事なデート前だというのに、ね。

くちこの主治医は彼以外にもう4人いるのですが・・・

これは、彼の心が載っているんです。

 

 

突然ですが、

夫は、ずっと病院に寝泊まりして、朝晩、くちこに足湯をしてくれていました。

必ず誘ってくるんです。

断るとガッカリが伝わってくる・・・

お湯から出した足、その指を毎回、一本づつ拭き上げるです。

妙な気合いとともに。

2,3本、まとめて拭いたことは無かったです。

やっぱり、そこに心が載っていました。

不器用でも、ね。

 

過去は変えられないけれど、

これから人と関わる時に、

心を載せられる人になりたいなあ・・・

 

くちこの近況は・・・

常にある創痛。

常にある我が身の喪失感。

「今」を受け入れかねて、

心は、オペ後鬱かな?

療養しているような、引きこもっているような???

 

外科医長にいつも叱れていました。

「何事も考えすぎだ」と。

「先のことを心配してもしかたがない」と。

「困った事が起こった時に最善を尽くすこと、それだけだ」と。

「目先のことに動揺せずに長いスパンで先を見なさい」と。

忙しくても毎日数回訪室して雑談してくれました。

今思えば、思いっきり勤務時間外です。

くちこの退院に「寂しくなるなあ・・・」とも。

心を載せてくれてどうもありがとう!

二歳年下の外科医長殿。

 

心を載せてくれてどうもありがとう!

ブログ友達の皆様(*^_^*)

くちかずこ拝。


本日、退院しました。

2013年05月07日 18時00分33秒 | 膵神経内分泌腫瘍 p...




なんとか生還いたしました。

立派なことを言い連ねて手術に臨んだくちこですが、

そんな我が身を恥じ入るばかりです。

 

オペ後の苦痛は、大きく想定外で、

いっその事、病室の窓から飛び降りたいと思ったくちこでした。

思い出しただけでもぞっとする日々でした。

自分のわがまま、弱さ、限界を思い知らされました。

 

何台の機械や管に縛られていたことか?

それら全てが我が身の中に入っているとは・・・

鼻、口、首、両腹・・・

深夜も関係なく2時間ごとのガーゼ交換。

毎日、百枚以上のガーゼが消えたように思います。

検査、診察、処置・・・

痛みで眠れないのか?

常に何かされていて眠れないのか?

 

後日聞いた話では、二日間位は精神も病んでしまい、

主治医や夫を慌てさせ、神経内科の医師が往診に来ていたと。

 

そして、この壮絶なオペ後のきつさ、

医師にとっては承知の上だったらしい。

「オノレ、タバカリオッタナ!」

手術内容の説明を聞いたときに、その行間から?読み取りをしなかった、

アホくちこだったのでした。

 

一つの臓器だけを切り取る手術の違い、

4つの臓器を切り取り縫合するのだから、しんどさは数段違って当然だ、と。

しかも、腫瘍の為に切り取られた臓器そのものはどれも元気だった訳で、

元気な臓器を取るほうが痛みは大きいそうです、なるほど・・・(今更)

 

本気で手術を後悔し、

5人の主治医に文句を言い続け、

半ば廃人のように辛うじて生きていました。

ちなみにオペ後の絶食は11日間でした。

今更引き返せない橋を渡ってしまったのだから、と、

神仏を恨みながら日々を重ねていました。

 

多くの医師、看護師、夫、子供達に対し、わがまま放題に振る舞い、

自分が人としてとても弱いことを痛感する日々でもありました。

 

それでも、5月に入ってからは着実に生気を取り戻し、

本日、退院、生還の運びとなった旨、

恥ずかしながら、ここに報告します。

 

悪性度は、オペ前、オペ中よりも最終的には悪い結果となってしまいました。

だから、この侵襲の大きな手術の選択も安全策的には上策だったようにも思えます。

 

胃の一部、膵臓の半分、胆管の一部、後、十二指腸や胆嚢も失ってしまったので、これまで通りの生き方は出来なくなりました。

 

もっと甘い考えで手術臨んだアホなくちこです。

それでも生還できたこと、今となっては神仏、医療チーム、家族、みんなに感謝しています。

そして、残された生き方の中で楽しみたいと思っています。

 

とりあえず、ご心配をおかけしたままでしたので、皆様に報告させていただきました。

 

写真は、わがままなくちこの犠牲になった人々です。

 

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