しろつめ・楚々・くちかずこ姫のお部屋 goo

安易に清水の舞台から飛び降りるが、意外に用心深い。極めて自己中心的だが、意識がない部分で情が深かったりもする。

白衣の人間

2009年07月29日 14時40分00秒 | 健康・病気

そうなんだよなー。
そうなのよ。
人間なの。
良心を持っているけど、悪巧みもする。
普通の一般ピープルなのよ。

野の花診療所(ホスピス)のHPでコラムを読んで色々考えたくちこです。


白衣の天使ではなくて、白衣の人間・・・
ナイチンゲール誓詞も忘れてしまった、シロツメ・楚々・くちこ。
臨床は、きれいごとでは済まない。
いろんな線引きをしないと次には進めない。

病気の人間と白衣の人間。
共に性善説を信じ、
相手の善なるものに魂を磨かれ、
時には澱み、
揺れながら、揺れながら、
春の野を、夏の夕を、
漆黒の闇も、氷の原も、
互いの手を確かめ合って、日々を重ねるのみ。

そして、いつか、逝く者と生き残る者に別れる。
生きるとは、そういうことかと・・・

夫婦も、親子も、友も・・・ね。



突然ですが、動物占い、「ひつじ」でした。
冷静沈着で寂しがりやだって。

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くちこ一人だよ

2009年07月25日 20時27分00秒 | 日記・エッセイ・コラム

わるい子がUターンして、今の会社に就職して初めてのお泊まり出張(四日間)
夫は義母の元へ。
くちこは、ピアノの調律ありで、我が家。

くちこ、一人の夜です。
二階へ行ったり、一階に降りたり・・・
はい、何処にも誰もいません。

くちこは、離婚したけれど、一人暮らしは、したこと無し。
大丈夫、くちこは強いから。

お掃除ロボットも力尽きて眠ってしまったし、
夫が育てたカブトエビも、既に天国なので、
水槽は空っぽ。

でも大丈夫。
寝たら、もう朝だから。

そうだ、ピアノ弾こうっと。
お母さんが、くちこが寂しくないように習わせたんだし。
そうそう、仏壇には両親もいるんだった

だから、大丈夫
じゃ・・・そういうことで。

ふと、思い出した。
わるい子がUターンした理由。
寂しがりやのお母さんが心配だったと。
ふう・・・・・ん。
そう?

まあまあ平気だよ
生まれた時から一人っ子だしね。

ただね、cafeのみなさんに、
くちこが一人だと、言っておこうと思って

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義母の涙

2009年07月21日 12時07分00秒 | サメ家のこと

しつこいようですが・・・
くちこはね、掃除も整理整頓も得意ではないし、好きでもないけれど・・・
汚いのや、散らかっているのは嫌い。
で、しぶしぶ我が身を叱咤して、身辺については頑張ってきた次第。
そこで既に、くちこのキャパはいっぱいなのに・・・


夫の実家が・・・
小バエ百万匹状態
何度も、決死隊(隊員一名)となり、掃除、片付け、除菌したものの・・・
なにせ、アルツの母の一人暮らし。
元々、家を片付ける、習慣、能力は相当に欠落していたらしいし。



若所帯(くちこと夫)は、くちこの天文学的パワーと叡智で、6部屋のうち、4部屋は、完璧綺麗にしたものの、
母屋は、くちこの限界レベルを軽くオーバー

困ったことに、義母も、くちこ所帯の綺麗さが気に入ったのか、くちこ達がいない時に、どうも入り込んでいろいろと・・・
磨き上げて帰った流しの中に、カビだらけの桃の種とか・・・
テレビの横に、見慣れぬ古いぬいぐるみとか・・・
ぞーーーーーーーー
でも、鍵をかけて入れないようにするのもかわいそうで・・・



くちこは義母を嫌いでない。
学ぶべきことも、たくさんある。
なるべく喜ばせてあげたいのも本意。
寂しさも理解している。



三日間、繰り返し、巻き返し、同じ話、同じ質問に付き合う。
親子丼の上に、トマトのシロップ漬けを載せて食べる義母。
くちこの心の中の我慢の器が埋まっていく・・・
夫は、実の親なだけに、情けない思いが消しがたく、義母を責める。
義母は、お茶碗を持ったまま下を向き・・・・涙が・・・
夫の切なさも、義母の切なさも分かる



翌朝。
義母と二人で、広縁に座り、じっと雨を見る。


義母が小さな声で話す・・・
「はたから見ると、呆けているんだろうけど、
本人は、自分はしっかりしていると思うんだよ。
呆けていないと思うもんなんだよ。
同じ人を見ても、
ある人は、その人を呆けていると思い、
ある人は、しっかりしていると思う。
見方はいろいろあるんだよ。
80年も生きてきたんだから、
忘れるのはしかたないよ。」

二人で、じっと雨を見ていました。

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くちこから見た医師の指標

2009年07月15日 11時14分00秒 | 健康・病気

くちこは、十分弱の徒歩通勤。
さて、土砂降りの朝、くちこの前に、外科医の徒歩通勤者あり。
で、彼が正面玄関到着。
傘を閉じ、念入りにしずくを落とす。
きちんと傘を巻き、ベルトをかける。
再度、トントンしてしずくを落とす。
中に入り、自動傘袋装着期の中に、すっと入れて、傘袋に収まった傘を持って、医局へ。
むむ、こやつ、できるな
予想通り、人格も腕も



くちこは、神業的に縫合の上手い外科医を知っている。
偶然、彼に縫合された人は幸せ者かと
で、彼をウオッチングすると、必ず、絶対、綺麗な捺印。
ねじれないし、朱肉もかすれない。
絶妙なポイントに完璧な印影

早くて、正確で、信頼できるオペをする外科医も知っている。
オペのトレーは綺麗なまま終了。
使った器具はきちんと揃っている。
声のトーンは常に静か。
目隠しをしても、このまま出来るのではと思う位の確実で無駄のない手さばき・・・
はい、彼の特徴。
その名も轟くキャリアでありながら、「俺様」ではない。
忙しくても忙しそうにせず、常に頭が低い。
患者、部下、スタッフを助ける方法を常に黙って準備している。



では・・・
8年間オペ室勤務経験者に、「あんな不器用な外科医みたことない!」と言わせた、凄腕?????は・・・
オペ器具、全て血みどろ、散乱
床まで・・・
普通に出来ただけで、「俺様は天才」と胸を張る。
彼の特徴、貧乏揺すりと居眠り。
長いだけで、埒があかない話。



なかなか連絡が取れない医師も要注意。
それは、医師としての姿勢だから。
超々忙しい医師でも、真摯に仕事をしている人は耳に当てて貰ってでも出ます。
置き忘れる、置いて帰る、電源が入っていない医師は、それなりの人。


以上、いろんな病院で得たくちこの経験でした。
皆様、参考になったかしらん?

良いドクターを選んでくださいね

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癌性疼痛に関する緩和医療

2009年07月11日 18時49分00秒 | 健康・病気

癌フォーラムに行ってきました。



さて、
命の尊厳を守る為の6つの人間らしさ。

1,痛みから解放される人間らしさ。

2,家族の一員としての人間らしさ。

3,社会的に悔いのない人生にする人間らしさ。

4,自然の形で物が食べられる人間らしさ。

5,有り難うと別れの言葉を交わせる人間らしさ。

6,人間らしい死に顔を保つこと。

以上、市内の民間病院の緩和ケアの指針です。



最後の場面には医療モニターを一切置かないそうです。
家族が、去りゆく人に背中を向けて、モニターを凝視してしまうから・・・

くちこは、ピチピチ天使だった大昔、癌末期で埋まったような病棟にいました。
今は、天地の差です
ここ10年位で、緩和ケアはすごく進んだようです。



緩和医療は「敗北の医療」ではない。
モルヒネに対する、長年の誤解を解く必要あり

ある時期において、癌治療が、緩和治療に切り替わるのではない。
最初から、両方があり、その割合が変化するもの。

癌は突然死ではないので、死を準備することができる期間がある。

癌患者になったら・・・
気持ちの波に会わせて自然体で動く。
無理に自分を鼓舞しない。
調子の良いときに動く。

オレンジバルーンプロジェクトのチラシより抜粋します。

癌になったとき、病気だけでなく、いろいろな苦痛と闘わないといけないとしたら・・・

痛みはあなたの生きるエネルギーを奪います。
強い倦怠感は、もうなにもできないという無力感を招きます。
吐き気は、あなたを一日中不愉快な気分にさせます。
気持ちの落ち込みは、あなたの力を奪います。
希望が見えないことは、あなたを絶望の淵に追いやります。

癌になったとき、
からだやこころの苦痛を和らげる
医療があることを知っていますか。
緩和ケアは、癌医療を充実させる大切な医療。
苦痛が緩和されれば、おだやかな時間を取り戻せます。
遠慮せず、勇気を出して言って見ましょう。
「緩和ケアを受けたいです」と。

詳しくは、www.kanwacare.netで。
オレンジバルーンプロジェクトです。

本日は、超固いお話ですみません・・・
でもね、日本では二人に一人が癌になると言われているのですから、ね。

でも、一番の問題は、医師と看護師の人材不足かな。

上記理解した医療スタッフを育てることも急務ですよね。

コメント (4)
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親知らず

2009年07月08日 09時42分00秒 | 子供達のこと

くちこには、三人の子供あり。
よい子、悪い子、普通の子。
一人っ子のくちこにとって、

三人も大人にする作業は重かったなあ・・・

気がついている人もいると思うけど、
くちこは、親の才能がない。
わがままで、怒りっぽくて、気長く暖かく見守ることができない。



幼心に見かねた?よい子が、4歳位から、二人の弟を頑張って育てた。

悪い子は神経質で、泣き虫で、わがままで、顔の可愛い子だった。
夜泣きは毎晩10回、少しの音でも目覚め、食も細くて、身体が丈夫だった。
我が家の「荒神さん」として成長した。

艱難辛苦を山のような泣き言と共に乗り越えて(←くちこが
悪い子は26歳になった。
いろんな迷言とともに・・・
(くちこの過去の日記、参照)

で、悪い子に、初、虫歯ができた。
ま、年に数度の歯磨きで、これまで無事だったのは、神仏のご加護・・・

歯科でレントゲンを撮ると、4本の親知らずの埋没歯が写ったそうで。

歯槽の中で見事に全て横向きだと。
いづれ、炎症を起こせば、割って出さないといけないだろうと。

昨夕、悪い子が一言。
「親知らずの意味を知っているか?」
くち、「知らいでかい!乳歯が生えずに、最初から永久歯が生えるからじゃ!」
わる、「別の意味もある」
くち、「え?」
わる、「親が死ぬ頃になって、痛み始めるから、親知らず・・・」
くち、「ほお・・・」
わる、「だから、母さんに死んで貰っては困る」
くち、「はあ・・・」

皆様、ご存じでしたかしらん?

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天国からのお金

2009年07月04日 21時02分00秒 | 日記・エッセイ・コラム

今日は、実家近くの叔父さんちに参上。
天国からのお金を受け取りに。

以前、日記に書いたように、父は台湾から志願兵となり、敗戦後、引き上げ先に帰った。

そこに待っていたのは、結核の父親、兄、姉の療養と弟妹の養育。
一人で背負い、辛酸を嘗めた。

すぐ近くに、(父の)叔父夫婦が豊かに暮らしていたが、援助はなかった。
くちこの家は本家で、独身のまま招集され戦死した(父の)叔父がいた。

遺族年金の話が来て、父が全ての面倒な手続きを済ませた後、

その権利は、近くに住む(父の)叔父に横取りされてしまった。
血の近さを理由に・・・

葬式も法事も、位牌も、墓も、くちこんちなんだけれど・・・

何十年も、その父の叔父がアル中で亡くなるまで、その横取りは続いた訳で、
恨みだけが残った。

父の弟は(くちこの叔父)、国からの弔慰金(年間4万円)の話が出た時、根性と、すごい剣幕で、その家から権利を取り戻した。
くちこの父は、もうこの世にいなかったけれど・・・

くちこんちの墓は、十年来、父の弟が見てくれている。
いつも、草一本なく、綺麗な花が立てられている。
「だから、弔慰金は、叔父さんのものだ」と、くちこは、毎年言うのだけれど、叔父は頑として譲らない。
「いや、本家のものだ」と。

父も母も他界し、跡取り娘のくちこは50歳にして他家に嫁いだというのに・・・

何故?
それは、父が遺した徳。

くちこが、父方の親戚にかわいがられるのは、父の遺徳。
くちこが、母方の親戚にかわいがられるのは、母の遺徳。

では、くちこが死んだら、子供達にくちこの徳は遺るのか・・・?
ああ、子供達に顔向けできない、反省のくちこ・・・

追伸
今日、お墓参りに行き、その例の叔父一家のお墓の横を通りました。
墓石は立派だけれど、ミイラのように真っ黒な花?が立ち、水は黒く濁り、蜘蛛の巣まで・・・
一端、通り過ぎたものの・・・
一応、お水だけ入れてきました。
近くに、娘や息子が住んでいるはずですが・・・

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cafeって・・・・・・・・・

2009年07月01日 10時28分00秒 | 日記・エッセイ・コラム

素足で原っぱを歩くようなもの

最初、くすぐったくて、
新鮮で、
嬉しくて、
さくさく気持ちよく歩いていると・・・

少しも鍛えていない足の裏に、
チクリと小石が・・・
痛っ!・・・

「気をつけないとガラスもあるよ」
「え?」
用心して歩く・・・

半分しぼんでしまった心の風船を手に
でも時々小声で、歌をうたったりして、とことこ歩く・・・

やっぱり、靴を履こうかな。
でも、原っぱの楽しさは半減。

伝わってこないから・・・
若葉が足の裏をくすぐる爽やかさが。
きゅうくつ・・・
でも、安全。

時々、外から原っぱを見て考える。
今日はどうしようか・・・

   しろつめ・くち・かずこ・姫・考

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