しろつめ・楚々・くちかずこ姫のお部屋 goo

安易に清水の舞台から飛び降りるが、意外に用心深い。極めて自己中心的だが、意識がない部分で情が深かったりもする。

センチメンタルな頃  その3

2014年06月29日 21時04分16秒 | 日記・エッセイ・コラム

もう一つ、回顧録を。。。

3年前に、看護学校の同窓会を主催したというブログがありました。

以下、抜粋。

 



くちこ達は、学費も食費も寮費も全て国費で賄われた最後の学年です。

全て国費で養成ということは、
有無を言わさぬ厳しい世界。
講義、実習、試験、極めて濃厚な内容。
1分の遅刻も問答無用でした。

で、くちこは・・・
やる気なくて寮で寝ていました。
学長がやって来て
「何故、授業に出ないのか?」と。
「一日中座って、人の話を聞くように体ができていない。」と、くちこ。

人生初、再試験になった時、
一人で有名な解剖医の所に行き、
「こんな点では母が悲しむ」と脅し?
得点を訂正させたくちこ。

ある日は、×のついた解答を持ってプライドの高い外科医長のところに行き、
「くちこの解答の方が正しい!」と談判。
上級医まで巻き込んで、くちこ、勝利。
看護学生の教育がなっていない言われたらしいけれどね。

副院長には、入学面接で、

「尊敬する人は誰か?」と聞かれ、
「個人情報の紙1枚で偏見を持つ貴方のような人を決して尊敬しない」と発言。

したらいけないと言うことは、殆どしました。
この頃のくちこは、自分の自由を守ることばかり考えていたのでね。
看護師の国家試験は、中座して一人でタクシーで帰りました。

みんなに超迷惑をかけつつ、
奇跡的に卒業し、合格。
成績は○でしたが、適性は0でした。

社会って凄いよね。
こんなくちこを31年も看護師として育ててくれました。

くちこは社会に育てて貰った恩を、
社会に返したい、と思っています。

あ、そうそう、クラス会。
それぞれの持ち場で、確実に社会を支えていました。
持ち場はそれぞれだけど、自分の一点を全うしているクラスメートが、くちこの誇りです。


「持ち場を守ること」

これがくちこの座右の銘です(^_^)

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センチメンタルな頃  その2

2014年06月27日 20時12分13秒 | 日記・エッセイ・コラム

しつこく、過去ブログを読んでいます。

ふーむと思ったり、なあると思ったり、

懐かしい昔のくちこがそこにいます。

 

夫についてくちこが丁寧に説明したブログがありました。

またまた此処にコピー!

 

 

知る人ぞ知る!

くちこ五〇歳の誕生日に、確定(入籍)した現夫ですが・・・

三〇年前だったら万に一つもあり得ない選択となりました。

四三歳で離婚後、相当弱っていたスキ?に、

空から怪しく小汚い蜘蛛の糸がスルスルと降りてきて、

いつまで経っても目の前に垂れていたんです。

百万回迷った末に、殆どの友の反対を押し切り、

二番目の夫にしてみました。

くちこの条件は、

・くちこは変わらないこと。

・自分の家に住み続け、自分の仕事をする。

・夫の世話は一切しない。

・くちこは100%自由であること。

   何時何処に行こうが、何時帰ろうが、

   思う時に思う事をする自由。

・濡れ落ち葉にならないこと。

 

夫は自分の車にスーツだけをギッシリ積んで、

ヤドカリの如く、くちこの家にやってきました。

あれから三年半・・・

夫の実家で、元気だった義父は亡くなり、

しっかり者だった義母は認知症に・・・

くちこの努めていた産婦人科は廃業し、

夫は定年に。

くちこの三人の子供達も次々と社会に託し、

くちこは・・・・

重い空の巣症候群になりました

いろんな不安、不満を余すところなく夫に吐き出し、

スッキリと深呼吸をするのが、くちこの常となりました。

 

呆れるほど不器用な人ですが、

くちこの根気強い教育と叱咤で、

微々たる前進を続け(匍匐前進とも言う)

今や、掃除、洗濯、料理を任せられるまでに成長しました。

ああ、教育とは素晴らしい!

くちこはカミソリタイプなので、シャープで脆い。

夫は鉈タイプなので、切れ味で劣るも常に安定しています。

くちこの「美味しい!」の一言で一日頑張れるそうです。

 

くちこは、物事を複雑に考えすぎるタイプなので、

この安定と単純に救われています。(秘密ですが)

くちこは、いつも怒ったり、怒鳴ったりしていますが、

夫はいつも楽しそうです。

くちこが一方的に怒っているだけなので、

ケンカをしたことにはならない、

というのが夫の理論?です。

これで断捨離と整理整頓を身に付けてくれたらなあ・・・

 

くちこ再婚の理由?

それは、もっと歳をとってから、

一緒にアルバムをめくりながら思い出話をする相手が欲しかったから。

以上で、支離滅裂ながら、夫の説明を終わります。

 

こんな事、書いていました。

くちこって、不動で不変なんだなあ、と感心!

 

Dsc02814

↑その頃の写真も発掘しました。

三人はくちこに命令されて庭のネットを組み立て中。

Leeが夫。

悪い子(長男)はちゃっかり夫のサンダルを履いている・・・

普通の子(次男)は夫を手伝おうとしている?

後日談・・・

息子達が家に入った後に、夫が作り直した・・・らしい(^_^;)

くちこが問いただすまで何も言わない夫です。

らしい・・・な。

 

過去ばかり語るようになったら・・・やばいよね、くちこ(T_T)

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センチメンタルな頃

2014年06月27日 08時18分41秒 | 健康・病気

最近、ひょんなことから自分の過去ブログをよみふける日々となりました。

此処のブログ(ocnブログ人)秋に閉鎖だそうで、くちこもアホなりに、引っ越しに力を尽くす所存ではあるのですが・・・

 

昔のくちこ、凄いな。

頑張ったな。

そして、今のくちこ。

終わってるなあ。。。。。。

 

↓此処から、昔のブログです。

 

 

コードブルー・ドクターヘリⅡ始まりましたねえ。
第一回で、何度も出たセリフ
「医療の現場に奇跡はない。」
いつも、結構勉強になるなあって、みているんだけれど、
この言葉は、ちょっと・・・

だって、
医療の現場は理論が全てではない。
知識は当然必要。
理論的な思考も必須。

でも、
人智から離れたところで流れが起こることもある。
これは、くちこ的事実。

その例をあげるときりがないのだけれど・・・
例えば・・・

いつかの高齢出産。
ほんの数分で急変。
理屈抜きで、猛烈に悪い予感。
昼行灯的ドクターの背中を突き飛ばすが如くに、緊急性を強調!
後、秒単位に激烈悪化!

搬送しても間に合わない。
今からここで手術をしても・・・
しかも人手もない。
もう、無理なのか・・・

胎児はかろうじて、ほんの気持ちほど心臓を動かしている。
もう、一分後の保障もできない。

で、
大きな声では言えませんが・・・

素手のまま
当然、オペ着もなしで、
オペ台にも移さず、
なんと、皮膚麻酔だけで、
お腹を開き、子宮を開き、
既にダラリとなった胎児を出しました。

お母さんの体を固定する暇もなく、
もし痛みであばれても、それを押さえる人手はない。
お母さんは、声一つあげず、指一本動かしませんでした。
そして、ベビーの蘇生を急ぐので、お腹は開いたまま・・・

くちこは電話機に走り、救急病院の小児科に重症仮死、自呼吸なし、四肢緊張なしのベビーの受入を要請。
救急車も依頼。
「保育器付きでお願いします。」
返事、「保育器はありません。」
(以前はあったのに・・・・)

信じられないことに、9分後、自呼吸が出ました*(キラキラ)*
その血だらけで、かろうじて生きているベビーを湯たんぽと毛布にくるんで、くちこが抱いて救急車に乗りました。
1分でも1秒でも早く、小児科に渡したくて!

発車しません、救急車・・・何故?
「受入確認をしています。」
「言ったように、もう私がしています!」
「それでも、再度確認して発車するのが規則なので。なかなか電話が繋がらないのです。」
抱いているベビーが冷たくなっていくのが伝わって・・・
「絶対受け入れますから出てください!!!」

救急センターに着くと、
ストレッチャーの上にフル装備の保育器がセットされていて、
小児科医が三人、足踏み状態で待機していました。
ベビーを入れると、疾風のように小児病棟へ
必死で走って追いかけるくちこ・・・

他のスタッフは、オペの続きをしていました。

でね、
二人とも元気です
お母さんも、赤ちゃんも、
何の障害も残さず

翌日は何事もなかったかのように仕事をしましたが、
血だらけの受話器とプッシュボタンが、夢ではなかったことを教えてくれました。

だからね、
「医療の現場に・・・奇跡は・・・ある。」
と思うくちこです。

これをね、
くちこ語で言うと、
「生き運」と言います。

あ、まだ、くちこが臨床にいたころの昔話です。
でね、くちこは、看護師生活において、自分の勤務では、一人も亡くなっていないのですよ

  ご静聴、どうもです。 

上記のような現場にいたくちこです。

確かにいた・・・

喜びや感動の背中合わせには、責任や恐怖との戦いが・・・

この病院がお産の取り扱いを辞めたとき、この仕事から離れました。

社会の一点を確かに支える実感、やり甲斐、疲弊・・・・

こんな戦線を離脱して、臨床から離れた医療職へ。

なんとなく、くちこの中で、いろんなものが消えていきました。

新たな仕事を覚え、殆どパソコンに向かっています。

この仕事もまた必要な仕事なのだけれど。

くちこがくちこ的に輝くことはありません。

子育ても終わり、戦場からも帰還し、

なんだか、へとへとと、いろんな文書を作成したり、読んだり・・・

椅子から臨床の現場を眺めています。

 

こんな写真、発掘しました。

くちこはベビーを預かる時は手元に並べておきます。

人が泣いたからといって安易に泣かないこと、人は人。

領土侵犯は、遠慮がちに。

お腹が空いたと思うのは気のせいであること。

等々、世の中の正しい渡り方を教えていました。

Dvc00023

 

あ、くちこ、センチメンタルながら元気です(*^_^*)

8月には、↑のような孫が生まれる予定ですから(^_^)v

 

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くちこ家の夏支度

2014年06月23日 12時57分22秒 | 日記・エッセイ・コラム

ひょえーーーーーーっ!

つかれたあーーーーーーーっ!

先日来気になっていたのは、カーテンの掛け替え。

冬は、ローラアシュレイの花柄、夏はハワイアン風にしているので・・・

これ、重労働なのよねえ。

カーテンって重い、カーテンって姿勢に無理がある。。。。

えいっ!

 

毎回思うこと。

こんな重労働、何時までできるだろう?

脚立に登って重いモノ持って・・・

 

勢いで、あれこれゴソゴソ夏支度を進めました。

これってキリが無いので、昼で本日は終了としました。

次回の作業は未定。

若しくは、無い。

 

そうそ、テレビが壊れたんです。

2005年制 HITACHI の WOO  42インチ 今は無きプラズマです。

HDD内蔵で、SDカードにも対応、テレビ台と一体型でYAMAHAのスピーカーも外付けされている優れものだったのですが・・・

金曜日に選手交代です。

今度は、

三菱50V型フルハイビジョン液晶テレビ 3D対応・HDD/ブルーレイ内蔵 10連スピーカー搭載タイプにしました。

デジカメで撮影したSDカードをブルーレイディスクにダビングできるそうです。

4Kとも迷いましたが、この機能に惚れ込んだのでね。

但し、使いこなせるかなあ?

今は、ビデオデッキやブルーレイプレイヤーを接続していますが、それらを全部外すのでスッキリしそうです。

 

さようなら、とってもお世話になったね、WOOさん。

Dsc07329

お金?

形見の貴金属を相当処分しました。

きっと両親も許してくれ・・・

許してください!

少しだけ手許に残して後は手放しました。

子供達にも既に渡しているしね。

渡す時に・・・

「気軽に売ってはいけない、形見だから。

明日の米にも困る状況の時には売りなさい。」

そう説教したくちこです。

とにかく身辺整理を!

 

 

さて、くちこ風夏仕様のリビングです。

 

Dsc07330

壁にあるのは、くちこ作、庭の藤で作った押し花です(*^_^*)

 

 

Dsc07332

 

Dsc07333_2

 

ゾウはプーケットで、カエルはケアンズで買ったものです。

で、くちこは断捨離中。

↑の珊瑚のネックレスは伯母の形見なのですが、結局使わないし、此処に飾ってみました。

生前に自分の先が短いことを悟って、こっそりタンスの中に形見分けを済ませて並べていたしっかり者の伯母でした。

このネックレスもシルクの小袋入っていて「和子ちゃん」と書いた布が縫い付けてありました。

使わないよりも良いかな?

それとも罰当たり?

 

ゾウ(ジムトンプソンです)をどちらに置くか迷っています。

 

Dsc07335

 

久しぶりにバナナの木も出してみました。

 

Dsc07336

 

 

 

下駄箱の上にも笹模様の和紙を敷いて・・・

 

Dsc07338

↑如何にもくちこ的な組み合わせ。。。

牛はエアーズロックの郵便局で買った貯金箱。

 

 

こちらもちょっと、いじってみました。

 

Dsc07343

 

飾り棚も。

 

Dsc07342

 

でね、夏の掛け軸が、どんなに探しても無い(T_T)

ま、他にも見当たらないモノは多々なのですが・・・

仕方が無いので、処分を迷っていた帯を画鋲で(^_^;)

 

Dsc07341

 

よおく見ると珊瑚がぶら下がっています↓

 

Dsc07345

 

これは、父の形見。

昔、ネクタイの代わりにこんなのするの、流行っていたよね。

しまい込んでいても仕方無いので日の目を見せることに。

 

九時から始めて、気が付くと十二時前。

今日は、とっても良く頑張ったくちこです(*^_^*)

 

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くちこの日常

2014年06月18日 22時11分47秒 | 日記・エッセイ・コラム

基本だらだら、韓国ドラマ三昧に暮らしていますが、

退屈すると庭の草取りへ。

これが結構良いんだなあ。

今年はベリー類が豊作で日々くちこの口へ。

Dsc07314

↑マルベリー

↓カシス

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ラズベリーやブルーベリー、ポイセンベリー、ジュンベリーとかも。

ご近所さんとの雑談もしばし、ば。

 

突然ミシンを出したり、

引き出しを片付けてみたり、

キッチンを磨いたり、

但しどれも短時間。

気力体力根気、これが無い。

ちょっと頑張っては、

定位置(マッサージチェアの上)で、

定番(韓国ドラマ)を、

定量(数時間)楽しむ、

この繰り返し。

 

 

が、

千客万来のくちこ家、

上記は中断されがちです。

辛い人。

鬱の人。

寂しい人。

ハーブティーが飲みたい人。

笑いたい人。

暇な人。

あ、病気の相談も。

そんなみんなの受け皿もくちこの日常の一部に。

 

今日はとっても辛い友達がウルトラどんよりやってきました。

少しは元気になったかな?

くちこからのお土産は、

タマネギドレッシング、

キャベツのワイン漬け、

カレー、

DVD(貸し出し)、

  のだめカンタービレ

  大王四神記

  瀬戸内寂聴のお寺案内集

漫画(貸し出し)、

  今日何食べる?  1~7

 

これは、くちこ的処方箋。

 

朝のラジオ体操(十数人)から始まり、

人と関わりつつも、

基本はあくまでもダラダラです!!!

 

その間もブロ友の皆様方が、

くちこの来月に迫った信州旅行について色々と知恵を絞ってくださり、アホなくちこを支えてくれています。

ああ、ありがたや、ありがたや(*^_^*)

ブロ友ネット力って凄いなあと実感。。。

以上がくちこの昨今。

 

 

で、次は孫自慢(^_^)v

 

昨年の冬至には、うすらぼんやりと柚子湯に入った孫

1387716360110

 

先日(7ヶ月)には、

Photo_3

 

Photo_4

 

どんどん成長してびっくり!

少年のような7ヶ月児です↓

 

Photo_5

 

 

そうそ、遅ればせながらバラ園のバラも。

バラの真ん中

Dsc07290

 

ホットココアって好きなバラなんです。

Dsc07291

 

これも綺麗でした。

Dsc07289

 

夫にせがまれて、ヘトヘト行って来ました。

毎年恒例の所には断固行かないと気が済まないA型コバンザメと暮らしています。

 

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くちこと父

2014年06月12日 20時45分01秒 | 両親のこと

17歳で台湾から出兵して、日本に帰った父です。

引き上げた家族は、父、姉、兄が結核、弟妹は学生でした。

粉骨砕身、一人で家族を養い、病院費を捻出した父。

父親と兄は亡くなりましたが。

 

父が30歳の時に、くちこが産まれました。

早産重症仮死でしたが、辛うじてこの世に命を繋げました。

母は皮膚麻酔だけでの帝王切開でしたが。

 

 

 

このブログの為に久しぶりにアルバムを出してみました。

 

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父のまなざしが自愛に満ちていたんだな。

気がつくのに55年必要でした。。。

基本、自分のアルバムは自分の顔しか見ないのでね。

今更ですが、

お父さん、ありがとう。

 

 

幼少時、父はバスの運転手で、我が家は親戚の借金も背負っていて、貧乏だったそうですが、くちこには記憶無し。

居間に父手作りのブランコがありました。

上には天窓があり光のシャワーが降り注いでいました。

 

Dsc07327

 

子供部屋には、母が何処からか調達してきた滑り台もあったし、ビニールプールも。

 

産後の肥立ちの悪い母に代わって、父がくちこを背負い井戸水でおむつを洗っていたそうで。

昼間は、会社に連れて行き自分の運転するバスに乗せていたりね。

車掌さん達が面倒を見てくれていたような。

昔って、ゆるいよねえ。

 

何がどうだったのか?

父はどんどん出世しました。

が、

それと共に、接待、付き合い酒が急増し、

仕事面でも常に労使交渉の矢面にいたようです。

タクシー会社を一つ任されていた頃、

くちこ家は、やや金持ちでしたが、

父はアルコール依存症だったと思います。

立場上、出勤時間等も自由でしたが、ストレスも相当だったようで。

 

くちこは、子供の頃から父と料亭に出入りしていました。

女将さん達が我が子のように可愛がってくれて。。。

くちこは、父の名一つで自由にタクシーに乗れたので、

学校帰り(徒歩10分)も事務室からタクシーを呼ぶような、

今思えば、高慢な生徒でした。

自覚は皆無でしたが。

 

父とタンデムで、スケートやアーチェリーを楽しんだり、着物を着て父と出掛けたり。。。

どんどんいろんな体験をさせたかったようでした。

 

ある夜、ふと目を覚ましたら、

両親が真剣にくちこの足に包帯を巻いているんです。

単に、体重が掛かって一時的に赤くなった所があるだけなのに、それを怪我と思ったのか?

あの時は、こんな親で大丈夫かと、くちこは呆れましたが、

今思えば、バカバカしい程大事にされた記憶がくちこの「芯」になっているなあ、と。

 

くちこが15歳の時、父は胃癌になり、

くちこが18歳まで、自宅療養していました。

再びくちこの家はやや貧乏になり、

くちこは大学を断念して、

国費で全て賄って貰える看護学校に入りました。

父は自由に大学に進学するよう言いましたが、

何度も生死をさまよった父を見ていたのでね、

父に負荷を掛ける事も、父から遠く離れる事も出来ないと思ったくちこです。

 

療養中の父とくちこです。

 

Dsc02734

 

この頃、くちこにはモテ期が到来していて。。。

ああ、諸行無常、盛者必衰、

驕れる者はひさしからずと痛感する昨今ですが。

 

Dsc07311_2

 

こんな性格なので隠すこともなく、毎週末、いろんなBFの車で帰省していたくちこでしたが、

どんなBFを連れてきても父は、いつも無言でした。

ところが、そんな父が一度だけ激怒しました。

それは、BFがデート帰りにくちこを家まで送らなかった時。

くちこが自主的に途中で降りたと話してもダメでした。

「どんな事情があろうと、きちんと家まで送り届けない男はダメだ!」と。

 

が?

結婚して夫婦喧嘩し、くちこが怒ってとっとと実家に帰った時、一緒に腹を立ててくれると思った父は、

「別れる気が無いなら、明日は戻りなさい」と。

ちょっと体調が悪いと聞いただけで頼みもしないのに迎えに来てくちこを連れ帰る父だったのにね。

 

くちこが30歳と3日で、父は15年の闘病を終え亡くなりました、59歳と11ヶ月。

これじゃ、可愛がってくれても、有り難みは差し引き0だね。

父は、くちこの夢枕にイヤと言うほど出てきました。

「未だ死にたくなかった、もっと頑張るつもりだった」と。

あれだけ苦しんで、やっと楽になったのに。

15年も闘病したら、もう十分闘ったと感じていたのですが。

今思うと、こんな危ない娘を残して逝くのは不安だったのかな、と。

いろいろ気付くのに人より時間が掛かるくちこです。

 

で、不動の結論は、

「死んでもくちこを守る義務がある」

ということ。

くちこは辛いことがあると、仏壇の前で泣きます。

父へのあてつけです。

 

 

 

 

 

 

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脱力中

2014年06月06日 21時43分46秒 | 日記・エッセイ・コラム

連日忙しくて(T_T)

しかも今日は、ご近所親睦会の勉強会、総勢15人。

場所  くちこんち

主催  くちこ

講師  くちこ夫

お題  終活と遺言の書き方

 

 

この親睦会は、

一緒に見よう。

一緒に聞こう。

一緒に食べよう。

一緒にやろう。

一緒に助けよう。

が、モットーです。

 

最若手が、くちこ55歳。

二番若手が、65歳(夫)。

平均年齢は多分、平均寿命と等しい。。。

 

そうそ、夫は、晴耕雨耕の過酷な百姓ですが、

しゃらっと、時々、行政書士をやっています。

くちこは何もしない秘書。

 

 

結構な量の資料を配付。

今時の葬式。

今時のお寺との関わり。

相続争いは、金持ちよりも貧乏人に多い等々。

エンディングノートも数種回覧。

 

が、

みなさんそこそこ高齢なれど、

人ごとのように泰然と聞いている。。。

未だ実感が湧かない、らしい。

最若手が一番慌てて準備しているとは、ねえ。

 

会の後半は、ひたすらお喋り!

内容は、

次は何して遊ぼうか?

何処の温泉に行く?

何が美味しい?

スカイツリー、行こうよ!

ハウステンボス、行こうよ!

皆様、お元気で何より。

この年代、年金もたっぷりで。

 

ビュッフェ方式のお茶会にしました。

キッチンにずらりと準備。

飲み物は、

ハーブティー(レモングラス、ローズマリー)

メタボ撃退茶(プーアール、黒豆)

毒出し茶(赤なた豆)

ココナッツチャイ。

 

お菓子は、

yokumokuの詰め合わせ

櫟の焼き菓子詰め合わせ

六花亭の詰め合わせ

サンドの木

サブウエイの半生クッキー

どら焼き

マフィン

おかき各種   etc...

まあ、よく飲み、よく食べ、

楽しそうで何より(*^_^*)

 

 

無事済んで、ほっとしつつ、

全部片付け終わったら、動けない程の脱力。

やばかったです。

くちこは、こう見えて?

鬱なのでね。

頑張ったり、

負荷をかけるのはNG!

甚大な疲労感に襲われます。

つぎはぎの内臓になって未だ一年だし。

 

 

解っていても引き受けてしまう。

受けて立ってしまう。

無理して頑張る。

この性格、死ぬまで続く予感。。。

 

 

頑張らないことが、くちこの目標です。

どんなに怠けても誰も責めないのにね。

自分が責めてしまいます。

わがままで、いい加減なのも事実。

変な奴。。。

 

 

山紫陽花の紅が色づき始めました。

 

Dsc07297

 

隣は甘茶という山紫陽花?

 

Dsc07298

今年こそネットで調べてお茶にしょう。

隣は草ではなくハーブのレモングラスでこれから大きくなります。

 

ライムに赤ちゃんができました。

 

Dsc07300

 

 

マーガレットがこぼれ咲いて・・・これ、鉢植えです!

 

Dsc07302

手前の寄せ植えは昨年、石原ガーディナーの教室で作ったものです。

 

 

奥の二段の木は紅白絞り咲きの椿。

くちこが挿し木から育て、剪定もくちこです(*^_^*)

 

Dsc07305

手前は我が物顔のミント(^_^;)

 

 

くちこお気に入りのお地蔵さんに可愛い仲間が。

Dsc07307

 

 

その隣は、くちこらしいコーナー。

鯨とカエルとかたつむりが並んでいるところが妙ですが。。。

 

Dsc07308

 

ほらね。。。

頑張って、ブログまで書いてしまった(^_^;)

 

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