26日、早朝と言うのに南飛騨の本流域には容赦無い真夏のお照りが射し込んでいました。
この時期の流れの中はアマゴに代わってアユが主役を務めています。
脇役との出逢いを求めて太い流れの分流を叩き上がってみましたが・・・
当たり前ですが盛期のポジションには全くアマゴやイワナの気配が有りません。
やはり連日の猛暑が及ぼす影響からこの時期ならではの戦略や戦術は不可欠です。
陽が射し込む様になると少しでも水温の低い淵の深い場所やブッシュの陰に
身を潜めているのでしょう。淵の底では手も足も出せませんがブッシュの陰ならば
何とか攻略可能ですからこんなポイントが一か八かの勝負の土俵です。
左から右への流れですが状況が良ければAやBに出ていてライズもしていそうです。
ややダウンクロス気味のポジションからCに毛鈎を投げ込み直ぐ下流のブッシュ下を
潜らせるイメージでやってみますと石の裏から巨大な影が毛鈎を追い
正にCとD間後方のブッシュ下に潜った毛鈎に喰らい付きました。
EとF間の奥で水面を炸裂させ一瞬のファイトを演じてくれましたが・・・
追い喰いでしっかりと合わせが効かなかったのも手伝ってバレてしまいました。
炸裂した飛沫から特大のイワナだと察しますが顔を拝めなかったのはチョット残念でしたね。
この釣りは上手く行かない事の方が圧倒的に多いのですがこんな失敗も積み重ねていれば
驚く様な幸運にも巡り会えますから日々精進の気持ちは忘れてはなりませんね。
引退する迄、何時まで経っても一投毎がレッスンです。
まあ、これは26日早朝のひとコマに過ぎませんが・・・
最近になってやっと膝の痛みも緩和されて来ましたが引き替えで少し風邪気味な老体でございます。
さて、懲りずに今から更に厳しい状況を覚悟してア・マ・ゴ・嬢にストーキングして参りましょう。