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さんけつをもうしわたす そにょいち

2008年10月07日 | Weblog
 10月 7日

 酸欠(酸素欠乏・硫化水素作業・・・主任技術者)の
講習会。 そにょ1

 名前が長いので「酸欠」ということにしますね。
 
 チョイとウンチクです。
 ・空気中の酸素濃度は約21%(海抜0m)
  大気の残りは殆どが窒素となりますが、この窒素の元々の
  意味は「窒息させる元素」ということだそうですよ。
 ・大気圧は1013hpa(ヘクトパスカル)=760mmhg
  (ミリメートル水銀柱)です。

 
 そいで海面高度が高くなるにしたがって空気は膨張する
ので、その中に含まれる酸素も少なくなります。(空気が
薄い。と普通は言いますよね)

 これを覚えてね。
 「ガスは透過可能な薄い膜をへだてて、圧力の異なった
同種のガスが存在する場合、圧力の高いほうから低いほうへ、
その膜を透過して移行し、均一な圧力になろうとする。」

 なんだか難しいように書きましたが、簡単ですよ。
 間に膜がありますが、「同じ濃さになろうとする。」という
ことですよ。

 そいで ”目からうろこが落ちる” という話をしますね。
 人間は肺で酸素を取り入れています。
 肺胞に薄い膜があって、それを酸素や二酸化炭素が透過するん
ですよ。
 そいで肺に入るのは空気ですが、血管の圧力と外気圧の差に
よって、酸素が取り入れられ、二酸化炭素が排出されるのです。

 簡単にいうと、普通は空気中の酸素の60%程度が血管に
入っていきます。
 それは海抜0mのときですよ。標高が高くなると、大気の
圧力が低くなるので、血管内の圧力と気圧の差が小さく
なって、酸素を取り入れることがキツクなります。


 例(数字は仮ですから、忘れてね)です。 
気圧が160
肺の圧力が40 だとすると、均一になろうとするので
(160+40)÷2=100
 
 肺との圧力差は60です。ということで、外気高いので
スムーズに酸素が肺に入っていくんです。


 では外気圧が低いときの例
気圧が60
肺の圧力が40 だとすると、均一になろうとするので
(60+40)÷2=50
 
 つうことは肺の血管圧力との差が10しかないので、
殆ど酸素が取り入れられない。ということで酸素が入って
いきづらくなります。酸素不足で酸欠です。
 ということは、いくら酸素濃度が高くても、気圧が低いと
肺は酸素を取り入れることができません。

 標高が高いと空気が薄い(酸素濃度が低い)から呼吸が
苦しくなる。ってずぅ~と思っていました。
 それで間違いはないのですが、それプラス気圧が低いと
肺は酸素を取り込めない。という2つのことが関係していた
んですねぇ。

 つづく



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