たまおのページ

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たいおんけかいしゅ

2016年02月08日 | Weblog
 2月 8日

 水銀を使用した温度計や体温計を回収。

 水銀の使用や取引を国際的に規制する「水俣条約」を
発効にむけて、日本も動きだしています。
 その一つとして、環境省が家庭で眠っている水銀を
使用した製品の回収に乗り出しました。

 そうなんですよね。水銀は人体や環境への影響が
大きいですからね。
 国(企業も)は水俣病の健康被害が実は水銀による
ものだとずぅーと認めてきませんでしたからね。
 1960年末に裁判になってから解決するまで
25年もかかりました。(だからといって、水俣病に
罹った人が治ったわけじゃありません。まだまだ
苦しんでいる人がたくさんいます)

 んで、そういう水銀を、今回は全国15都市で、
役所とか薬局などに回収箱を設置して市民(国民)に
呼びかけでした。(来年度以降、回収を拡大推進して
いくそうです)

 そいでね。製品ごとの水銀使用量は体温計で
1.2g 温度計で3.7g、血圧計で48g
などだそうです。(蛍光灯は0.006g)

 また、1990年以前の乾電池には微量の水銀が
含まれていました。
 これは、電池の性能を低下させないために添加され
ていたんです。(必要悪だね)

 水銀は乾電池だけでなくボタン電池にも使われて
います。10年ほど前までは、「水銀電池」という
ボタン電池も存在していましたね。
 そいで、ボタン電池では今も水銀が使用されて
います。ボタン電池に含まれる水銀が微量である
こと、ボタン電池における無水銀化は技術的に
困難であること、などの理由から例外的に認められ
ているんだそうです。(ただ、ある国内メーカーは
水銀を使わないボタン電池を開発しているそうです)

国内における水銀添加製品の製造量、輸出入量及び
輸出入量は、主な項目だと、ランプ 3.4トン、
医療用計測器 1.9トン、ボタン電池約1 トン、
工業用計測器 約0.8 トン、などとなっています。
このほか薬品製造に 1.2 トン程度の水銀が使用
されています。

 水銀添加製品の年間輸入量に含まれる水銀量は
1.4トン程度、年間輸出量に含まれる水銀量は
2.9トン程度と見積もられています。
 
 ボタン電池、蛍光ランプ、電気スイッチ、工業用や
医療用計測器、マーキュロクロム(いわゆる赤チン)
ランプの輸出入(製造)については現在規制がありま
せんが、製造・販売業者が自主対応しているようです。

んで元にもどると、医療用計測器、アタイたちの身近に
あるのが体温計や血圧計。
 電子式ではなくって、昔のものは水銀でしたものね。
手で振って、水銀を 留点(水銀が溜まっている根元部分)
に下げてから、体温を計りましたよね。

 自宅にある体温計なんて、そんなに水銀は多くないから、
そのまま捨てちゃえ。って思ってはいけません!
 昨年、旭川市でおこなわれた実験回収では、5.2kgの
水銀が回収されていますよ。
 つまり、全国で同じように回収すれば、トン単位で回収
できますよね。

 住んでいる地域で回収が行われたときには、我が家も
協力しますよ。
 でも水銀を使用した製品が自宅にあるかなぁ?
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