たまおのページ

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こんどはこんなきかい

2021年02月09日 | Weblog
 2月 9日

 こんどはこんな測定器が品薄。

 それは「パルスオキシメーター」(英語発音に近い表記をすると ぱぁるぉす
あくしみーたー)
 どっかのTV番組で「これは必要」「自宅でできる健康チェック」みたいな
ことをやったんでしょうか?(アタイは製品が品薄になっていることを知らな
かった)

 で、チョイと調べてみました。
 そしたらこの測定器の形は知っていましたよ(目的はしらんかったけど)。
映画やTV番組などで、患者が指先にクリップみたいなものをくっつけている
のを見たことがあります。あれがこの測定器でした。

 では何を測っているのか?
 それは「動脈血酸素飽和度」(SpO2)それに脈拍数です。
 動脈(血液)に含まれる酸素(O2)の飽和度(Saturation:サチュレーション)
を測っていて、その値をSpO2(エスピーオーツー)と呼びます。
 パルス(脈拍)+オキシジン(酸素)を測る計測器(メーター)ということ
だね。

 「動脈血酸素飽和度」簡単にいうと、血液中の酸素の量ですよね。血液中の
酸素の殆どはヘモグロビンが運んでいます。運べる最大値を100%として、
実際にはどのくらいの量を運んでいるのか? その比率をSpO2の値(%)で
表しています。


 んで、なんでこの測定器が品薄(品切れ)になっているのか?
 たぶんコロナ関係なんでしょうねぇ?
 しかぁし、パルスオキシメータの数値によって、新型コロナウイルスの
感染判断はできません。(この数値が低いときには心臓疾患だったり、肺の
病気だったりする可能性のほうが高いと思うなぁ?)
 パルスオキシメータは感染予防には使えません。

 自分や家族がコロナに罹ってしまい、自宅療養になって、病状や重症度の
判断するときには有効ですし、呼吸不全を起こす可能性のある人の日常管理
には必要です。(睡眠時無呼吸症候群の簡易診断にも使えます)

 よくあるタイプは、赤色の光を出す測定器を指先に着けて、爪と皮膚を通し
てSpO2を測定します。(同時に脈拍数を測定します)
 SpO2は肺や心臓の病気で酸素を体内に取り込む力が落ちてくると下がりま
す。運動をしたり体力を使う仕事をすると数値が下がります。(変動)

 一般的には96~99%が標準値となっていて、90%以下になった場合には
注意です。もし使用するなら、血圧を測るときと同じように、毎日同じ時間帯
に測定して、普段の数値(平均)を知っておくといいかもしれません。

 測定の誤差を与える要因がいくつかあって、測定器の発光部と受光部がズレ
ている場合や、指先の冷えなどで測定部に血流が十分にない場合、それに爪に
マニキュアなどを塗っていて、光の透過が邪魔される場合などは正しく測定
れないことがあります。

 SpO2は一定時間、または一定の脈拍毎に得られた値を平均して表示するの
で、装着直後ではなく、脈拍が安定する20~30秒後に数値を読んだほうがいい
ようです。(一度測って低くても、慌てないでもう1回測定してみましょ)
 指が冷たいとき(寒い場所とか水仕事の直後とか)には正しい数値が出ない
ことがあります。指を擦って温めたり、別の指で測定し直したりしましょ。 

 結論。それなりに健康な人には必要が無い測定器ですね。(^^)/
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