４月 ６日
たい焼き風最中。
この日のボランティア、まずはPR写真の撮影。どこで使う写真なのか知り
ませんが、フードバンクの活動をプロのカメラマンが撮影したんです。
んで、アタイたちがどのように作業したり、利用者さんに食料を渡したり
しているのかを写していきました。
「どんな食品を渡しているのか、どのくらい渡しているのかを撮影します」
と、制作会社の担当者（ディレクター）。
「ボランティアの中で写真に写りたくない人は隣に逃げておいてください」
と、フードバンクのスタッフ。
で、アタイとヨネちゃんが隣の部屋へ。「私、苦手なんですよ写真を撮られ
たり公表されるのが」と、ヨネちゃん。
「そういう人がいるよね。ボランティアが何人もいるんだから１人ぐらいは
写らなくても問題ないよ」と、アタイ。
「たまおさんはどうして写らないんですか？」
「アタイは利用者さんだから」
「えっ、ボランティアですよね？」
「撮影のとき、本当の利用者さんを使うわけにいかないから、アタイが
利用者さんの役をやるんだよ」
「そうなんですね。それじゃボランティアで写っているのはオカシイです
ものね」
「んだ」
「たまおさぁん。出番ですよぉ」と、スタッフさん。
「まずは食料品を受け取るところを撮影します」と、カメラマン。
「たまおさん。相手役は誰がいい？」と、スタッフさん。
「マダム」
「やっぱりね。そうだと思った」と、スタッフさん。(笑)
まずはマダムから食品が入った段ボール箱を受け取るシーンの撮影。
「たまおさん。受け取る手の位置を決めてください」と、カメラマン。
「ここです」
「ダメ、わざと私の手に触らないで」と、マダム。
「しょーがないよ。そういう手の位置になるんだから」(笑)
次は食品を選んで籠に入れるシーン。全体と手元を撮影して１時間ほどで
終了。
撮影後、ボランティア仲間やフードバンクの職員さんなどから「たまおさん
利用者さん役が上手ねぇ。衣装もそれらしい服を着てるし」って、褒められ
ましたよ。（こういうことで褒められてもねぇ）
んで、この日は撮影のために食料配布開始時間を遅くしたので、その分
お昼休みが長くなりました。
「いつもより早いけれど、ご飯を食べてきてください」と、スタッフさん。
ということで、６人で中華屋さんへ。そこでアタイはえっちゃんと２人の
席でした。
「ねぇ。あの人と話をしたことがある？」と、えっちゃんが向こうの席に
座ったボランティア仲間の１人を目線で示しました。
「アタイはないよ。挨拶したぐらいだね」
「違う曜日ではボランティアしているんだそうだけど、私たちと同じ日に
来るようになったのは最近よね。午前中に短い時間だったけど一緒に作業した
ときに話をしたの」
「それで？」
「なんだか少し話すことがオカシイのよ。クリスチャンだと言いながら
伊勢神宮で祈祷というかお祓いをしてもらってからの帰りに、食事した店で
ご飯を食べたんだけど、お神酒を鍋の中に入れて味を調えた。みたいな
ことを言ってるのよ」
「クリスチャンだからといって、伊勢神宮を参拝してもおかしくは無いかも
しれないけれど、さすがに祈祷はしてもらわないよね」
「私、なんだかおかしくなりそうで、途中で逃げちゃった」
というところで明日へつづく。(^^)/
