島原鉄道の南線が、昨日で廃線になった。
まだ充分な土木用の機械も無かったような頃に、地域発展のための交通機関として、先人方が造り上げた、文化遺産とも言えるような鉄道を、廃線にする事を選択した、島原鉄道株式会社とそれを容認した島原市議会議員ならびに南島原市議会議員の方々に、「どうして?」と尋ねたい。
廃線にしなくとも、地域住民の方々から提出されていた「法定協議会設置の請願」を肯定しておれば、休止ということにして、何等かの方策が模索できたはずなのに。
地域住民の代表としての議員が、地域の衰退を助長するような意思表示をするのは、私は理解できない。
島原鉄道株式会社が、経営上の理由で廃線を決定したとしても、その地域住民の代表としての議会議員は、その会社に頭を下げてお願いしてでも、その鉄道路線の存続のための努力をするのが筋だと私は思う。
島原市議会が、住民の方々からの「請願」を採択しなかったことは、ある程度理解できないでもない。
要するに自分たちの市にはほとんど影響が無いからだ。
島原市内の島原鉄道は、ほとんどそのまま残ることになる。
よそが困ろうと、自分たちには関係ないという事なのかもしれない。
しかし、南島原市議会において、地域住民の方々から出されていた「請願」を不採択とした事は、どのように考えても理解できない。
島原半島の奥の方に位置している地理的条件であるから、交通機関は色々と選択できる方が良いはずだ。
自動車を運転できる若い人たちにとっては、鉄道路線はあまり必要ではないかもしれないが、高校生やお年寄り、あるいは外部からの観光客にとっては、鉄道の存在意義は大きいと思う。
私は賛成ではないが、仮に長崎新幹線が諫早まで来たとしても、諫早から南島原市までの鉄道での移動はできない。
時代の流れと言ってしまえばそれまでだが、鉄道路線をなくした地域の将来像には、あまり明るい物は望めないような気がする。
30数年前に、島原鉄道を利用して、愛野から本諫早まで通学していた者としては、その鉄道の一部が廃線になった事は、残念でならない。
一番腑に落ちないのは、4万数千人分の地域住民の方々の署名が、住民の代表である議会議員から否定された事だ。
何のための住民の代表だろうか。
豊田かずき
まだ充分な土木用の機械も無かったような頃に、地域発展のための交通機関として、先人方が造り上げた、文化遺産とも言えるような鉄道を、廃線にする事を選択した、島原鉄道株式会社とそれを容認した島原市議会議員ならびに南島原市議会議員の方々に、「どうして?」と尋ねたい。
廃線にしなくとも、地域住民の方々から提出されていた「法定協議会設置の請願」を肯定しておれば、休止ということにして、何等かの方策が模索できたはずなのに。
地域住民の代表としての議員が、地域の衰退を助長するような意思表示をするのは、私は理解できない。
島原鉄道株式会社が、経営上の理由で廃線を決定したとしても、その地域住民の代表としての議会議員は、その会社に頭を下げてお願いしてでも、その鉄道路線の存続のための努力をするのが筋だと私は思う。
島原市議会が、住民の方々からの「請願」を採択しなかったことは、ある程度理解できないでもない。
要するに自分たちの市にはほとんど影響が無いからだ。
島原市内の島原鉄道は、ほとんどそのまま残ることになる。
よそが困ろうと、自分たちには関係ないという事なのかもしれない。
しかし、南島原市議会において、地域住民の方々から出されていた「請願」を不採択とした事は、どのように考えても理解できない。
島原半島の奥の方に位置している地理的条件であるから、交通機関は色々と選択できる方が良いはずだ。
自動車を運転できる若い人たちにとっては、鉄道路線はあまり必要ではないかもしれないが、高校生やお年寄り、あるいは外部からの観光客にとっては、鉄道の存在意義は大きいと思う。
私は賛成ではないが、仮に長崎新幹線が諫早まで来たとしても、諫早から南島原市までの鉄道での移動はできない。
時代の流れと言ってしまえばそれまでだが、鉄道路線をなくした地域の将来像には、あまり明るい物は望めないような気がする。
30数年前に、島原鉄道を利用して、愛野から本諫早まで通学していた者としては、その鉄道の一部が廃線になった事は、残念でならない。
一番腑に落ちないのは、4万数千人分の地域住民の方々の署名が、住民の代表である議会議員から否定された事だ。
何のための住民の代表だろうか。
豊田かずき