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日々雑感「点ノ記」

備忘録(心の軌跡)

釣り日和

2009年05月18日 | インポート
昨日は、明け方から午前中にかけて、かなり強い雨が降った。

このような日は、絶好のヤマメ釣り日和になる。

雨で川の水が増水し、警戒心の強いヤマメの採餌活動が活発になり、釣りやすい環境となる。

ということで、昨日の午後は今シーズン4回目のヤマメ釣りに出掛けた。

今シーズン4回目というより、5月になってから4回目という方が正しい。

諫早市高来町の境川におけるヤマメ釣りの解禁は3月1日になっているが、4月いっぱいは仕事が忙しく、土日返上で作業場に缶詰の日々を送っており、ヤマメ釣りどころではなかった。

作業が完了してからのヤマメ釣りに行ける日を思い描きながら、ただひたすらに航空写真測量による三次元データの取得作業に専念していた。

4月いっぱいでやっとその作業が完了し、5月からは待望のヤマメ釣りに使える時間ができてきた。

連休期間中に3回、そしてきのうと、4回目のヤマメ釣りだった。

通常の外での遊びは、晴天の日が良いと相場が決まっているが、ことヤマメ釣りに関しては、大雨の直後か、小雨模様あるいは曇天の日の方が釣果が安定している。

大雨の直後で川の水が増水して、小雨模様か曇天であれば理想的である。

ただし、雨に濡れた石の上を歩く時には滑りやすいので、細心の注意が必要となる。

ヤマメは、地方によってはその呼び名を「アメノウオ」と呼ぶところもあるぐらいに、雨が降ると湧くように動き回る性質を持った渓流魚らしい。

だから私は、雨降りの日に雨合羽を着てヤマメ釣りをする事が多い。

雨合羽を着てまでヤマメ釣りをしている趣味人はめったにいない。

だから、雨の日のヤマメ釣りのフィールドは自分だけの貸しきり状態となり、結果として良い釣果がついてくる。

高来町の境川では、協力金という名目の入漁料を徴収して、そのお金でヤマメの稚魚の放流事業を行なっているが、稚魚の放流はしなくとも、天然のヤマメが産卵している事を、釣りを通して確認する事が出来る。

体長3cmにも満たないような新子が、自分の体調より長いミミズに食いついて釣針にかかることもある。

そのような時は、大きくなってからまた会おうといって川に離すことにしている。

これから梅雨時にかけて、羽化した水生昆虫などを捕食して、ヤマメは肥大化していく。

我が家の夕餉の食卓に、ヤマメのから揚げや塩焼きがのる事が多くなる季節が近付いている。


豊田かずき