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日々雑感「点ノ記」

備忘録(心の軌跡)

自民党国会議員公設秘書の大量失業

2009年09月03日 | インポート
自民党の国会議員の公設秘書の職に就いている人たちの大量失業が懸念されているという。

要するに自民党の国会議員が、今回の衆議院議員選挙で大敗した事によって、それまでひとりの国会議員に対して3人まで認められていて、その人件費が公費から支出されていた特別職公務員としての国会議員公設秘書の人たちが、大量に失業しそうな状況だという。

以前の小泉チルドレンが大量に国会議員に当選した時に、自民党は、他党の国会議員の公設秘書をしていて,親方が落選した事によって失業する事になった公設秘書が、自民党の国会議員の公設秘書になる事を排除したのだそうだ。

今回、民主党が、以前の自民党がやったことと同じような事をしようとしているという事で、「意趣返し」かという表現をしている新聞記事があった。

全く違うと思う。

元々主義主張の違う人の右腕や左腕として働いていた人が、いきなり主義主張の違う親方の下で働けると考える事に無理がある。

国会議員の公設秘書として、特別職公務員として働いていた粒ぞろいの優秀な頭脳集団の人たちであろうから、国家が運営している公的機関「ハローワーク」で求職活動をすれば、たちどころに高給でそれらの人たちの能力に見合った職業が見つかることであろう。

是非とも、早速、最寄りのハローワークを訪れて見られては如何だろうか。

私たち庶民の就職事情を、身を持って体験されることだろう。

そしてそのような実態を国会議員の先生方に教えてあげたらいい。

自民党が反省して出直そうというのであれば、そのようなことから学習する事が賢明だと私は思う。

口先だけの反省の弁には、庶民はもう騙されない。

自分を偉い存在なのだと勘違いしている自民党や公明党の国会議員の人たちが、軒並み落選したように思われる。

庶民の目線だなんて口先ばかりで、私たち庶民の年収分以上を月給として支給されるような人たちの金銭感覚で、それでもなお政治にはお金がかかるからと言って、政党助成金まで税金から出させるようにした政治家先生たちに、庶民のための政策なんか立案できるはずが無い。

民主党政権に期待するしかないが、「労働貴族」なる人たちを含む人たちが支持母体では、果たして公務員改革が実行できるものかどうか。

それが出来なければ、次はまた庶民の一票の積み重ねで、野党に逆戻りさせればよいだけの話ではあるが。

あるいは、国会議員の公設秘書経験者の天下り先も、あらかじめ公設秘書の人たちの狡猾な頭脳によって用意されていたりするのかも。

いずれにしても、失業するという事の不安を、身をもって体験されるという事も、政治家を目指す人にとっては、次のステップへ繋がる薬にはなると思うのだが。

庶民の生活実態をきちんと把握した上での政治活動であれば、多くの支持を得られると思うのだが。


世襲や、政党の全面バックアップで選挙を戦って当選した人たちには、多くを望むことが無理だとは分かっているのだが、庶民の目線に時々は戻って政治をして頂きたい。

そのために一票を投じたのだから。