日々雑感「点ノ記」

備忘録(心の軌跡)

ほっと一息

2009年09月24日 | インポート
平日の夜の時間と、世間ではシルバーウイークと称している休日の間に終わらせなければならない仕事が、昨晩の11時過ぎにやっと終わった。

本日の晩からは気兼ねなくぐっすりと眠る事が出来るだろう。

しかし、年をとったせいか、朝早くに目が覚めてしまうようになってしまっている。

早朝に玄関の鍵を開けて外に出ると、小屋で飼っているメス猫の「もえちゃん」が甘い鳴き声で近付いてくる。

そして私の目の前でゴロンと寝転ぶ。

首筋を2回ほど撫でてやると、安心したように周りをうろつく。

家の小屋に住みついてから、もう10年ほどたつので、猫としてはかなりの年なのだろうが、いまだに時々スズメを捕えたりネズミを捕えたりしている。

少し以前までは「もえちゃん」とその子猫3匹の合計4匹が小屋で暮らしていたが、その子猫たち3匹は、いつの間にか家に寄り付かなくなった。

息子たちが家で暮らしていた頃に、「かい」「もめん」「もみじ」と命名していたのだが、次々と姿をあらわさなくなった。

旅に出て独立したのか、誰かに連れて行かれたのか、はたまたどこかで事故にでもあって死んでしまっているのかは分からない。

「もえちゃん」だけはずっと家を離れることは無く、適度に甘えてくれて、散歩に出るとかなりの所まで一緒についてきてくれる。

犬と一緒に散歩という光景はよく目にするが、放し飼いの猫が単独で歩いて散歩に付き合ってくれるのはめずらしいのではなかろうか。

ツシマヤマネコのような模様からして、ツシマヤマネコの血統をひいているのではなかろうかと思うがどうだろう。

干からびたヤモリの死骸を食べていたこともある。

トカゲを捕まえて遊んでいることもある。

これから先は寒い季節になっていくが、元気で適度に甘えて欲しい。

ほっと一息つけた時に「もえちゃん」のことを思った初秋の夜中。


豊田かずき