日々雑感「点ノ記」

備忘録(心の軌跡)

五輪にかこつけて、役所内でのポスト増やし

2009年10月25日 | インポート
広島市と長崎市にオリンピックを誘致しようと、「寝ぼけたこと」を主張している役所の人たち。

そのような旗を掲げたことで、そのための準備室のごとき職務の場所が役所の内部に作られる事になる。

そのような部署には室長やその部下数人が配置される事になるだろう。

さらに民間からの有識者と称して、相応のポストを経験して、現在は退職しているような人や、そのうち退職しそうな人を、顧問とか理事とかという何かの役職につけて税金の無駄使い組織を作る算段だろう。

オリンピックを誘致できようが誘致できまいが、少なくともその結果が出るまではそのような組織は税金を堂々と湯水の如く使う事が出来る。

何十年にもわたって、本体の着工はせずに周辺環境整備の名の下に、莫大な公費を投入し続けているダム工事と思想的には根底で共通している。

情報収集のためと称して、公費による海外視察という大義名分の海外旅行や国内の経験地視察など、またアピールのための資料作成費などと称して、法外な額の公金を有力者が天下っているような特定の民間組織に流したりするのだろう。

理事などの役職に就いた人たちには、公費から高額な報酬が支払われ続ける事になろう。

何のことはない。

役所内部におけるポスト増やしにほかならない。

言い方を変えれば、役所内の天下り先のような部署を増設する事にほかならない。

名古屋市・福岡市・東京都でもだめだった事が、広島市や長崎市で出来るわけがない。

というより、長崎市のどこでオリンピックが開催できるのか、場所も施設もないし、アクセスも不便なのに。

冗談は職員の高額な給料だけにしておいて欲しい。

長崎新幹線と同じで、地元の大半の住民は望んでもいない事が、一部の利権汁吸引組織の人たちの思惑で進められようとしている。

政権が交代させられたことの意味を思慮する事のできない人たちが、行政組織の中には多くいるように思えてしまう。

目を覚まして欲しい。


豊田かずき