日々雑感「点ノ記」

備忘録(心の軌跡)

メイドインジャパン

2013年02月16日 | インポート
「メイドインジャパン」というNHKのテレビドラマの最終回の再放送を見た。

毎週土曜日の午後9時から3回完結で放送されたドラマで、1回目と2回目は見る事が出来たが、最終回の先週の土曜日の放送分は、楽しい飲み会のために見る事はできなかった。

飲み会に出かける前に、妻にビデオに録画しといてと頼んだら、家のビデオは今のテレビには対応していないという。

仕方ないのであきらめていたが、3分の2まで見ていて、残りの一番良いところを見る事が出来なかったので、もやもやとしたものが残っていた。

午前中と午後一番の用事を済ませて、午後3時ごろからは魚釣りに行く予定にしていた。

ちょっと小休止をしてから魚釣りに出かけようと思い、テレビをつけて新聞のテレビ番組欄を見たら、午後4時からNHKで、「メイドインジャパン」の最終回の再放送と表示されていた。

当然の事ながら魚釣りは中止して、そのテレビドラマを見る事にした。

午後4時までには少し時間があったので、横になってテレビを見ていたら、不覚にも眠ってしまっていた。

いつもと同じパターンで、食事のあとに横になってテレビを見ていると、30分もしないうちに眠ってしまっている。

だから、1時間もののテレビ番組をまともに全部見るということは、最近ではめったになかったが、「メイドインジャパン」というドラマだけは2回とも全部起きて見ていた。

ふと目が覚めて腕時計を見ると、4時10分を指していた。

しまったと思って起き上がり、NHKにチャンネルを合わせる。

当然の事ながら、既に「メイドインジャパン」は始まっていた。

技術立国として、ものづくりで実績を上げて、日本で最大の企業になった会社が倒産の危機に遭い、その倒産を回避させるために召集された、個性的過ぎる各部門のスペシャリストたちのチームの顛末を描いたドラマで、中国企業とのかかわりを興味深くおり込んである。

役者の発するせりふや表情、しぐさなど、いたるところに涙腺の緩むような場面がちりばめられていて、59歳の変なおじさんの目からも久し振りに感動のしずくが落ちた。



豊田一喜