昨晩は「にんしん会」の飲み会で佐世保泊り。
朝の7時過ぎに、冷蔵庫で作っておいたペットボトルの氷を持って佐世保市を出発した。
一時間ほど走った東彼杵町の釣具屋さんで釣り餌を購入して、東彼杵町役場の近くの船着場の突堤で魚釣りをしてみる。
最初はサビキ仕掛けのオモリカゴにアミを詰め込んで海中に投入してみた。
小魚たちが湧くように寄って来るが、サビキ仕掛けの擬餌針には近寄って来ても「フン」といったそぶりで食いついてはくれない。
なので、諫早市飯盛町の結の浜で修得した小魚釣りの手法を用いてみた。
まず、一つまみのアミを海面に投げ入れ、その投げ入れたアミが拡散する場所の真ん中辺りに、ハリス0.4号の渓流仕掛けの針に、2cmほどに切った青いソメを付けて、湧いてきている小魚たちの遊泳層付近に投入して待つ。
すると群集心理的にアミを食い漁っている魚群の中の1匹が、競争原理に基づき、自分も負けじとあわてて青いソメの餌に食いつく。
かくして、強い引きを楽しませてくれるバリ(アイゴ)を1匹釣り上げる事ができる。
今回の東彼杵町の海岸では、撒き餌に群がって湧いてきたのは、クロの子ではなくバリ(アイゴ)の子だった。
同じ動作を繰り返しながら、1回に付き1匹のバリの子が釣れてくれて、ペットボトルで作っておいた氷を入れた、小さなクーラーボックスの中で数を増やしていく。
バリ(アイゴ)は、そのヒレに毒をもっている。
詳しい説明は以下に。(ウィキぺディアから引用)
成魚は全長30cmほどで、体は木の葉のように左右に平たい。体色は緑褐色の地に褐色の横縞が数本あり全身に白っぽい斑
点があるが、この斑点は環境や刺激によって素早く変化する。口は小さいが唇は厚い。皮膚は比較的厚く丈夫である。
背鰭・腹鰭・臀鰭の棘条は太く鋭く発達していて、それぞれに毒腺を備える。この棘に刺されると毒が注入され、数時間-数週間
ほど痛む。刺された場合は40-60℃ほどの湯に患部を入れると、毒素のタンパク質が不活性化し痛みが軽減できる。冬場は肌
寒いこともあり痛みが和らぎにくい。アイゴが死んでも棘の毒は消えないので、漁獲したら刺されないようはさみなどでとげを切
断しておくのが望ましい。
分布[編集]本州・朝鮮半島南部から琉球列島、オーストラリア北部まで、西太平洋の熱帯・温帯海域に広く分布する。 沖縄の
ものは従来シモフリアイゴと呼ばれ、学名S. canaliculatusが与えられ別種扱いされていた。
生態[編集]海藻の多い岩礁やサンゴ礁に生息するが、汽水域にもよく進入する。食性は特に海藻を好んで食べるが、甲殻類や
多毛類なども捕食する雑食性である。この植食性の強さから、水族館ではしばしば餌としてコマツナ等の葉菜類を与える。漁法
としてもサツマイモを餌にした籠漁(沖縄)や、酒かすや味噌などを練り餌にした釣りが存在する。西日本では沿岸の藻場が消
失する磯焼けの原因として、アイゴによる食害を指摘する説もある。
産卵期は7-8月で、付着性卵を産む。1-2日のうちに全長2.1-2.6mmの稚魚が孵化する。稚魚はプランクトンを捕食しながら浮
遊生活を送るが全長3cm程度まで成長すると沿岸域に大群で集まり、海藻を食べるようになる。夏から秋にかけては、港など
で餌を漁る全長数-10cm程度の若魚の群れが見られることもある。
日本の地方名[編集]イタイタ(富山)、ヨソバリ(小笠原)、シャク(静岡)、バリ(西日本各地)、アイ(関西・三重)、シブカミ(アイゴ
の老生魚・和歌山)、アイノウオ(島根)、モアイ(広島)、モクライ、アイバチ(山口)、イバリ(福岡)、ヤー、ヤーノイオ(長崎・天
草)、ウミアイ(熊本・宮崎)、エイガー、アーエー、シラエー(沖縄)など、日本各地に様々な地方名がある。
イタイタ、アイバチ、ヤーノイオなどは毒の棘をもつことに因んだ呼称である。また身の磯臭さを「小便くさい」と捉えた事に由来
するのが「バリ」や「エエバリ」などの系統の方言呼称で、小便の別称「ばり」「いばり」に由来する。和歌山の「シブカミ」は老生
魚の皮膚の質感が渋紙(柿渋を塗った丈夫な紙)に似ることに由来する。
利用
スクガラス豆腐
泥?魚漁獲[編集]定置網、地引き網、釣りなどの沿岸漁業で漁獲される。四国・九州・沖縄などでは市場にも流通する。
食材[編集]毒の棘をもつうえに肉が磯臭いので人や地域により嫌われるが、徳島県や和歌山県などでは美味な魚として珍重す
る。「アイゴの皿ねぶり」(盛り付けた皿を舐めるほど美味い)という言葉もある。
磯臭さを除けば肉質は悪くない。歯ごたえのある白身で刺身・洗い、塩焼き、煮付けなどで食べられる。磯臭さは内臓から身に
移るので新鮮なうちに内臓を傷つけずに処理し、ショウガや柚子胡椒でくさみを消すとよい。皮を引かずにさくにとり、カツオのた
たき(土佐作り)のように表面を焼いて刺身にすると厚い皮も味わえる。
沖縄料理の「スクガラス」はシモフリアイゴや近縁種のアミアイゴ S. spinusを主としたアイゴ類の稚魚(スク、シュク)を塩辛に
したもので、豆腐に乗せるなどして食べる。また、塩辛だけでなく酢締めや唐揚げにもされる。成魚はもっぱら塩味で煮付けた
マース煮で食される。
香港では岸釣りの定番の魚として捕られ、泥?(広東語:ナイマーン)と称してスープの具などにされる。大衆食堂などでも生き
たまま流通しており従来は非常に安価であったが、近年は海洋汚染による影響か取れにくくなり値も上がっている。
以上、ウィキぺディアより引用。
バリ(アイゴ)は、そのヒレに毒をもっているということは知っているので、釣り上げたらすぐに、タオルでヒレに触らないようにしてつかみ、ハサミでヒレを切り落とすようにしているが、うかつにも2回ほどヒレの棘に触れてしまった。
直後から指先に鈍痛が走る。
口で棘から注入された毒を吸い出してみたり、潮水で洗ってみたりしたが、傷みはすぐには治まらなかった。
1時間ほどしたら痛みは弱くなってはきた。
ウィキぺディアによれば、60℃ぐらいのお湯につければ良いと説明してあるが、釣り場にお湯など持って来てはいない。
次から魚釣りに来る時には、保温機能がある水筒に熱いお茶を入れて持ち歩くようにしようと思う。
バリのヒレ毒に触れて痛かったというのはあったが、11月だというのに穏やかで暖かい、のんびりとした貸切状態での魚釣りだった。
たくさんの数のバリの小魚の南蛮浸けが、夕餉の一品になった。
豊田一喜
朝の7時過ぎに、冷蔵庫で作っておいたペットボトルの氷を持って佐世保市を出発した。
一時間ほど走った東彼杵町の釣具屋さんで釣り餌を購入して、東彼杵町役場の近くの船着場の突堤で魚釣りをしてみる。
最初はサビキ仕掛けのオモリカゴにアミを詰め込んで海中に投入してみた。
小魚たちが湧くように寄って来るが、サビキ仕掛けの擬餌針には近寄って来ても「フン」といったそぶりで食いついてはくれない。
なので、諫早市飯盛町の結の浜で修得した小魚釣りの手法を用いてみた。
まず、一つまみのアミを海面に投げ入れ、その投げ入れたアミが拡散する場所の真ん中辺りに、ハリス0.4号の渓流仕掛けの針に、2cmほどに切った青いソメを付けて、湧いてきている小魚たちの遊泳層付近に投入して待つ。
すると群集心理的にアミを食い漁っている魚群の中の1匹が、競争原理に基づき、自分も負けじとあわてて青いソメの餌に食いつく。
かくして、強い引きを楽しませてくれるバリ(アイゴ)を1匹釣り上げる事ができる。
今回の東彼杵町の海岸では、撒き餌に群がって湧いてきたのは、クロの子ではなくバリ(アイゴ)の子だった。
同じ動作を繰り返しながら、1回に付き1匹のバリの子が釣れてくれて、ペットボトルで作っておいた氷を入れた、小さなクーラーボックスの中で数を増やしていく。
バリ(アイゴ)は、そのヒレに毒をもっている。
詳しい説明は以下に。(ウィキぺディアから引用)
成魚は全長30cmほどで、体は木の葉のように左右に平たい。体色は緑褐色の地に褐色の横縞が数本あり全身に白っぽい斑
点があるが、この斑点は環境や刺激によって素早く変化する。口は小さいが唇は厚い。皮膚は比較的厚く丈夫である。
背鰭・腹鰭・臀鰭の棘条は太く鋭く発達していて、それぞれに毒腺を備える。この棘に刺されると毒が注入され、数時間-数週間
ほど痛む。刺された場合は40-60℃ほどの湯に患部を入れると、毒素のタンパク質が不活性化し痛みが軽減できる。冬場は肌
寒いこともあり痛みが和らぎにくい。アイゴが死んでも棘の毒は消えないので、漁獲したら刺されないようはさみなどでとげを切
断しておくのが望ましい。
分布[編集]本州・朝鮮半島南部から琉球列島、オーストラリア北部まで、西太平洋の熱帯・温帯海域に広く分布する。 沖縄の
ものは従来シモフリアイゴと呼ばれ、学名S. canaliculatusが与えられ別種扱いされていた。
生態[編集]海藻の多い岩礁やサンゴ礁に生息するが、汽水域にもよく進入する。食性は特に海藻を好んで食べるが、甲殻類や
多毛類なども捕食する雑食性である。この植食性の強さから、水族館ではしばしば餌としてコマツナ等の葉菜類を与える。漁法
としてもサツマイモを餌にした籠漁(沖縄)や、酒かすや味噌などを練り餌にした釣りが存在する。西日本では沿岸の藻場が消
失する磯焼けの原因として、アイゴによる食害を指摘する説もある。
産卵期は7-8月で、付着性卵を産む。1-2日のうちに全長2.1-2.6mmの稚魚が孵化する。稚魚はプランクトンを捕食しながら浮
遊生活を送るが全長3cm程度まで成長すると沿岸域に大群で集まり、海藻を食べるようになる。夏から秋にかけては、港など
で餌を漁る全長数-10cm程度の若魚の群れが見られることもある。
日本の地方名[編集]イタイタ(富山)、ヨソバリ(小笠原)、シャク(静岡)、バリ(西日本各地)、アイ(関西・三重)、シブカミ(アイゴ
の老生魚・和歌山)、アイノウオ(島根)、モアイ(広島)、モクライ、アイバチ(山口)、イバリ(福岡)、ヤー、ヤーノイオ(長崎・天
草)、ウミアイ(熊本・宮崎)、エイガー、アーエー、シラエー(沖縄)など、日本各地に様々な地方名がある。
イタイタ、アイバチ、ヤーノイオなどは毒の棘をもつことに因んだ呼称である。また身の磯臭さを「小便くさい」と捉えた事に由来
するのが「バリ」や「エエバリ」などの系統の方言呼称で、小便の別称「ばり」「いばり」に由来する。和歌山の「シブカミ」は老生
魚の皮膚の質感が渋紙(柿渋を塗った丈夫な紙)に似ることに由来する。
利用
スクガラス豆腐
泥?魚漁獲[編集]定置網、地引き網、釣りなどの沿岸漁業で漁獲される。四国・九州・沖縄などでは市場にも流通する。
食材[編集]毒の棘をもつうえに肉が磯臭いので人や地域により嫌われるが、徳島県や和歌山県などでは美味な魚として珍重す
る。「アイゴの皿ねぶり」(盛り付けた皿を舐めるほど美味い)という言葉もある。
磯臭さを除けば肉質は悪くない。歯ごたえのある白身で刺身・洗い、塩焼き、煮付けなどで食べられる。磯臭さは内臓から身に
移るので新鮮なうちに内臓を傷つけずに処理し、ショウガや柚子胡椒でくさみを消すとよい。皮を引かずにさくにとり、カツオのた
たき(土佐作り)のように表面を焼いて刺身にすると厚い皮も味わえる。
沖縄料理の「スクガラス」はシモフリアイゴや近縁種のアミアイゴ S. spinusを主としたアイゴ類の稚魚(スク、シュク)を塩辛に
したもので、豆腐に乗せるなどして食べる。また、塩辛だけでなく酢締めや唐揚げにもされる。成魚はもっぱら塩味で煮付けた
マース煮で食される。
香港では岸釣りの定番の魚として捕られ、泥?(広東語:ナイマーン)と称してスープの具などにされる。大衆食堂などでも生き
たまま流通しており従来は非常に安価であったが、近年は海洋汚染による影響か取れにくくなり値も上がっている。
以上、ウィキぺディアより引用。
バリ(アイゴ)は、そのヒレに毒をもっているということは知っているので、釣り上げたらすぐに、タオルでヒレに触らないようにしてつかみ、ハサミでヒレを切り落とすようにしているが、うかつにも2回ほどヒレの棘に触れてしまった。
直後から指先に鈍痛が走る。
口で棘から注入された毒を吸い出してみたり、潮水で洗ってみたりしたが、傷みはすぐには治まらなかった。
1時間ほどしたら痛みは弱くなってはきた。
ウィキぺディアによれば、60℃ぐらいのお湯につければ良いと説明してあるが、釣り場にお湯など持って来てはいない。
次から魚釣りに来る時には、保温機能がある水筒に熱いお茶を入れて持ち歩くようにしようと思う。
バリのヒレ毒に触れて痛かったというのはあったが、11月だというのに穏やかで暖かい、のんびりとした貸切状態での魚釣りだった。
たくさんの数のバリの小魚の南蛮浸けが、夕餉の一品になった。
豊田一喜