誕生日の花、俳句など

毎日が日曜日の私が、その日、その日の出来事や、世間話のなかで、悲憤慷慨何でもあり、想いのままを、書き撲ています

ノコンキク

2015-11-06 05:28:40 | 日記

ノコンキク(キク科)花言葉は、指導。野山に自生している小菊の総称で、特に野菊という品種があるわけではないから、野菊は白だ、黄色だときめかねる。紺色のものに嫁菜、野紺菊、紫苑、ユウガキク、ハマノべキク、アレチノキクなどがあり、白いものには白嫁菜、シラヤマギク、ノジキク、リユウノウキク、ハマキク、コハマキク、などがあり、黄色いものにはアブラキク、ハマカンキク、シマカンキク、アワコガネキクなどがある。品種を詠みこむと音数をとられるので、野菊と詠んで、その色を想像させるようにうたうとよいであろう。「頂上や殊に野菊の吹かれをり 原 石鼎」「はればれとたとへば野菊の濃き如く 富安風生」「ぶつかつてくる風のあり野菊晴 大野林火」「送水管野菊を摘めば手にひびく 桂 樟嗘子」「野菊摘む古へ人のごとくにも 山田瑞枝」「咲き初めし野菊に溢れ水急ぐ 岩城のり子」「日溜まりのいくつも並ぶ野菊かな 正岡子規」「曇り來し昆布干し場の野菊かな 橋本多佳子」「夢みて老いて色塗れば野菊である 永田耕衣」「雨粒のときどき太き野菊かな 中村汀女」「野菊流れつつ生ひ立ちを考ふる 清水径子」「山頂に(父は傾く野菊かな 堀井春一郎」。(野紺ギく すずしくなりし夕かげり ケイスケ)