楓(カエデ科)花言葉は、遠慮。秋の半ばより木の葉が色ずくこと。「もみじ」の名は、赤く染めた絹地を意味する。紅絹に由来する。楓が代表てきである。「静かなる紅葉の中の松の色 越 人」「山くれて紅葉の朱をうばひけり 蕪 村」「かざす手のうら透き通るもみじかな 大 江 丸」「障子しめて四方の紅葉を感じをり 星野立子」「青空の押し移りゐる紅葉かな 松藤夏山」「全山のもみじ促す滝の音 山内遊山」「手に拾ふまで紅葉の美しき 和田順子」「全山の紅葉に対す一戸なり 長嶋靖子」「紅葉にあたらしき今空にあり 伊藤敬子」「御仏をふかく蔵して紅葉晴 今瀬剛一」「この樹登らば鬼女となるべし夕紅葉 三橋鷹女」「紅葉谿人ごゑ杭を打つごとく 宮沢寒々」「大津絵の鬼が手を拍っ紅葉山 桂信子」「乱調の鼓鳴り来よ紅葉山 木内玲子」「伊予晴れて海の匂ひの紅葉寺 井本濃一」「沙羅紅葉来世明るしとぞ思ふ 後藤比奈夫」「谷下りて水に手のひらうすもみぢ 細見綾子」「薄紅葉マリアの像を島うらに 飯島樹美子」「薄紅葉いま安達太良の山気かな 雨宮きぬよ」。東京近郊の高尾山は今まさに紅葉の最盛期で、海外の旅人まで多数観光に訪れて満員の状況のようだ。昔小生が登った頃より様子が変わり今や全山収入が大きく増加現象の様子。富士山の稼ぎを越えたようだ。今日東京も11℃夕方は雨で7℃まで下がる予想。いよいよ真冬の到来だ。(初雪の便りも近し小雪かな ケイスケ)