12月1日(木)☂
久しぶりに蓮田の「どんぐり」を訪ねた。新宿山吹高校で同僚だった森下さんが奥さんをはじめ地域の人々と共に運営するかるがも工房が出店して1年半になる。
川越だより「どんぐり開店」● http://blog.goo.ne.jp/keisukelap/e/1ce8c324e94fe77e2732b5d5b658b0f1
クリスマスリースを作る講習会が開かれており主婦たちの賑わいがあった。材料のほとんどは森下さんたちが農園をはじめあちこちで調達したものでマテバシイのどんぐりが可愛い。
蓮田市西新宿2-1-1 (電話)048-769-3272
新しくスタッフになったというなおこさんが注文をとってくれる。僕は「オムライス」、妻は日替わりランチ「タンドリーチキンとかぼちゃサラダ」。
以下は「食いしん坊」を自認する妻の食後の談話。
味噌汁がなんともいえない美味しさ。少し酸味があって味噌独特の臭いがある。これが日本の味噌だったんだなあ、味噌って発酵食品でしばしばヨーロッパのチーズに例えられる食品だということをしみじみ思い出した。この味噌は新しくスタッフに加わったかるがも工房のなおこさんのお母さんの手作りだという。来シーズンは今年より沢山味噌を仕込んでお店でも売れるようにしたいという耳寄りな話。新味噌ができたら必ず買いに行こう。そのとき食べるのはやっぱり「大豆辛味噌のサラダご飯」にしよう。
デザートに梨のジュレのコンポートというオシャレな一品をご馳走になった。バニラアイスクリームとブルーベリージャムが添えてあって僕にも美味しさがわかる。
これから老人会のカラオケ大会の世話にでかけるという森下さんから故郷・屋久島の「島いとこ」の話を聞いた。
血縁よりも強いかもしれない人と人の絆。森下さんもそんな風土のなかで育ち人と共に生きる生活を当たり前のこととする生き方を身に付けて来たのだろう。
定時制の教員のときからの障害を持つ人たちとの付き合いが「かるがも工房」という生涯の活動につながった。地域の区長や関東屋久島会の世話役もいとわず引き受けてその責めを果たして来られた。
日本を支えてきたのはこういう人たちなのだなあ。
友人の元気の秘密を少し知って羨ましいやら力強いやら‥。「一粒の麦‥」という言葉があった。「一粒のどんぐり」はこの地に落ちて多くの実を結んでいくに違いない。
<付けたし>「川越だより」の記事をみて「どんぐり」にくるようになったという方にお会いすることが出来た。嬉しいな。