1月30日、移民政策研究所で行われた「日本人妻等定住支援センター」の発足会合の様子がNHKとTBSで報道された。
日本人妻や北朝鮮残留邦人(残留孤児)の帰国したときに日本社会への定住を支援する。センター所長には李敬宰さんが就任した。
国際移住機関の協力も得られるとのことで関係者が出席した。
移民政策研究所の坂中代表は敗戦から67年が経つのに北朝鮮残留邦人の帰国に日本政府が何らの行動をも起こして来なかったことを強く批判した。敗戦直後北朝鮮に残留を余儀なくされた人がどのくらいいたのかさえ分かっていない。参加者は今年こそ、これらの課題を全面的に解決する強い決意を披瀝しあい、帰ってきた人々を迎え入れる体制整備を確認した。
出典 ●http://www3.nhk.or.jp/news/html/20/t10015651271000.html
北朝鮮日本人妻の早期帰国を
1月30日 23時31分

かつて在日韓国・朝鮮人の夫と共に北朝鮮に渡り、日本に帰れないままになっているいわゆる「日本人妻」の帰国問題を協議する会合が、世界的な移住問題を扱うIOM=国際移住機関も初めて参加して開かれ、支援団体などが早期の帰国に向け取り組みを強化していくことを確認しました。
昭和34年から25年間続いた北朝鮮への帰還事業では、在日韓国・朝鮮人の夫と共に日本人の妻たち1800人ほどが北朝鮮に渡りましたが、その多くが日本への帰国を認められず、苦しい生活を強いられていたと言われています。この問題について、北朝鮮から逃れてきた人たちを支援している団体が、29日、会合を開き、スイスを本部に世界的な移住問題に取り組むIOM=国際移住機関のメンバーも初めて参加しました。この中ではキム・ジョンイル総書記の死去によって北朝鮮国内の情勢が不透明になっているとして「日本人妻」の早期の帰国に向けて政府への働きかけを強めていくことを確認しました。また、帰国の実現に備えて支援環境を整備していくことを申し合わせました。支援団体の坂中英徳代表は「日本人妻はすでに70代から80代の高齢になっているうえ、北朝鮮の新しい体制でどう処遇されるのか、安否が気遣われる。一刻も早い帰国に向tけて政府に要望していきたい」と話 しています。
TBS●tp://news.tbs.co.jp/20120130/newseye/tbs_newseye4940069.html