2月17日(金)☼
日差しが暖かい一日。終日、ベッドで日光浴をしながらラジオの国会中継を聞いた。自民党の元防衛相(額賀・石破さん)の講話をありがたそうに拝聴する首相・外相・防衛相‥。この人たちは自民党青年部なのか。
小沢一郎裁判で検察・特捜部の組織的陰謀が暴き出され、「小沢有罪」の証拠の大半が却下された。
これでも大善裁判長が「有罪」判決を下すなら、日本の法廷には憲法も法律もなく、あるのは裁判官の恣意だけということになる。
元々が幽霊のように正体不明の検察審査会を利用したでっち上げ裁判である。小沢一郎を何としても犯罪者に仕立て上げ、首相就任を阻止することによって「政権交代」を貶めようとする守旧派(霞ヶ関・永田町・マスコミ)連合の政治的陰謀だ。
その目的は達成され、民主党内閣は自民党青年部内閣になった。霞が関の官僚たちの主権が完全に復活し消費増税・TPP・原発再開‥とやりたい放題の気配となっている。
小沢一郎嫌いの人々もこうした事の本質に目を向ける必要がある。
僕は小沢さんに頑張って欲しいと思う。「政権交代」に期待した人々の願いにほんのちょっぴりでも答えなければそれこそ日本は奈落の底に落ち込んでしまう。
霞が関の利権構造(特別会計・特殊法人・天下りなど)を解体し、主権を国民の手に取り戻す第一歩を力強く歩み始めて欲しい。とりあえずは「消費増税」にはっきりと叛旗を翻すことだ。
小沢一郎が決死の覚悟で立てばよしやるぞと付いてくる国民は必ずいる。野垂れ死にだけはしてはならない。
郷原信郎
@nobuogoha
小沢氏公判での証拠却下決定、注目すべきは、虚偽公文書作成の範囲と偽証の認定、特捜部の組織的な不当取調べの認定
本日の小沢氏の公判で、東京地裁大善文男裁判長は石川知裕衆議院議員ら元秘書3人の供述調書の多くについて証拠採用を却下した。元代表の関与を認めた石川氏の調書についても、任意性、特信性を否定して請求を却下した。
決定書全文を入手して読んだが、石川氏らの供述調書の請求を却下したという結論もさることながら、重要なことは、その理由の中で、取調検察官の田代検事の法廷証言の信用性についても踏み込んだ判断をしたことである。特に、田代検事が市民団体から虚偽公文書作成罪で告発されている石川氏の取調べ状況についての捜査報告書の問題に関して「記憶の混同が生じたとの説明はにわかに信用できない」と述べているのは、事実上、田代検事の偽証と虚偽公文書作成の犯意を認めたものと言え、東京地検の告発事件の捜査に決定的な影響を与えるものと思われる。
しかも、決定書では、その田代検事の後に石川氏の取調べを担当した吉田副部長も取調べで石川氏に圧力をかける行為を行っていたことを認め、田代検事の不当な取調べが、個人的なものではなく、組織的なものであったことまで認定している。
今回の証拠決定は、検察、とりわけ特捜検察にとって衝撃的なものであろう。
市民団体の告発事件は、最高検から東京地検刑事部に回付されたとのことだが、東京地検刑事部は、今回の東京地裁の決定を受けて、早急に、捜査に着手することになるだろう。