心の色を探して

自分探しの日々 つまづいたり、奮起したり。
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すっかり紅葉が終わっていました

2016年11月07日 | ほんのすこし
なんとなく慌てて、郊外の樹海ライン沿い「清風荘」近くまで行ってみました。
まだ紅葉を見ることができるかなぁなんて思ったからです。
でも、もう終わっていました。ほとんど。

途中、道路脇のここだけは数本かろうじて赤く色づいていました。









近くにいって見上げて写してみました。








空の青と赤。
ここだけ違うなあ。

後はかすれた黄色の世界。



でもこのかすれた黄色の世界がなんだか気に入りました。
休憩所に車を止め、少し歩いてみると『熊に注意』の看板があり、ギョッとしました。びびりなので徒歩で遠くまで行くのは止めました(笑)。

今年の紅葉は少し色がくすんでいる気がします。近くの土手もそうでしたし。
運転しながら民家の庭先にある樹の色がとても鮮やかな所もありましたが、そんな場所は稀で、寂しい紅葉だなと思って帰ってきました。

今年の秋はとても急ぎ足。
そういえば今日は立冬でした。こういう日に紅葉を探しに行こうなんて思うわたしはずいぶんのんびり屋だなと苦笑い。

立冬、気になった方はこちらを

黒と紺の昔

2016年11月07日 | ほんのすこし
赤って苦手でした。
なんだか自分には似合わなくて、人生で赤をまとうことなんてあり得ないだろうって思ってました。えぇ、若い頃は。
若い頃、学生の頃ぐらいは着ているものといえば、黒か紺。たまに違う色が入っていたときもありましたが、基本は黒でしたね。自分に似合う色は黒だって思い込んでいましたし、ショッピングに行くとあれこれ見ても結局手にするのは今まで購入していた黒のものでした。しかも昔ですからね、千円で三枚のものとかね。Tシャツだと白地に何か描いていることもありましたけど。
ジーンズにTシャツというのも定番でしたし。
若い頃のわたしで目に浮かぶのは靴。
一度だけすごくソールの高いサンダル系の靴を買ったことがあって、足の短い(笑)私はブーツカットデニムをよく履いていたのですが、そのサンダルを買ったあとデニムを買うときにサンダルを履いて裾が地面すれすれになるぐらいに切ってもらいました。自分でも思いがけないほど足が長く見えてちょっとびっくりしたことを覚えています。

でもね、慣れないことはするもんじゃないです。
当時寮生活でしたが、一年後輩でとっても可愛い子がいたんですよ。背も低くてね。
その彼女とふたり、高いサンダルを履いて上着はデニムのジャケット、下はブーツカットデニムを履いて歩いていると後ろ姿はまるでカップル? みたいで。わたしはさながら男性! 当時は長い髪の男性も沢山いましたから。

その日から数日後、その彼女が嬉しそうな顔で報告するんですよ。
先輩、あのあとわたしたちを見かけた彼がすぐに連絡よこして。(彼女は片思いだと思っていたみたいです)
付き合わないかって言われたんです。

へえ。
先輩のおかげです。
へっ?
なんか勘違いしたらしくて。男性と仲良く歩いているのをみて慌てて告白したみたいなんです。
・・・

なんかね。そりゃ嬉しいですよ。後輩に彼氏ができてしかも今でいうイケメン(体育会系じゃなくて)だしね。
でもさ、なんでわたしを見て勘違いするのよ。
その日は複雑な気分でしたよ。

で、たった一度履いたきりでそのサンダルはお払い箱。二度と日の目を見ることは無かったんだなあ。
ついでにいえば、同時に買ったデニム、ばっさりと裾を切りましたよ。えぇ、ばっさりとね。

そんな黒い生活、男に間違えられるような色に染まった時代。こんなドウダンのような赤なんて縁がないと思っていましたね。
それがどう?
今は、赤っていいわねぇ。
基本は落ち着いた焦げ茶とかだけど、赤にグレーの組み合わせとかもすごく気になるようになって、これから先の人生に燃えるような赤をまとうこともなきにしもあらず・・・ ってなるかもしれない。
年を取ったらピンクや赤の似合う人になりたいとこの頃はちょっと思うようになったのでした。