心の色を探して

自分探しの日々 つまづいたり、奮起したり。
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アディショナルタイム

2016年11月18日 | ほんのすこし
今回のドラマで不評だとされているのが『Chef~三つ星の給食~』ですが、わたしも初回を見て次からは録画を止めようと思ったのでした。
でも、三回目をリアルタイムで見てからまた予約録画をしてもいいなと思い始め、今は楽しんで見ています。なんたって美味しそうなんですもの。
それに今回の回は、内容も良かったと思っています。
オニオングラタンスープに込められたふたりの過去、それが交錯したときにわかる真実。
ずっと気になっていたのですよ。
なぜこの子はそんなにも敵対視した目で言葉で相対してきたのだろうって。

不覚にもそれが思い出のスープで蘇り、真実がわかる。

『Chef~三つ星の給食~』

詳しいことは番組サイトでね。

で、記事にしたのは、この回で主人公が言った言葉なんです。
「アディショナルタイムは、失われた時間じゃなくて、与えられた時間だ」って。

なんだかこの言葉を聞いた途端に、あーーー!!! ってココロの中で叫びたくなったんですよ。
人生をやり過ごしてきて、過去を振り返って、あぁすれば良かった、あのときあんなことしなければ良かった、とか戻って修正できるものならって何度も思ってきたけど、もしかしたらわたしの人生の後半はアディショナルタイムなんじゃないかって。
そう思ったら、これからの時間は与えられた時間であって、何も過去をどうこうしたいとか思わずにこれからが大事な時間なんだよって。

ドラマでも互いの過去の誤解が溶け、これからの関係が明るくなっていくような予感がしました。

きっと、今生きている今日からがわたしのアディショナルタイム。
手術後、生かされていると感じたあの頃の思いがまた蘇ってきました。
もしかしたらそのまま帰ってこなかったかもしれないわたしの人生。
それが今こうしてここにいる。
有り難いことだと感謝して生きると決めたのに、雑多な中で失われていった思い。
それを思い出させてくれたドラマの言葉でした。