![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2f/08/9958cef9eceadefd3449a7172d0eae4c.jpg?1593071923)
鎌倉時代からあるこの日本の伝統的刃物
なんですけどね。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2b/0e/776b5055f52ec1907e8e945df0c687bc.jpg?1593072563)
1300年代の鎌倉時代のタイムリーな絵図
を見ていると、片手で使ってるんですよ。
しかも、座して。
ヤリガンナを両手で使っているのは腰を
据えるために日本刀研磨師のように片膝
立てる「構え」を取っているのは判る。
それは日本刀研磨の時の鋩子のナルメの
ような保持の仕方で木を削っている。
700年前の削りカスの様子まで判る。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/51/20/17fdd3c2c1adca4ddca82d6af668976a.jpg?1593072583)
ですが、チョウナに関しては片手の人も
いれば両手の人もいる。
しかも、ヤリガンナのように木に当てて
バンバン削いでいる様子はない。
剥ぎカスは僅かだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2b/a6/2698efd14ab5868596d014121eae9425.jpg?1593072681)
やあ、これは一体、どうやって使っていた
のだろう、と。
もう少し全体が見える図では、やはり
片手で使っている。木に当てているので
使っているところだろう。
下の真ん中の人は右手を休めて左側の人
を指差して何か言っている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/08/f5/75e78acfea468ca7b9cddfd111f85828.jpg?1593073175)
うーむ。
謎。
私が知っている現代の専門大工さんの
匠たちは両手で縦に打っていたように
思えます。
鎌倉時代の絵図では縦ではなく、横方向
に向いて座して片手で皮を剥いでいるし。
こちらは江戸時代初期1600年代の絵図。
現代もこのようにやっているのでは、と。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/37/04/8c407c6693f526401d342740254d4e49.jpg?1593073357)
チョウナでハツられ、ヤリガンナで仕上げ
られた匠の技。
(熊本城)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5f/3b/4a890a8521ee77c41851ca70cabac7f6.jpg?1593073300)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5f/3b/4a890a8521ee77c41851ca70cabac7f6.jpg?1593073300)
家大工さんではなく宮大工さんなら知っ
てるのかな。鎌倉時代の片手座り技の謎
を。
チョウナには多くの漢字がありますが、
手斧と書いてもチョウナと読むんですよ
ね。
私は道産子カバ削りは斧を研ぎ上げて使う
ことにします。
これではないもっとちっちゃいの。
これはこれでとても気に入っている土佐打
なのですが、片手ハツリにはでかい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/25/05/12108444fb124eeff10bdadbbdf52919.jpg?1593073911)
見様見真似で北欧式の使い方で、キンキン
に研いだ手斧(ておの)で削ってみるつもり
です。
こんな感じで、そのうち。
彫り込みは丸ノミでやってみる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1e/70/b6ef06feef346e264f1a1fe1de33de69.jpg?1593073972)