ちょいとポン酒でも飲もうかと思う。
帰宅してからちょいとナイフを眺める。
カッコいいんだけどなあ。
フィクスドとするなら、長さがどうして
ブレードシルエットはめちゃくちゃカッコ
長さは同じスカンジナビアンのモーラの
厚みはモーラより厚い。
マルティーニの新作の廉価ナイフ。
ロックウェル57-58で研ぎやすいよ、との
極寒の地だからこのゴムハンドルでもいい
広島県福山市内でちょいカフェ。
「雨なのにようこそお越しくださいまし
天井が高くて気持ち良い店ですね。
コーヒー店なのにキャラメルアッキャード
ワッフルプラス。
生まれた場所から40キロ程東に引越し中。
おねえさん犬が尻尾フリフリでお出迎え。
とても愛想のいい性格のよさげなワンコ
隠れ箱から覗くおねえさん猫。
「あ!似たようなのが来た」と驚く。
漫画みたいな顔をしたおねえさん猫。
猫には怯えないけど、犬には異様に怯え
毛を逆立てて威嚇する子猫。
でも、そのうちベッタベタに仲良くなる
日本刀は重いから片手では使えない!?
巷にはびこる“片手斬り論争”に現代の侍
町井勲が終止符を打つ!!
ええっ?
そんなくだらない論争が今はあるん
ですか?
なんつーおバカな時代になったんだ。
片手では扱えない云々とか言う人は、
馬上からの抜刀とかどう考えてるの
だろう(笑)。
それと抜刀しながら斬る抜刀術とか
の存在は認知しないのだろうか(笑)。
ちなみに私の片手逆袈裟。
28年前の動画ですが。
町井先生のように柄頭を敵に向けて
前面投影面積を最小にしてそこから
抜くのが本物で、私のこの時の抜き
打ち逆袈裟は敵に体転したときに柄
がまだ進行方向に残っているので、
未熟あり。
斬術 -二代目小林康宏-
③ 1992年
次は私の片手抜き打ち袈裟切りおろし。
こういうのは刀遣いとしては当たり前。
簡単なことなのです。というかでき
なければ抜刀術やその道などをやっ
ている意味なし。
刀は鞘払い1200グラム、二尺三寸六分。
私は身長が173センチちょいなので
丁度良い長さです。
斬術 -二代目小林康宏-
① 1992年 Samurai Sword Katana Cutting
保護養育していた新生児にゃんタマは、
「なんか布が外にあるぞ。くぬやろ」
「なんだ?引っ張れないよ。
お母さんが賢明に毛繕いしている♀の子
母猫と引き離すのは可愛そうなのですが、
母親の愛情たっぷりのこの野良の母猫も
子どもたちは、ひとしきり遊んだらすぐ
目をそらさずに真正面から見てほしい。
町井勲の “猿でもわかる 試斬のイロハ‼”
私とまったく同じ理論(笑)。
というか、古流剣法の重要な要諦なんです
けどね。ごく普通に当たり前の。
それをなぜあえてその極めて当たり前の事
を町井先生が今言うのか。
それは、刀法刀術として当たり前のことが
当たり前ではなくなってきている時代だから。
30年前にはこんな時代が来るなんて、想像も
できなかったのです。
流派関係なく、剣には剣の使い方がある。
どの流派でも公約数の共通事項というものが
芯にある。
それは、「身体機能、人体構造を無理なく
使う」という事。
この要諦をきちんと踏襲していれば身体を
壊しません。90歳になろうとも抜刀術剣法を
スラスラと使えます。
身体を壊すのは、人体構造と関節や筋肉の
動きに反する無理・無茶をしているから。
身体を壊しては元も子もないので、見直しが
大切かと思います。
とりわけ、剣技の場合、「いざ鎌倉」の
時に役立たずでは剣持つ士として面目も
立たない。
今の時代、「いざ鎌倉」は日本刀を使って
の案件では存在しませんが、そうした心がけ
はとても大切かと思うのです。
正しい技法を身に着けていると、歳は関係
なくそれを行使できる。車両の高度な運転
操縦と同じ事なんです。
体力的な問題が加齢により出てくるので、
高齢者の長期戦は無理でしょうが。
でも、練達者の老人と私などが立ち会ったら、
真剣を用いた立ち合いでも、私が切り伏せ
られてしまうと思います。
年齢ではないんです。術技の達成度は。
老いも若きも関係ない。同じ土俵での勝負
なのですから。他人よりも達した者が長じて
いる。
しかし、時代はその真実を見失いつつある。
なかなか本当の事を真正面から見ようとは
しなくなってきている。
私には憂国の情しきり、という感があります。
日本刀に似てますね。現代刀の実相の変遷に。
でもはっきり真実を口にすると、敵となる
人が増えるのも世の中の事実。
パワハラをかけられて、そしてパージされ
たりします。真実を明かされると都合が
悪い人が多いのでしょうね。
私の刀術の師匠の範士もズバズバ物を言うし
組織や団体の不正も看過しない人だから、
業界ではかなり冷や飯食いだったのですが(笑)。
こんな切り方もあります。2年前の57才時の
動画ですが。
一見落ち着きのないジャンプ切り。
しかし、剣戟ではかなり有効。小手落ちます。
広島藩の藩士の中で隆盛をみたある剣術流派
の斬り方で畳表を切断してみました。その流派
は広島藩三原城勤めの藩士の門弟も多かった。
城内に住む私の家は一刀流系で別派でしたが、
この動画の斬りをする藩の剣法流派は江戸期
にはかなりの人気を博していた模様です。
この動画を個人的に観た町井先生、笑ってまし
た(笑)。
康宏切り 01
力を使わない斬術刀法。
康宏切り 02
刀身が水平で止まるのは基本中の基本です。
刀法なのだから。ゴルフスイングではない
のだから。剣術屋の刀遣いが刀を術で使うと
こうなる。餅は餅屋。絵師は絵を、術師は術を。
でも武士は剣法ができなければ話にならな
かったので、こういうのは基本中の基本なん
です。刃物で鉛筆を誰でも削れるようなもの。
削れないとしたら、それは削れないほうがおか
しいし、異形であると思うべき。靴の紐を自分
で結べるのと同じ、箸をちゃんと持ってごはん
を食べられるのと同じなんです。
特別なことではないんです。
刀をたばさむ帯刀者が刀を適切に正しく使える
のはごくごく当たり前のことなんです。
町井勲先生は、私とは現在別流派ですが(元々
は土佐の同流)、至極まともで正しいことを
動画では説明されています。
言葉尻を捉えてのあげつらいとかではなく、
町井先生が説明している技法の中身そのものを
よく吟味してください。