うちの刀剣会会員、MCブラザー、刀術
同系同門(というか私が私と同流にスカウト
した)の男の数ある差料のうちの一口(ふり)
だ。許可貰って掲載。
もう、パッと見て、いつの時代のどこの
地方のどの系統の刀か即判る。
個体銘は実際に手に取って精査しないと
判然とはしないが、時代と国と系統流派
は即判る。
極めを聴いてなる程と納得した。
切れ物作者だ。これは無銘作だが、在銘
作は守(かみ)の受領(ずろう)銘もある。
刀工位列では業物。
これ、切れるぞお。
そういうのって、見て判るから不思議。
でも、見てくれでは不確かなので、試斬、
試刀が存在した。
銃にしても命中率やグルーピングが悪い
のは使えないのよね。
日本刀もそう。
武士がいた時代には刀はお飾りじゃない
んだから。
刀が見える人は、この上の画像だけで、
いつの時代のどこの国のどの系統の刀工
かお判りになることでしょう。
作者の個体銘まで鑑するのは、実際に見て
詳細に検分しないと、この画像からでは
判別はできない。
でも、時代、国、系統が絞れれば、もう
アタリも同然だ。
まあ、作者当ての町人目利きをしても仕方
ないんだけどね。
刀を手挟む者であるならば、刀剣は利鈍を
見極める武家目利きをしないと。
これは例え現代においても。