渓流詩人の徒然日記

知恵の浅い僕らは僕らの所有でないところの時の中を迷う(パンセ) 渓流詩人の徒然日記 ~since May, 2003~

奥出雲の蕎麦

2021年07月23日 | open
 


朝風呂入ってから奥出雲に日本蕎麦を
食べに行った。
奥出雲は地図上では広島県三原から
ドカンと真上(真北)。
途中で休憩した。
この時朝9時台だ。


今度行ってみよう。


付近で給油してからの戻り道、親水
公園を見つけた。










いい感じ。


 


東に戻る際、面白い橋を見つけた。
現在閉鎖。






ちゃんとしたカメラできちんとした
構図を考えて撮り直したいような橋だ。


中国山地の高原地帯はとてもロード
が良い。景色と道の表情が。
急峻な山岳ではなく、なだらかな道
が続いている。
だが、標高は高い。
高いといっても長野ほどではなく、
せいぜい標高800mくらい。


実に懐かしい。
この遊漁券販売所のよろず屋。
カンノセは神ノ瀬とも書く。



藁ぶきは一部特定保存地域を除き
法改正により新築が禁止されている。


映画のロケに使えそうな佇まいだ。
そして公衆電話。お約束のヤマザキパン
の看板もある。



下道で奥出雲に向かう。


途中で、ちょい横道に逸れ、懐かしい
場所に行ってみた。








また、道行きの本線まで戻り、一路
奥出雲へ。


角炉のたたら場遺跡を見学した。
そこを過ぎたら風景が
広がる。
もう島根県だ。たたら場がある場所
は棚田があるのが特徴。鉄穴(かんな)
流しという土砂採取の影響だろう。


しばらく止まって景色を眺めていた。
最高の景観だった。


里川なのに水が渓流のように澄んでいる。
日本海水系なので渓川(たにがわ)には

アマゴではなくヤマメが棲む。


中国地区で最高のロードは奥出雲だ。
これは実走してみると、きっと感動
を得られることだろうと思う。


奥出雲のひなびた鉄道駅に出た。
日本全国、このように電化されていない
単線がかなりあるのに、内燃機関を廃止
するなんて、こうした路線はどうするの
だろうか。
ここはジーゼルエンジン車が客車を牽引
する。
観光用のトロッコ列車もある。






最初目当てにしていた蕎麦屋は、店外に
長蛇の列だったのでパスすることにした。
どうすっかな~と走っていたら、小さな
看板を見つけたので、離合できないような
山の道を入って行くと、古民家改造の出雲
蕎麦屋があった。数に限りありの店らしい。
通りの駐車場に駐車して徒歩で行く。








いい感じ。田舎の山中の古民家だ。






庭からは蝉の声。
ヒグラシではなく、まだ真夏の蝉だ。


よい感じ。ここで昼寝したくなる。


古民家によくある回廊の内廊下もテーブル
席にしている。

屋内に冷房は無く、数個の扇風機だけなの
に、
かなり涼しい。


ぬぁんと!
私で最後の客(笑)。打ち止め。
蕎麦にありつけてラッキーだった。





割子(わりご)にした。結構待ってから来た。


そば、半端なく美味い!
そして、蕎麦湯が非常に美味い!
つゆも美味い!
なんだ?ここ。これはいい。
お店の方もとても感じよい。女性の
方は上品。
蕎麦打ちの方と話をすると「ちょる」

という石見や周防と同じ方言を使って
いた。「~しちょる(~している)」
というような語法。この言葉は広島県
の県北と周防国境付近にも多い。

広島市内や備後国エリアでは使わない。


奥出雲からおろちループを通って南下
するこ
とにする。
たたらの遺跡展示館も見学した。
たっぷりと堪能した。


おろちループ。日本一のループ橋だ。
二回グルグルする。


おろちループを下ってから、しばらくの
間は道路と渓流と横に鉄道が並走する。
ここは1989年夏以来だ。都内から山陰に
行き、山陰から山陽地区に南下した。
その時通ったルートだ。
1989年当時はまだ
おろちループが完成して
いなかったので、
ヘアピン連続の峠道だっ
た。


道路の横の渓流のさらに山側の森の中を
鉄道が走っている。木次線という。
1989年には、道路を走っている時に
たまたま列車が森の中を走っていて、
かなり感動した。今は一日7本ほど運行
しているようだ。出雲国と備後国を結ぶ
山の中の鉄道である。急こう配なので、

スイッチバックで山を登る。




この木立の中を鉄道が走っている。


時々線路が見える。


ずっと鉄道と並走なのだが、時々道路と
交差する。そのため道路は踏切を渡る。
それがまた道の表情に緩急があり、まるで
映画
の中の風景のようだ。


島根県の奥出雲で出雲そばを食べてから
途中で給油でエンジンを切った以外は
ノンストップで広島県三原市まで帰って

来た。
市内の行きつけの峠に行ってみた。

ノンストップ走行だったので、なじみの
峠の頂上駐車場で飲むこれがとてつも
なくウマい!


三原の山々。


この峠からは瀬戸内海が見える。


峠(やま)を下りて、市街地に向かい、
帰宅した。

シャワー浴びて飲むこの冷酒のうまい
こと。
キューバの葉巻代わりに2杯分だけ残し
ておいたSAMURAIという日本酒だ。
うまし!


初めての道も走った道行きだったが、
広島県北から奥出雲までのコースと
奥出雲からの南下ルートのコースは
感動的な景色とロードレイアウト
だった。
ツーリングやドライブにおすすめ。
 

早起き

2021年07月23日 | open

釣り人の朝は早い。

アコウ。

そして、二輪の走り人の朝も早い。
遠方に行く時には5時台、4時台の出立は
当たり前で、時には睡眠を取ったのちに
午前1時台に出発する事もある。