朝風呂入ってから奥出雲に日本蕎麦を
食べに行った。
奥出雲は地図上では広島県三原から
ドカンと真上(真北)。
途中で休憩した。
この時朝9時台だ。
今度行ってみよう。
付近で給油してからの戻り道、親水
公園を見つけた。
いい感じ。
東に戻る際、面白い橋を見つ
けた。現在閉鎖。
ちゃんとしたカメラできちん
とした構図を考えて撮り直し
たいような橋だ。
中国山地の高原地帯はとても
ロードが良い。景色と道の表
情が。
急峻な山岳ではなく、なだら
かな道が続いている。
だが、標高は高い。
高いといっても長野ほどでは
なく、せいぜい標高800mくら
い。富士山麓の朝霧高原と同
じ程度の標高。
実に懐かしい。
この遊漁券販売所のよろず屋。
カンノセは神ノ瀬とも書く。
藁ぶきは一部特定保存地域を
除き法改正により新築が禁止
されている。
映画のロケに使えそうな佇ま
いだ。
そして公衆電話。
お約束のヤマザキパンの看板
もある。
下道で奥出雲に向かう。
途中で、ちょい横道に逸れ、
懐かしい場所に行ってみた。
また、道行きの本線まで戻り、
一路奥出雲へ。
角炉のたたら場遺跡を見学し
た。
そこを過ぎたら風景が広がる。
もう島根県だ。たたら場があ
る場所は棚田があるのが特徴。
鉄穴(かんな)流しという土
砂採取の影響だろう。
しばらく止まって景色を眺め
ていた。
最高の景観だった。
里川なのに水が渓流のように
澄んでいる。
日本海水系なので渓川(たに
がわ)にはアマゴではなくヤ
マメが棲む。
中国地区で最高のロードは奥
出雲だ。
これは実走してみると、きっ
と感動を得られることだろう
と思う。
奥出雲のひなびた鉄道駅に出
た。
日本全国、このように電化さ
れていない単線がかなりある
のに、内燃機関を廃止するな
んて、こうした路線はどうす
るのだろうか。
ここはジーゼルエンジン車が
客車を牽引する。観光用のト
ロッコ列車もある。
最初目当てにしていた蕎麦屋
は、店外に長蛇の列だったの
でパスすることにした。
どうすっかな~と走っていた
ら、小さな看板を見つけたの
で、離合できないような山の
道を入って行くと、古民家改
造の出雲蕎麦屋があった。数
に限りありの店らしい。
通りの駐車場に駐車して徒歩
で行く。
いい感じ。田舎の山中の古民
家だ。
庭からは蝉の声。
ヒグラシではなく、まだ真夏
の蝉。
よい感じ。ここで昼寝したく
なる。
古民家によくある回廊の内廊
下もテーブル席にしている。
屋内に冷房は無く、数個の扇
風機だけなのに、かなり涼し
い。
ぬぁんと!
私で最後の客(笑)。打ち止
め。
蕎麦にありつけてラッキーだ
った。
割子(わりご)にした。結構
待ってから来た。30分以上待
った。
そば、半端なく美味い!
そして、蕎麦湯が非常に美味
い!
つゆも美味い!
なんだ?ここ。これはいい。
お店の方もとても感じよい。
女性の方は上品。
蕎麦打ちの方と話をすると
「ちょる」という石見や周防
と同じ方言を使っていた。
「~しちょる(~している)」
というような語法。この言葉
は広島県の県北と周防国境付
近にも多い。
広島市内や備後国エリアでは
使わない。
奥出雲からおろちループを通っ
て南下することにする。
たたらの遺跡展示館も見学した。
たっぷりと堪能した。
おろちループ。日本一のループ
橋だ。
二回グルグルする。
おろちループを下ってから、
しばらくの間は道路と渓流と
横に鉄道が並走する。
道路の横の渓流のさらに山側
の森の中を鉄道が走っている。
木次線という。
道路を走っている時にたまた
ま列車が森の中を走っていて、
かなり感動した。今は一日7本
ほど運行しているようだ。出
雲国と備後国を結ぶ山の中の
鉄道である。急こう配なので、
スイッチバックで山を登る。
この木立の中を鉄道が走って
いる。
時々線路が見える。
ずっと鉄道と並走なのだが、
時々道路と交差する。そのた
め道路は踏切を渡る。
それがまた道の表情に緩急が
あり、まるで映画の中の風景
のようだ。
島根県の奥出雲で出雲そばを
食べてから途中で給油でエン
ジンを切った以外はノンスト
ップで広島県三原市まで帰っ
て来た。
市内の行きつけの峠に行って
みた。
ノンストップ走行だったので、
なじみの峠の頂上駐車場で飲
むこれがとてつもなくウマい!
三原の山々。
この峠からは瀬戸内海が見える。
峠(やま)を下りて、市街地
に向かい、帰宅した。
シャワー浴びて飲むこの冷酒
のうまいこと。
キューバの葉巻代わりに2杯
分だけ残しておいたSAMURAI
という日本酒だ。
うまし!
初めての道も走った道行きだっ
たが、広島県北から奥出雲まで
のコースと奥出雲からの南下ル
ートのコースは感動的な景色と
ロードレイアウト
だった。
ツーリングやドライブにおすすめ。