飲み物のグラスやマイクの
持ち方は小指を立てようが
立てまいがどうでも好き
なように待てばよいのだ
が、こと刃物に関しては、
老若男女、万民を問わず
扱い方には「掟」がある。
「楽しんでるんだから、どう
やろうが俺の勝手だろうが」
というのは刃物と銃器に
関しては一切この世に存
在しない。
刃物には、ハサミ、包丁、
ナイフ、日本刀等、それぞれ
に取り扱いの厳格な様式が
存在する。
特に多くの人が使う機会が
多い包丁とナイフについて
は、人に手渡す時にはハサミ
とは異なる作法で渡すように
する。
それが上図の方法だ。
洋鋏(ようばさみ)を渡す時の
ように絶対にブレードを
持ってはならない。
日本刀には日本刀の厳格な
取り扱い作法が存在する。
それは形式美のためではな
く、封建制の序列と安全性
を合体させたものとして日
本では刀の扱い方の方法が
掟として定まっている。
現代法律などには一切明文
記載などされていない。
日本人の作法、掟、礼儀、
常識に関する事項だ。
洋式ナイフも敬意の礼と安
全性を合体させた様式で取
り扱いをする。
これは、西欧人においても。