Samsara Makes a Bacote Joint Protector
for Bar Cue or Break/Jump Cue
アメリカン・カスタム・キュー・
メーカーのサムサラによるキュー
のジョイント・プロテクター製作
動画。
全自動プログラムにより、3分以内
でプロテクターの外形ができてし
まう(笑)。はやっ。
緑のたぬきを作るよりも早いだよ。
なんだか、チェスの駒を削るみたい
だ。
ボコテというのは私個人は全く
好きな木ではないが、いろいろな
物によく使われる銘木だ。
先日の銘木学習レジュメを再度
見ると、仏壇、数珠、ナイフの
ハンドル、箸、花台、楽器、内装
建材等に利用されているようだ。
原産地はメキシコ。ムラサキ科
カキバチシャノキ属で、405種・
2亜種2変種がある。
別名を黄王檀、黄金檀ともいう
木で日本でもよく使われている。
気乾比重は0.80。
食材や薬、街路樹としても使わ
れる木なのだが、どうも個人的
にはその肌と木目が殺伐とした
戦時下の都市の崩れた瓦礫や
黒い雨のように思えて好きに
なれない。
やはりローズ系の艶やかさのある
銘木に心が行く。
ボコテ
また、ローズ系ではなくとも、
銘木のバール(瘤)部は花杢が
出るので、美しい仕上がりになる。
割れやすいので、ビリヤードの
キューの構成パーツやナイフの
ハンドル等には向かないのだが、
コーティングを施す小物などで
はその風合いがひと際映える。
オーストラリアン・レッドマリー
のバールなんて、材料の材木を
見てるだけで、色合いと杢の魅力
に見入ってしまう。
【理学部】宇宙創成の謎に挑む-素粒子物理学-
今の大学の講義というのは、大きくて
クリアな画像や映像を映すモニタを
使っていて、視覚的にめちゃくちゃ
分かりやすいね~。
俺らの頃は教授や助教授が黒板に
白墨だよ(笑)。それのし。ごくたま
にプロジェクタでスクリーンに投影
する程度。
今の大学の講義は、まるでTV番組の
特番を観ているかのようだ。
US Pool Coaching at Double Jeux with the
PoolShot Video System
このプロジェクタをビリヤード
テーブルの盤面に正確な寸出し
で投影させるシステムは、教材
としてとてもいいかと思います。
玉筋の練習等で。
この動画では置きセット玉なの
で誰が撞いても当てれば入る
配置なのですが、この投影シス
テムは活用次第でかなり教育的
な機械として使えると思います。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/40/5f/56c6875b945f37a8198b056fed0c7404.jpg?1648791668)
ビリヤードキュースティックの
ジョイント・プロテクターは、
樹脂製のネジが一番良いように
思います。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6e/da/e09d58750b6a545e0232c87c02067ba6.jpg?1648783598)
木製カスタムのプロテクターなど
でも、金属ネジよりも樹脂のネジ
を使用するほうがキューには良い
ように思える。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/58/60/211d8a88707e02584b3b36fd944a4413.jpg?1648785250)
ちなみに、プールキューのジョイ
ントネジは世界的にインチサイズ
です。
国産のメーカーはウエイトボルト
などはメートル法のネジを使った
りしていますが、ジョイントは基
本的にインチ。
アメリカ製はオールインチです。
重量もオンス表示。
553グラムが19.5オンスですが、
ボウリングの玉と同じで、米国
表記のほうが私もピンときます。
でも、業務販売等でオンス表記
のみだと尺貫法違反で摘発対象
となるので、日本ではグラム表
記を業者はしています。
日本刀の表記も同じで、尺寸分
で表現したほうが分かりやすい
のですが、それのみは違法にな
る。メートル法での明記が必須
となります。
70センチメートルが二尺三寸一分。
では、インチサイズのネジはどう
表記するのか。
これは表記規格があるのですが、
昔から工業界では馴染みの2分5厘
などとしたら今はダメで、5/16、
18山等の表記にしているようです。
5/16というのは呼びの事で、18山
というのは1インチ長さの山数の事
です。芯径はほぼM8。
米国式ビリヤードキューは一本物
から二分割連結構造にされた当初、
18山のネジが多く使われていまし
た。その後、ピッチの広い14山が
カスタムメーカーによって1960年
代に採用されて、それが現在まで
続く米国での主流になりました。
今では18山を使うのは、メウチや
TADなどごく僅かのメーカーのみ
になっています。
私の場合、18山が一番好きで、
手持ちの多くのキューは18山の物
です。
日本でもかつてはアダムも三木も
石垣もアダチも18山が主体でした
が、今は14山を主流として多くの
別なオリジナルネジを採用してい
ます。
18山は、今はハウスキュー等に多
いのですが、昔はカスタムもハウ
スキューも18山がスタンダードだっ
たのです。
なお、ジョイントピン=ネジの
種類によるキューの撞球性能の
差異はありません。
ネジそのものよりも、衝撃を受
けるジョイントリングや繋ぎの
構造により打感や振動振幅の差
異が発生します。
それらを木材素材とのマッチング
で目指す特性に持って行くのが
キュー製作者の知見と技術になっ
て来ます。
ネジは連結させるための役割を
担い、打球性能には関与しない。
極論を言えばネジなどはどのネジ
であっても密着して連結できれば
違いは無い。
違いが出てくるのは、連結部の
周辺構造と材質によります。
あくまで私見ですが、アメリカで
18山から14山が主流になったの
は、回す回数が少ないから面倒
がりのアメリカ人受けした為だと
思いますよ。
その後出た大ネジやクイックリリ
ースなどもその発想の流れにある
と思う。
まるでシルクの細糸巻きのような
細かいピッチで何度もずっとクル
クル回さないと締め込みができな
い18山は、手間の観点から感覚的
にアメリカンには敬遠されたので
は、と踏んでます。
私は18山の細かいピッチ山のネジ
をしっかり締め込むのを好みます。
何てのか日本人的な感性の部分で。
袴を定法通りきちんと折り畳んだ
り、着用する時のような心持ちの
感じで。