友近ワイド劇場「黒蛙の美女」【第1話】
最高である(笑)。
江戸川乱歩の名作のパロ。
実に芸が細かい。
昭和サスペンスの王道をパロ
で再現している。
友近が絶品の舞台演技を見せる。
全3話。
ヘアスタイルはダックテイルと
いうよりは本家ハミルカット風
のサイドカット流し。
こちら本家のハミルカット。
ショートフレアを後ろに持って
行くカット方法。
最近、女性のヘアスタイルを
ただのショートにしたらハミル
ハミルと言っているようなニセ
がとんでもなく多い。
素人ではなくカット専門職が
そのような出鱈目を言ってる
のが多い。
こんなんばっか。これ違うから。
ハミルでも何でもないから。
たのむよ、ほんとに。
ポンパドールと同じく、男女
共通のカット方法というのは
ヘアカットの世界ではあった
りする。
識別力無き時代、21世紀。
ものごとの本当の姿が見えない
人間がやたら多くなった。
ヘアーカットやデザインやファ
ッションというものをよく研究
してほしい。特に専門家なら。
ちなみに私は遠め薄めのカット
玉は得意である。
それは、点で見ずに空間で見る
から。木を見ず森を見るから。
だが、世の中、識別のためには
きちんと本当の姿を見る必要が
ある。
あと、世間に多い出鱈目人たち
は漫画家ね。銃や構えが超適当
だったり、日本刀の切先をキチ
ンと描けている漫画家は少ない。
チョロいもんだぜも最悪の典型
だし、さいとうたかを先生で
さえ日本刀の形が超絶出鱈目。
テケトンにも程がある。
そんな日本人が被るベレーは
全員キノコの国の王子様お姫様
になっている。
あれあかんやつ。
片手でポン!
これがジャンプショットの要諦。
奥義(おうぎ)でもある。
力を入れることこそが大敵、と
いう技法の中心をこの動画は示
している。力業ではなく刃筋を
通せば日本刀は恐ろしい切れ味
を発揮する事に通じる。
これがジャンプの技法の肝。
1980年代中期、手玉の単独ジャ
ンプが稀有であった時代、私は
プレーキューでグランドマッセ
の空中ループレストからこの動
画のように手玉をポンポンとジ
ャンプさせていた。
軽くポンと撞いたらピュンと
跳ぶ。
周辺には手玉の単独ジャンプを
する人は見たことなかった。
大抵は枕のジャンプ台になる先
玉を蹴ってから手玉が高く飛行
するジャンプをやっていた。
私のその手玉単独ジャンプは、
シャフトが硬い木刀のような
シャフトでないと成功せず、
アダーチのキューではそれが
可能だった。
今、そのキューはかみさんキュー
となっている(笑)。
かみさん、うちらが20代の頃、
生まれて初めてのポケット・
ビリヤードで、丁寧に私が教え
たら入れまくりで、押し引き
ヒネリもその日のうちに完全
理解して実践も大体できて、
その日の初体験の日にナイン
ボールでマスワリ出しそうに
なってた(笑)。
5~6個連続落としとか初体験
で普通にやってた(笑)。
なんだ?ありゃ。
ちなみに卓球はどう逆立ちして
も私は勝てない。
一度ガチ対戦してみてスボコに
やられた。
かみさんはインターハイ選手
だったからだ。
なお、二輪は私のほうが圧倒的
に乗れる。比べ物にならない程。
かみさんはバイクは普通の人。
私のほうだけまだ玉撞きと二輪
走りを続けている。
このキューの薄いステインて、
なのよね。
日系二世のコハラタダチさんは
広島人なので気難しいところも
あったろうが、作るその作品か
らはどの作品であっても製作者
としての強い息吹が溢れていて、
「TADはTAD」という言葉には
できない独特の世界を持って
いる。
世界中のTADファンは、その
TADのみが持つ強烈な個性に
心が奪われている人も多いの
ではなかろうか。
まるで日本刀の名刀のような
オーラがある。手にするだけ
で「前向きに行こう」という
気持ちを人をして奮い立たせ
しむるパッションをTADキュー
は与える。
TADはいい。
2013年10月17日、コハラタダチ
永眠。
2007年に全米最高栄誉である
フォール・オブ・フェイムで
殿堂入りしていた。
フォール・オブ・フェイムは
「聖人」の域に達した人を表彰
する。
”TAD” TADACHI KOHARA
(1929-2013)
ビリヤードキューには実に多彩な
連結ジョイントの構造がある。
そのうち、プール=アメリカン・
ポケット・ビリヤードのキューは、
このフラットフェイス・ジョイン
トがかなり打感が良い。
ダイレクトに撞き感が撞き手に
伝わるのだ。ソリッド感がある。
ただの硬いスティッフとは異なる
リニア感。
打てば響く、というような、やった
事がそのまま曇らずに伝達される
感覚がフラットフェイスジョイン
トのキューにはある。
ただし、金属カラーを使ったパイ
ロッテッド・ジョイントでも良好
な打感を得る方法がある。
パイロッテッド・ジョイントは
いわば凸凹の両者をネジだけでな
く凸の突起側面を凹の内径面と
きつく接触させて一体感を出す
構造だ。バラブシュカが多用し、
多くのキュービルダーがそれを
模倣した。
だが、TADもごく初期はその純
パイロッテッドだったが、60年
代後半あたりから構造を変えた。
それは、シャフト側の凸を出べそ
程度の突起とするだけで凹の内
径面との接触率を下げたのだ。
だが、凹のへこみは作っている。
いわば、本来のパイロッテッド
の全域密着構造と目的を無視す
る新構造で、疑似パイロッテッド
ともいえる。
だが、この新構造は新規にその
構造体が呼称される固有名詞が
存在しない。
誤認によるものか何であるのか
原因は不明だが、そのTADの
新構造も「パイロッテッド」と
一括りで呼ばれて現在に至る。
実は凸凹密着連結ではないので、
パイロッテッドではないという
現実が存在するのだが、誰も
その新構造のジョイントに専用
言語を命名しないまま60年近く
が過ぎた。
そのTADが採用したちょび出っ
張りのシャフトのブラス突起
+完全パイロッテッドバット
ジョイントの構造は、日本の
アダムが70年代初期にいち早く
採用した。まだアダムが米国内
販売専門の外資系のアメリカの
メーカーだった時代。
その構造はこれまた多くのメー
カーに模倣された。「パイロッ
テッド」と呼称して。
だが、本当はパイロッテッド
ではない。凸凹完全密着構造
ではないので疑似パイロッテッド・
ジョイントだ。
TADの「パイロッテッド」と
フラットフェイスシャフト。
パイロッテッドシャフトの凸
部は、バラブシュカやボブ・
ランデのようにバット凹の内壁
に完全密着させておらず、ただ
のガイドのような役目を持たせ
ている。
一般的なTAD18山のジョイント。
真鍮のネジ。
凸の出っ張りは申し訳程度。
円周部もバットにきつく締
まるタイプではない。
初期TADの密着性の高い完全
純パイロテッドシャフトと短い
凸部ののパイロテッドシャフト。
バットの連結ピンはTAD特有の
ショートタイプ。
TADの純正フラットフェイス。
最高の打感を持つ。
いわゆるセミ・パイロッテッド
は全方位的完全密着をあえて
回避させる設計構造といえる。
ボブ・ランデなどは後年のMezz
のようにきっつきつの締め具合
の密着度だ。本来の凸凹密着で
一体感を出そうとした純パイロッ
テッド構造である。
セミ・パイロッテッドはそれの
構造とは似ているが、取り出し
の目的が異なり、振動収束性を
高めている。
よけい揺れそうに思えるが、揺
れが減少する不思議な傾向を見
せる。
TADの打感は非常に良い。
TADキューがぐにゃぐにゃとか
言っている人はTAD持ちのTAD
知らずといえる。TADの特性は
ソリッドでリニアな反応を示す
独特のキューだ。独特な反発力
によって自在な手玉出しのでき
る性質のキューである。
これは1968年のオレンジカウン
ティの地元新聞に取材された際
の記事にもその特徴が記載され
ている。
「他のメーカーのキューは、
キューの横を軽く叩くといつ
までも揺れているが、TADキュー
はシュンとすぐに揺れが収まる」
と。
TADがぐにゃぐにゃとか言うの
は、多分、大昔に流行った闇雲
にシャフトを自分で削って細く
して腰砕けにしてしまった個体
(TADを駄目にする人は多かった)
を撞いてみて、本来の新品TAD
とかけ離れた状態なのに、それ
をTAD本来の姿と誤認した人たち
だろう。
さて、TADが採用してアダムにも
採用された構造、仮に命名する
ならばセミ・パイロッテッドと
呼べるその構造ををさらに進化
させると、その構造よりも良質
打感を得られる事に気づいてい
る上級プレーヤーも多いのでは
なかろうか。
それはパイロッテッドバット構造
にフラットフェイスのシャフトを
連結させるのだ。
パイロッテッドのバット部分の
空間が多分かなり撞球時に振動
収束に貢献していると思われる。
完全な純パイロッテッドだと
いつまでもジョイント部分が
ぶんぶんと揺れて振動が収束
せず、打感もぼやける傾向が
あるが、それがフラット+パイロ
のセミ・パイロッテッドだと
一気にシュンとした振動収束を
見せるのである。
キューの中間部の振動がスッ
と収まって尻に抜けていく感じ。
そうした打感はフラットフェイス
では顕著だが、セミパイロだと
さらにそれが促進される現象が
確実に存在するのだ。
この現象に気づいている人は
国内でも何人もいると思う。
TADが採用してアダムが真似した
きっつきつに凸凹が面同士で連結
されない疑似パイロッテッドは、
独自のダイレクトリーな撞き味
を獲得していたが、それをさらに
進化させたのが、私の言う完全
フラットフェイスシャフトと
パイロッテッドの凹部を持つ
バットの連結だ。
実質的にはTADとアダムの連結
方法なのだが、セミパイロは
さらに振動収束性が高くなる。
つまり、中間部のディフレク
ションの収まりが早くなる。
理由は不明。
私の推測では、内部空間部が
振動収束現象に寄与している
のではと推察している。
一体感を増し過ぎたパイロッ
テッドは、振動したらそのまま
一体でブンブンと揺れる。
収束は木部の質性に頼るしか
ない。まして金属カラーだと
重量の影響でなおさら振動は
継続する。
だが、セミ・パイロッテッドだ
と、内部の空間が揺れに関して
エアダンパーのような役目をし
て早期振動収束が発生するので
はなかろうか。あくまで推測だ
が。
とにかくこれはジョイント連結
させて撞いてみれば判然とする。
シビアな繊細な感覚を持つテス
ターであるならばたちどころに
その差異を感知できるだろう。
セミパイロは素晴らしい打感を
得られる。
但し、シュート力は個人の力量
なので、この構造だからと玉が
入る、という事には直結しない。
うち、こんな感じのあるだよ。
昭和の業務用氷かき機。
昔、親戚が喫茶店と氷屋をやって
たから。それが店を閉じてから
機械はうちにある。
学生時代に夏に広島県の三原に
行った時、市内の製氷工場に叔父
と一緒に行ったことがある。
氷の切り出し現場というのを初め
て見た。
仕入れた氷は店の保冷庫に入れて
保管して、注文があれば小切り
して配送する。
結構繁盛していた。
今はスーパーやコンビニでかち割
り氷を売っているが、昔はすべて
飲食店の氷は氷屋から仕入れてい
た。氷屋は卸売り製造業者からの
仕入れ。
製造業者は小売りはせず取引先
業者にしか売らない。
昔の日本の経済構造は、製造者が
いて、仲買人がいて、問屋がいて、
問屋から販売小売り業者に卸売り
がされて、それから消費者が買え
るというルートが確立していた。
これは江戸時代から。
問屋と仲買人の立場と権益は絶対
不動だったが、戦後高度経済成長
期に全体としてその構造が崩れた。
今でも問屋が専門業者として卸売
りをしている物品は多くある。
鮮魚の河岸などは一種の問屋に
あたるだろう。飲食物はまだ
問屋卸売りのシステムが多い。
末端小売価格というのは卸値の
ほぼ2倍で販売されている。
卸しをする問屋は仲買人や製造
業者からの仕入れの6掛け。
つまり製造原価というのは非常
に少額だ。
物品製造販売というのは、そうい
う倍々金額設定により成り立って
いる。
だが、そうしたシステム全体を
隅々まで国家が仕切ったら。
国力の底力は果てしなくなる。
そして、利潤追求で成立してい
る層の存在が脅かされる。
なので資本主義国は共産主義を
毛嫌いするのだ。
特に軍需産業繁栄を基盤とする
自国民や他国民を殺し続けない
と国家が成立しないアメリカ
などは絶対に共産主義体制を
認めない。
だが、地球上で共産主義が実現
された歴史は原始時代しか無い。
社会主義さえ、まだ実現した国
は無い。
そもそも、一国で社会主義など
は達成もできない。
そんな事は古典的理論で既に
判り切っていた事だ。
ソ連も中国も社会主義国などで
はない。史上最低の失敗例だ。
北朝鮮などは論外の外、大気
圏外だ。
世界同時革命以外は地球上で
社会主義革命など成立しはしな
いのが20世紀の「戦争と革命の
時代」だったのである。
壮大な実験は最大級の失敗に
終わった。
だが、よくSFでの設定で出て
来るが、あと300年後位の時代
には、地球は地球連邦ができて
各国は「各エリア」としての
存在となり、国境は無くなり、
地球経済は統一された地球経済
としていわゆる大昔にいわれた
「社会主義」の時代になってい
るだろう。
それはマルクスが提示した労使
の拮抗から暴力革命に進むという
ものではなく、弾力的な選択肢
としての構造改革を経て。
そして、地球連邦は銀河連邦に
属し、太陽系以外の部分との
関係性をどう作るかが当面の
「宇宙世界」の課題となって
いる事だろう。