Finale Evian billard artistique
H.CUADRADO VS J.REVERCHON ( juste les points réussi)
これはかなり見応えあるだす。
を手に入れた。無銘だ。
ビリヤード界でいうならば、
「ノーブランド」という作者
不明の作品。
だが、ただものではない事を
見抜いて友人は入手した。
安くはない。
日本刀の武家目利きと同じ
ようにキューの繊細なテイ
スティングができる友人は
早速試斬ともいえる試し撞き
をした。
日本刀ならば「様(ためし)」
という試刀にあたる刀剣吟味
と同じ手法。
撞き味からその個体の特徴を
把握し考察した。
それにより、造り込みの構造
と処理方法に加えて、性能を
吟味鑑定する事により、幾人
かの作者の候補の絞り込みが
ある程度できた。
友人はそのキューのスペア
シャフト製作をオリジナル
キュー製作をやっている腕利き
のキュービルダーに依頼した。
さすがその道のプロだ。
刀剣の目利きと同じように目が
利く。
たぶん、誰々の作ではないか、
との所見をビルダーは持ち主に
伝えた。
よく腕の良い日本刀研ぎ師は
刀剣の作者を見抜く。
3万人ほどいる歴史上の日本刀
の刀工の中から、どの時代で
どの地方でどの系統でどの作者
であるかをほぼ的中させるのが
日本刀の本物の研磨師たちだ。
そして、研磨次第で刀を化け
させる事も研ぎ師たちは可能
だ。魔術師のように日本刀の
個体を別な作風のようにさえ
研ぎ上げる事も可能であるし、
また、その人が研いだ刀剣に
は他の研ぎ師は手を出すな、
とさえ言われる名人もかつて
はいた。
私はその人が研いだ日本刀の
判別がつくある視点をある時
突然獲得した。これは既存の
刀剣書にも書かれていない。
だが、明瞭に刀身にはその人
の隠しメッセージのような仕事
が顕著に出ているのだ。
この特徴は、刀剣専門店でも
把握している店はほとんど知
らない。
高次元の技術を持つ研ぎ師たち
は知っているのだろう。だから
こそ研ぎ師を特定して、その
名人の研ぎ作を後年に研ぎ直そ
うとしたら何が出て来るか分か
らないので手を出すな、と斯界
で喧伝されて来たのだろう。
疵や欠点を超絶技法で伏せて
隠し、刀身を見事な物に仕立て
上げるのがその歴史的名人の
研ぎだからだ。名を平井千葉と
いう。
私は平井先生が研いだ日本刀
は実見すれば特定する事がで
きる。
さて、スペアシャフトを依頼
した友人にキュービルダーは
「たぶんあの人」と作者につい
ての所見を伝えたという。
私も候補に挙げていたキュー
製作者だった。
新規のスペアシャフトにより
その原作者のバットとの合体
となる。
つまり、コンバージョンモデル
が登場する。
これは、バットとの相性もある
が、キューの6割以上の性能は
シャフトによって方向づけられ
るので、かなり面白い作品と
なるのではなかろうか。
こういう事は日本刀ではできな
い。刀身は一作者によって製作
されるからだ。ただ、研ぎに
よって大きく切り味は異なって
くるが。
キュー遣いたちの楽しみには、
シャフト交換による性能の味
つけが変化する事を楽しめる
事が挙げられる。
これ、かなり面白いし楽しい。
二輪でタイヤを替えたら走りが
激変するのに似ている。
ただ、オリジナルキューのシャ
フトがソリッドシャフトで作ら
れているキューにハイテク物や
カーボンを装着して、というの
は私は個人的にはキューの設計
と製作者の意思を軽んじるのを
超えてないがしろにするものだ
と思っている。
最初からハイテクやカーボン用に
作られたキュー以外にそれらの
シャフトを着けて撞く事は私個人
はしたくはない。
東京の友人も私と同類同族のよう
で、徹底的にソリッドスタンダード
シャフトにこだわっている。
今回のスペアシャフトも、無論
ソリッド=ハードロックメープル
の無垢木シャフトだ。
シャフト製作には非常に時間が
かかる。
大手マスプロメーカーや中国
メーカーのように一気に削って
はい完成、ではない。
カスタムビルダーのシャフトは
相当な時間と手間と英知が詰ま
っている。
完成後のコンバージョンに、
今から期待ワクワクしている。
こういうキュー作りは、私は
嫌だなぁ(笑)。
(某アジアの量産キュー)
撞球の玉の動きを客観的に解析
分析して配信している方が、自分
の持ちキューを腕利きの人に改造
作業依頼している動画(youtube)。
とても細かい良い作業をしている。
作業としては「コンバージョン」
というカスタムに属するものだ。
旋盤という動力機械を使おうとも
音と手の感覚が仕事の主軸となる
というのは、全く刃物や日本刀の
研ぎと同じ世界、同じ領域の事を
説明されている。作業内容を見れ
ばすぐに本物の人と判るが、言質
においても真実の人である事が
見て取れる。
時々世の中で見かけるのがこの
動画のコメント欄にいるような
失礼なご仁で、自分の参考に
させて頂きたいから材料や業者
を教えろ、というような人間。
敬語の使い方も物言いの態度も
根本から間違っている。
こういうのは世の中かなりいる。
私が友人のガンスミスの職人
さんに作って貰った世界で一丁
のワンオフ製作のガスブロー
バックガン(コルトウッズマン
飛葉カスタム)について、以前
ネット日記でその完成品を公開
したら、「内部構造と展開図を
私に送ってくれ」「中のシステム
を開示してください」という
連絡が何名からもドワッと来た。
そして、それらの全員(驚いた)
が今回のコメント欄者のように
言葉遣いも態度も非常に常識を
踏み外したものだった。
「私は改造には自信があるから」
「私が作って見せてやるから」
「私がその作品を再現してあげ
るから」
e.t.c.
どれだけ不躾で失礼無礼なの
だろう、と思った。
見も知らない人間からだ。
いきなりファーストコンタクト
でそれである。
引退していた刀工小林康宏の
復帰日本刀斬鉄剣製作プロジェ
クトの時にもそういう人間が
何人もいた。
「わが流派の栄誉ある指定刀に
してやる」
「小林康宏刀匠に刀の作り方
を当流が教えてやる」
「斬鉄剣を私が使ってやる」
等々。
他には研ぎ方を動画で見せろ
とか拝見してみたいものです
ね(慇懃無礼)とかいうのも
とても多かった。
すべてまともに相手にしない。
相手がまともではないから。
丁寧に、ごく常識的な対応で
お断りした。
すると2ちゃんで大暴れし始め
た。
今では5ちゃんで執拗に粘着し
て刑事民事とも犯罪行為を繰り
返している、という次第。
それに有象無象が煽られて乗っ
ているというのが平たく言えば
分かりやすい図式だ。
一味は一か所ではなく何か所か
にいる。
最初から心得違いなので、相手
にはしないが、サイコパスでも
あるのでネットで犯罪行為は
執拗に現在でも続けられている。
根本的な勘違いと心得違いの
族たちなのだが、何か飛び出
した技術やものごとを公開する
と、自己利益の為だけにまるで
仲間か味方やファンのような顔
をして群がってすり寄って来る
邪悪な人間はとんでもなくこの
国には多いので、注意が必要だ。
それらの徒たちすべては、自分
の欲求や利益の事しか頭にはな
い。
そしてすり寄りが自分の期待した
答えとならないと突然パッと離れ
てネット等で悪口雑言を書きまく
る。あるいは取り巻きを加えた
衆人を扇動する。SNS大利用で。
ほぼ全員が同じパターンの行動
を取る。何かに洗脳されている
かのようにパターン化している。
自分の事だけしか頭にないので、
人を陥れたり裏切ったり陰で
陰湿な汚い事をやったりしても
平気の平左だ。実に心根が濁っ
ている。
私にはこの動画の旋盤作業者が
どこのどなたかすぐに判ったが、
ご本人も「材料や誰なのか教えろ」
との旨の視聴者の言に「趣味で
やっているので(非開示)」との
受け流しの対応だ。動画投稿者を
通じて。
それがすべてにおいて賢明かと
思う。
面識のある信頼できる知己と
しか実際の作業では接しない、
というのは大正解だと思う。
本当に自分の事、自分の利益
しか頭にない連中が寄って来る
事が多いので。
良い仕事や言動は、それを見た
り聴いたりして感銘を受ける
人々もいれば、逆に骨の髄から
邪悪な心根の者たちも引き寄せ
てしまう吸引力を持っている。
極めて注意と警戒的自覚が必要
だ。
素晴らしい旋盤である。
キュー作りやキューのメンテの
専用旋盤ならば、この製品一択。
完全CNCコンプリート版とメン
テ用廉価版の2種類が販売されて
いる。(完全注文製作)
Massive Monkeys? Sawmilling Exotic Wood Start to Finish
銘木のモンキーポッドはこん
なに太くなるのよね。
(オレゴン州は訛りが少ない
とか言ってる人間も世の中ちら
ほらいるが、どういうこったい。
この人の喋り方を聴いてると、
ド訛り全開で栃木弁クリソツ
だど)
CM「この木なんの木」の日立
の木。別目アメリカネムノキ、
レインツリー。マメ科。
中南米原産だが合衆国ハワイ
などでは特定侵略的外来種に
指定されている。
ベネズエラには枝の広がりが
60メートル近い個体があり、
国宝に指定されている。
見たら小林亜星の曲のように
「この木なんの木?」となる
だろう。
友人がココボロ製のプレーン
ストレートのカスタムキュー
を持っているが、手に取って
鑑賞すると、鮮烈な木目が
非常に印象的だ。
ココボロは今世紀初期当初は
ワシントン条約規制外で、一
般的にナイフや道具の木材と
しても多用されていた。
また、音響が良いのでギター
材料としてもハカランダ取引
停止以降には非常に多く使わ
れて来た。
2017年10月以降はワシントン
条約規制対象となったので
現在は事実上木材入手困難。
気乾比重が1以上あり非常に
重い木の為、ビリヤードの
キューの材として使用する
には、センターコア構造に
して中心部を穴抜きして別
材の心棒を押圧接着する等
の加工が必要だった。
そして、加工時には人体が
かぶれたりする要素もある
ので、切削性は良好でも注
意が必要な木材だった。
旋盤加工では安全性の確保
から手袋装着での作業は絶
対に駄目なので、人体保護
からは取り扱いが難しい材
だった。
時々動画配信サイトなどで
素人が旋盤を回すのに手袋
をして作業しているが、工
業界の常識からは大きく外
れている危険な事だ。
絶対にやってはならない。
これは中学校の技術家庭の
授業でも教えるし、工業高
校でも教えるし、専門学校
でも旋盤工場の現場でも、
一般産業の工業部門の現場
でも安全管理として徹底
させている。ボール盤や旋
盤を作動させて作業する時
には、絶対に軍手や手袋を
着用してはならない。
巻き込まれて指が瞬時に欠
損したり腕先が損失する事
故が発生する可能性がある
からだ。
現にその安全管理原則を
怠ったゆえの指欠損事故は
何度も起きている。
プロの産業界でそうした事故
が発生したら、監督省庁から
の行政指導が入る。
そうした公的規制がないから
と、ど素人が手前勝手に手袋
をして旋盤を回す動画が素人
投稿動画サイトのアップ動画
には時々見られる。
とても危険な行為だ。
ココボロまでもが使えなくなる
状態というのは、かなり深刻
ではあるが、楽器や道具の世
界では良質な種類の木材が
流通しなくなるというのは
かなり痛手だろう。
ユーザーサイドとしても、寂
しい限りだ。
40年前、ブラジリアンローズ
ウッドが辿ったのと同じ経路
をすべての銘木が辿っている。
10年前のワシントン条約規制
以前の動画。
なるほど、大量伐採の仲買は
中国か・・・。
バットマンって、古いんだよね。
私の手によるブロンディ。
メインシャフト装着。
スペアシャフト装着。
実物TAD等は別として、マイ
「デレッチョ」とはスペイ
ン語で「まっすぐ」の事。
手玉と的玉が一直線になっ
てしまい振りが無い時に
仲間内で使っている言葉。
一直線で振りが無い場合は、
的玉を穴の中の端に入れて
無理やり振りの角度を作っ
て手玉を移動させる。業界
用語では「穴振り」と呼ぶ。
この動画では「穴振り」
「立てキュー」「ロング
ドロー」という3種類の難
易度の高い同時ショットを
成功させて、ビタリとネク
ストの2番に手玉を出して
いる。