物体の連結は、工業的には力学
凸凹で連結してネジで締め込む。
多くのメーカーがこの凸凹型を
本物のパイロテッドはきっちりと
木ねじタイプのフラットフェイス。
最初は完全密着パイロテッドと
瓢箪から駒で、TADのブライ
Daniel Sanchez vs. Marco Zanetti
スリークッション。
穴の無いキャロム台の大台を
使って、手玉を的玉二つに当
てるまで3回以上クッションに
入れないとならない競技。
かなり難しい種目。
スリークッションに比べたら
アメリカンポケットなどは
非常に簡単過ぎる。
総じて、アメリカンポケット
が全ビリヤード種目の中で
一番簡単簡易だ。
それでも、的玉をシュートイン
させて手玉を自在にどこにでも
移動させられる技術が無いと、
アメリカンポケットでさえも
ゲームにならないのだが。
ダーツは投げれば刺さる。
ボウリングは転がせば倒れる。
だが、ビリヤードはたとえ一
番簡単なポケットビリヤード
でさえも、狙った玉を狙った
穴に入れて、かつシュートと
同時に手玉を移動させる技術
がないとビリヤードが成立し
ない。
さらに、ど素人などは的玉を
シュートインさせる事さえも
できない。
ビリヤードというスポーツは
技術が無いと全くゲームにな
らないスポーツなので、それ
ゆえ難しいから流行しないの
だろうと思う。
努力して実力をある程度身に
つけないとプレーにならない
のだ。レジャーとはならない。
だから、かつて日本国内ビリ
ヤード大ブームの頃(1987~
1990)に全国の温泉ホテル等
にビリヤード台が設置されたが、
まったく玉撞きなどできない
観光客向けなので、経年で台
がボロボロ、キューもズタボロ
の温泉旅館ホテルが全国的な
水準となっているのだろう。
管理者も素人なので、一切
台やボールやキューの手入れ
もしていない。
完璧なトーナメントコンディ
ションの温泉旅館ホテルを
私は見たことがない。
すべて、全国ボロボロだ。
これは、エクシブさえも。
さて、非常に高度な技術と知性
がないとできないスリークッ
ションというキャロムビリヤー
ドなのだが、ビリヤードは種目
によって使うキューが全く異な
る。
スリークッションキューでポケ
ットはできても、その逆は無理
だ。
また、ポケットのキューでスヌ
ーカーは撞けない。
そのスリークッションのキュー。
まるでシャフトがバットのよう
に太い(笑)。
これは、質量の少ない小さな
ボールを撞くポケット(アメ
リカンプール)種目のように
シャフトのしなりを利用しない
技法のためだ。
しかし、ビリヤード競技の中で
一番ボールの大きさが小さい
スヌーカーは、アメリカンプ
ールとは別なキューの設計思想
で、やはりスリークッションの
ように「しならない」キューが
一般的なセオリーとなっている。
そのため、キューの木材も粘り
強くよくしなるメープルでは
なく、アッシュ(タモ)という
日本では斧や鉈の柄に使われる
ような硬質の木材を使用してい
る。
そうでないと、小さい玉用に
キュー先を細くした木材の腰
が無さすぎてもたないからだ
ろう。
スヌーカーは台が全種目で
一番大きく、玉が小さい為
に低く構えて狙う。それゆえ
ループレストは使わない。
すべてオープンブリッジを
用いる。
伝統的なルール(アメリカン
ポケットのように節操なく
コロコロとルール改変はしな
い)と伝統作法を重んじる
スヌーカーの世界は、今でも
木製キューを使う。
世界チャンピオンなどは連結
さえも忌避して一本物の職人
の手作りキューを好んで使う。
アメリカンプール、ポケット
こそは実は最低のプレーヤー
層が集まっている種目だ。
元々はビリヤードは貴族の
競技だったが、貴族が存在
しないアメリカ合衆国でも
西部開拓時代に西欧から輸入
されて、無頼の徒たちも西部
の酒場でバクチとして楽しん
だ。そのあたりから撞球に
礼儀知らずが参加し始めた。
ポケットビリヤードから分離
独立したキャロム競技こそが
本来の言語の意味でもビリ
ヤードであるのだが、礼儀
作法を重んじる習慣もキャ
ロム界にそっくりと移籍した。
その為にキャロム界では今
でも伝統と礼儀作法を第一と
する紳士淑女の気風が残し
伝えられている。
だが、アメリカンポケットは
中南米やフィリピンなどの
後進国が輸入してからは、
現地でもサンダル履きや
半ズボンや着帽、咥え煙草、
相手への礼も一切ない大衆
バクチとして蔓延した。
日本はかつては撞球は紳士
淑女の競技だった。
明治初期から昭和平成まで
皇室の人たちが必ず撞球に
親しんでいたのをはじめ、
戦前までの日本は大衆層ま
でも撞球が普及していたが、
しっかりとした礼儀を重ん
じる場所が撞球の場だった。
極めてフォーマルな社交の
場が撞球界だったのだ。
ゆえに、国家的な重要な層
となる学士を輩出した旧帝
国大学の学士会館には撞球
室があり、キャロムビリヤ
ードがそこで行なわれていた。
(現在学士会館は文化財建
築物。撞球室は現役稼働)
しかし、ここ10数年で着帽
のままプレーしたりの無礼
な礼儀知らずが現代の日本
にも蔓延してきた。ポケット
ビリヤード界限定で。
世界基準としても最低の
恥ずかしい無作法さだ。
それをやるのは、アメリカの
下世話な街玉や中南米やフィ
リピンなどの未開発国の町玉
突きで博打をやっている連中
だけだ。
西側先進国諸国の紳士がやる
行為ではない。
だが、ど勘違いしている日本人
が今大量に増えている。
自称コーチという復帰登録した
レッスンプロでさえ、キャップ
を着帽したまま人に教えたり
「指導」とやらをやっている。
まず被り物を取れ。それは無
礼者なのである。
礼をないがしろにして、何が
スポーツか。たわけた寝言を
言うでない、という事になる。
(最近youtubeちゃんねるを
運営者により強制的に凍結削除
された模様)
電気屋さんが家に来てちょちょ
いと修理したり、運送屋さん
が荷物を運んできたりとかと
は違うのだから、室内では男子
は脱帽、対戦競技の際には当然
相手に対する礼儀としてプレー
ヤーならば脱帽しましょう。
全世界の先進国の社会常識です。
無礼千万な振る舞いでいながら、
相撞き対戦を願い出たり受けたり、
あるいは人様を「指導する」だ
などというたわけた行為は、
人として非礼が過ぎるのでやめ
ましょう。
その手の類は、地球上の先進国
においてはキュー持つ資格など
ありません。
マナーもへったくれもない国に
この日本を変貌させるのはやめ
ましょう。
スポーツをするのならば、スポー
ツマンらしく振る舞いましょう。
仕事中や授業中に咥え楊枝で
「チィ~ス」とかやりますか?
企業や学校の試験や面接の時に
それをやりますか?
着帽撞球はそれと同じ事をやっ
ているのですよ。
極めて、非礼失礼無礼です。
ビリヤードには数多くの種目
があります。
これは曲玉撞きを行なうアー
ティスティック競技という種目。
曲玉といっても、誰が撞いても
入るようなポケットのセット玉
(芸能人がよくやっているやつ)
ではなく、キュー切れという本
物のプレーヤーとしての実力が
無いと成立しないビリヤード
です。全ビリヤードの中で一番
難しい競技。
観ていると判るかと思いますが、
一度前に出たり横に手玉が出て
から戻って来る引き玉は全て
ジャンプしています。
押し玉も実は強烈な押しは手玉
がジャンプしている。時に先玉
も。
手玉が接地したまま強烈なスピン
状態を維持したまま手玉が進む
のはマッセだけです。マッセも
手玉がジャンプしたりする。
そして、ビリヤードの物理とし
て、絶対に出せない軌道がある。
それは手玉に真円を描かせる事。
これは物理的にキューで撞く
行為からは絶対に発生させられ
ません。
引き玉も押し玉も、キューを切
らせて撞くショットは、実は全
てジャンプショット。
手玉はショット後も先玉にヒット
後も超低空ジャンプします。
なお、この動画でも見られる押し
抜き玉は結構簡単ですが、前に
飛び出してから戻す引き玉は
かなり難しいショットです。
キューの直立マッセも、軌道の
成功率が低いので、難易度が高
いショットといえます。