渓流詩人の徒然日記

知恵の浅い僕らは僕らの所有でないところの時の中を迷う(パンセ) 渓流詩人の徒然日記 ~since May, 2003~

北海道のトウキビ

2023年07月15日 | open


北海道産トツキビをゆがして
みた。
うまし!

次は醤油焼きだ。
広島県福山市の地醤油には
滅法美味い醤油がある。
慶應年間創業、明治17年から
醤油製造に入った。
山陽道の国道沿いにある。
うちは昔から愛用している。
その醤油を使う。








広島県の特徴。
広島県は酒どころであるのと
関係あるのかどうかは知らな
いが、地醤油屋がかなり残っ
ている。
古代から水が良い土地で、良
い鉄も多く取れた。
日本全国、酒どころの土地は
良鉄産地であるケースと重な
る。
醤油は詳しくはないが、鉄と
酒と水が切り離せないような
水との関係もあるのかも知れ
ない。
広島県の醤油は総じて美味い。
新潟の醤油も美味いが、あそ
こも酒どころだ。
そして、製鉄や包丁、刀剣生
産地でもあった。
ノーリサーチだが、多分、岐阜
県の関あたりも美味い地醤油が
るのではなかろうか。

広島県の酒でとても残念だった
のは、2001年の芸予地震によ
り、ある老舗造り酒屋が倒壊し
た事だ。
その酒屋は、「武田節」の時に
武士の母里太兵衛が飲み干して
安芸備後の大名の福島正則から
秀吉下賜の槍日本号を取った時
の献上酒を造った蔵元だった。
三原西町の酒屋。
(刀剣研究の友人が母里氏の子孫
から直に聞いたところでは、
の名は「もり」ではなく「ぼり」
が正しいとの事だ)
倒壊後に別場所で製造を続けた
のだが、ほどなく、数百年の
歴史に幕を閉じた。
現在のようにインターネットが
普及していたらクラウド等での
救済手段もあった事だろう。
「武田節」の日本酒はこの世か
ら消滅した。
現在、蔵元の跡地はスーパーに
なっている。
主要銘柄は「旭菊水」だった。
正月には市内の神社で御神酒で
振る舞われたが、実に美味い酒、
ザ・日本酒!という良酒だった。
江戸期から武士にも町人にも
三原城内城下で一番親しまれた
酒だった。
残念至極に御座る。

横浜らしいドラマ 〜プロハンター(1981)〜

2023年07月15日 | open















横浜が舞台の映像作品は数々あれ
ど、今まで観た映画・ドラマで
一番横浜の空気を描いている作
品。
そもそも、主人公の探偵の一人
を演じた藤竜也自身が横浜人だ。
違和感ゼロ。
一方、相棒の探偵の若き草刈正
雄は小倉出身を活かして役の上
でも小倉弁を話したりする。

アクションシーンを担当したの
は劇団若駒。林邦史朗氏が率い
る武劇集団だ。千葉真一氏の
JACよりもアクション俳優育成
の歴史は古い。
私は林邦史朗氏に斬術刀法を
直に習った。

ドラマ『プロハンター』では、
藤竜也も草刈正雄もオートバイ
に乗るシーンが何度も出て来る。
自分の車ではなく、追跡の時
などにそこにあったオートバイ
を使う。
二人とも運転は上手い。
藤竜也などは自転車でもウイリー
してずっと走れる程だ。
草刈正雄はこの作品の翌年、
角川映画の『汚れた英雄』で
主人公のGPライダー北野晶夫
を演じた。
レースシーンはヤマハの平忠彦
さんが吹き替えをしたが、草刈
正雄も実際にTZ500を走らせて
撮影したシーンがいくつもある。

『プロハンター』はリアルさの
ないドラマだが、なかなか面白
い。
エンディングの一シーンには私
が映り込んでいる。
フレアワンピースの私服の女子高
生と歩いている。
こうした映像作品への映り込み
は時々ある。
『釣りバカ日誌5』とか。

1981年。
ブリッヂも無く、横浜はスッキリ
としていた。
これが私が小学生時代に育ち、
そして学生時代、社会人時代に
暮らした横浜。