渓流詩人の徒然日記

知恵の浅い僕らは僕らの所有でないところの時の中を迷う(パンセ) 渓流詩人の徒然日記 ~since May, 2003~

イタリアの風

2023年07月19日 | open

 



イタリアのヘルメットメーカー
NOLANのCMがめちゃくちゃ
カッコいい。



 


夏の日

2023年07月19日 | open
 


きのうもきょうも、夏らしく
雨がバーッと降ってパッと晴
る。
きょうの昼間のスコールなんて
凄かった。
で、雨があがるとまたセミが
一斉に鳴き出す。
何年も土の中で篭ってたから、
一夏のみの地上での命とはいえ、
生きてるぜーみたいに活き活き
して合唱している。
英語名は日本語にすっとちとあれ
だけどなー。

さようなら 横田慎太郎さん

2023年07月19日 | open
 




カメさん

2023年07月19日 | open


わが家では、25年生きている
カメさんが一番元気いい。




TADの細さ

2023年07月19日 | open


世界チャンピオン、ジョー・
バルシス。1968年。

TADキューは細く見えるが、
実際にバットのテーパー度が
ストレートに近く、かなり
バットのハンドル周辺が他の
キューよりも細い。
これは、レーサーのTZのグリ
ップと同じ理論を投入している
のだろうと思う。剣の遣い手の
刀の柄(つか)が硬木を使って
細く薄い造り込みであるように。
太い物は確実に繊細な操作の
阻害要因となるからだ。
できる遣い手の剣士は差料の
刀の柄を皆細めの柄前に造る。
ごん太だと手の内の冴えなどは
物理的に発揮できないからだ。
これ、人がどう思うかとかとは
関係ない。物理的な定式。
例えば、ドライバーのネジ回し
のハンドルが牛乳瓶程あったら?
大工さんのカナヅチの柄(え)の
太さが缶コーヒー程あったら?
使えやしない。
その揺るがない定理を踏まえて、
二輪のレーシングマシンのハン
ドルのグリップは通常よりやや
細めになっている。
その道理は、他の道具にも共通
する。
(2004年)

(2005年)


(2010年)


(2023年)


こちら作った人。
コハラタダチさん。
カリフォルニアの人。
1968年。


セブンティーンの湘南 〜時代を超えて受け継ぐもの〜

2023年07月19日 | open
 


セブンティーンの湘南。
叔父から貰った叔父が1950年代
に着ていたダブルライダースの
革ジャンを来ている。
うちの家系、親族はとても二輪
乗りが多く、戦後間もない頃か
ら二輪に親しむ親戚が多かった。
今も私と同世代のイトコ連中は
二輪乗りだらけだ。その子ども
たちまでも。
私もオートバイに乗る事を父か
らも母からも反対された事は
一度も無い。危険だからやめろ
とか。「安全に走れ」しか言わ
れなかった。
もう二度と歩けないかも、と
いう九死に一生を得た事故の
時も、広島から横浜の病院に
両親はかわるがわる見舞いに
来てくれたが、その時も、もう
オートバイはやめろ、など
は決して言われなかった。
父は「本人の意思だ」と常に
言っていた。
ならぬ事はならぬを強いられ
家系で、6才の時から正座
して
論語の素読をさせられ
家だっ
たが、二輪と剣の修
行について
はどんどんやれ、
という教育
方針の家だった。
それどころか、東京から広島
に転住した母も友人とミニ
バイクで弁当持って島めぐり
をするツーリングを楽しんで
いたりした。
 
叔父から貰った50s革ジャンは
70sのハイティーン時代に私は
愛用の一着だった。
革ジャンは小学生の時から好き
で着ていた。外リンクのスケート
も革ジャン愛用。理由は防
寒で
はなく、転倒時の怪我防止
だ。
高校時代は中学の時の物がまだ
着れたので合計4着の革ジャンを
シーンによって使い分けて着
いた。
 
叔父から貰ったダブルライダース
は、その後かみさんがオートバイ
に乗る時に愛用してた。
あいつ真夏でも革ジャン着てた
が、考えたら昔はみんなそうだ
った。
真夏でも、意外や意外、直射日光
を弾くので革ジャンは暑くない。
ただ、中の空気は加熱するので
前を開けて走行風を取り入れる。
すると夏でも革ジャンで快適だ。
 
かみさんが着るとブカブカだっ
たが、両横に赤染めのスリット
があって、そこを閉じれば狭く
なる仕様だった。
なかなかカッチョよかった。
今、あまりこの作りは見ない。

1981年、軽井沢。
 
モーターサイクルはとてもいい。
これは、乗る人にしか解らない。
オートバイに乗る人と乗らない
人では、その見ている世界観が
まるで別物だ。
それは本当なので、世の中には
二種類の人間がいる、オートバイ
に乗る奴と乗らない奴だ、とい
う昔からの定理が語られるのだ
ろう。
モーターサイクルは良い。
そして、残し伝える何かを親から
子へ、さらに次世代に、という
コアがオートバイにはある。
乗り手が自分で操作しないと、
二輪は立つ事さえもできない。
乗り手も心身の独り立ちが絶対
必要になる。心も身体も
独り
で立ち上がらないと二輪
には
乗れない。人頼り、人任せ
生き方では二輪乗りは成立し
ない。
倒れたら自分の力で自分一人で
起こす。たとえ300kgの二輪で
あろうと。
倒れても、膝をついても、自分
の力で立ち上がる。
自分で道を切り拓く。
それがオートバイだ。
オートバイ=モーターサイクル
は、良い。
人にとって大切な事を教えて
くれる。
そして、前に進む。後ろは振り
返って確認するが、あと戻りは
しない乗り物。前進する存在。
オートバイ乗りは、リスキーな
事を選んででも新しい世界に
もうとする現代では稀有な
新規
探索性というものを遺伝
に色濃く持つ生物だ。
それは、人類の原点に回帰する
我々ヒトの血でもある。
オートバイは、良い。
人をヒトとして目覚めさせる。


初めてのTAD

2023年07月19日 | open
 


初めて所有したTADはプレーン
のステインのTADだった。
黒焼きとも関東では呼ばれる
ダークなステイン染め仕上げ。
まだ1980年代の20代の頃の
だった。
そのTADは、まるで日焼けした
精悍で機敏なアクションを
見せ
サーファーのように
思えた。
その切れ味に瞠目した。
 
その次に1990年代に所有した
TADもプレーンだった。
いわゆ
る坊とか白棒とか
呼ばれる。
は金髪のブロンディレディ
ように思えた。バレリーナ
ように美しく。


その次に今世紀に入手した
TAD
もブロンディだ。この
個体は製
作が古く、1975
年前後のTADコハラ製。
パパTADだ。
いわゆるビンテージTAD
になる。
この個体が今まで所有した
TAD
では一番性能が高い。
イメージは、繊細可憐なバレ
リー
ナではなく『続・夕陽
のガン
マン』のイースト
ウッドのブロ
ンディのよう
に感じた。
力強く
豪胆で活きの良い
切れを見せる。




TADを初めて手にしてから
早く
も数十年が過ぎた。
1980年代、90年代、2000年
代、
2010年代、2020年代と
撞球を
続けている。
時は過ぎた。
時々落ち込む事もあるけど、
まだ元気で玉は撞いて
います。(魔女宅キキ風)




キャンプの心得

2023年07月19日 | open
 


ナイフや刃物の世界で、商戦
激しい商魂の塊のようなポイ
捨て消費新作物売らんがなの
観念はいただけない。
特にキャンプやゴルフ、釣り
などの業界は高額物もどん
どん
買い替えさせる販売姿勢
をメー
カーは取っている。
最近では
ビリヤード業界もその
性根を
軸とする方針に転換した。
都度「今度のは最高」と謳う。
だが、その販売戦略に騙されて
洗脳され、大衆はワッと飛び
つく。
 
次から次に新製品ギアを買い
続ける道具コレクターなどは
本来一番キャンプの真髄から
はかけ離れた存在なのだが、
YouTubeなどの動画サイトで
も次々と新作ギアを紹介する
商戦お先棒担ぎのYouTuber
だらけだ。古いが良い物を
紹介したり、長く親しまれ
て来た定番製品の良さやメン
テについて解説したりする
動画は極めて稀有なのだ。
浅い。軽佻浮薄だ。
 
ビクトリノックスの値段は、
つい数年前まではそれがナイフ
の適正価格だったが、近年の
激安中国製が出回ってからは
異様に高く感じたりもする。
同様の仕様で3000円程で今は
手に入るからだ。
かといって、ブランドだけを
売りにするとしたら、それは
実力勝負の刃物の道から外れ
る。
例えば、プールのTADキュー
を求める者は、TADというブ
ランド品をコレクションした
いのではない。TADキューの
中身、その特筆的な突出した
独自性能を求めている。
これはナイフや大工道具や日本
刀の本質追求の価値観の希求に
極めて近い。
そうした概念把握の同質性は、
侮ってはならない本質を示して
いる。
 
次々と新作新品新商品を買い求
めて、それを並べてご満悦、と
いうのは人の自由だが、それは
本当のエコを見つめるキャンプ
というもの、自然と共和する
キャンプという空間とは無縁で
あると知ろう。
死んだじいさんが大切に使って
いたような道具などを山で孫が
使う。
そうした内実が、実はキャンプ
から学ぶ大切な人と自然と物の
融合を通した教育的観点だ。
キャンプは学びの場だ。野遊び
やそこでの生活を通して、自然
と人との共生の大切さを学ぶ。
だから、全世界でキャンプを
教育の一環としており、教育的
存在としてキャンプを通して大
切な事を子どもたちに学ばせ
うとしている。
創意工夫という人間生活の原点
の見直しとスキルの習得という
実利と、そして情操教育として
キャンプは世界的に有効利用さ
れている。個人と集団の折り合
いのつけかたの社会性もキャン
プは教えてくれる。
大量消費型レジャー感覚は、ど
んどんキャンプの本道から乖離
して行く。
道を踏み外してはいけない。
ビクトリノックスの新作「エボーク BSH ALOX」は細かい作業に向く傑作ナイフだ!

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キューは刀

2023年07月19日 | open




切れ味鋭いTADというキューは
まるで虎徹のようだ。

よくこんなキューが作れるなぁ
と舌を巻く。
間違いなく、偉人である。


ユーザー車検

2023年07月19日 | open
 

友人がユーザー車検を受けて
すんなり通っていた。
いいね。



モーターサイクル。
これは楽しい乗り物。
そして危険な乗り物。
危険だが、安全を自分の手で確保
するのが、これまた楽しい。
人任せ、他力本願の安全付与では
なく。
自分次第で危険と安全が分離する。
危険だからと背を向けて忌避する
のではなく、自ら向かって行き、
そして安全を自分で手に入れる。
モーターサイクルは日本刀に似て
いる。
剣士のライダー率が異様に多いの
は、何か通じるものがあるのだろ
う。