渓流詩人の徒然日記

知恵の浅い僕らは僕らの所有でないところの時の中を迷う(パンセ) 渓流詩人の徒然日記 ~since May, 2003~

カドヤの革ジャン

2023年12月31日 | open

 

 


カドヤさんから電話があった。
フルリペアメンテと修理と改造
を依頼していたニューコンセプ
ターが出来上がったので送りま
との事。納期5ヶ月(笑
やや早まった。
改造物なので私のオリジナル物
になる。
あしたあたり届くだろう。
明日は正月だからそのあとか。
 
日本のレザーウエアの老舗、
浅草カドヤの革ジャンは私は
かなり好きだ。
ニューコンセプターという現
廃番のモデルは、乗り着でも
街着でもかなりデザインが洗
練されている。
私のはカウハイドを使用した
旧型初期タイプだ。
縫い付け革のNCはニューコン
セプターという商品名。
LWはレザーワーク。
P-RJはパワード・リムド・
ジャックを表している。
元々は化繊素材で始めたNC
ジャケットだが、のちにレザ
ーで作るようになった。
それがレザー版のニューコン
セプターだ。
左胸にはナスカンをつけた時
のバイクキーをカチンとはめ
られるメタルDループがある。
これはかなり便利で、下車時
のキーを私はぶら下げたり、
運転用眼鏡を外した時にそこ
に通してぶら下げたりしてい
る。
 
今回は、ギャザーの新品交換
で最初依頼したが、傷んだジ
ッパー新品交換、DIYフロント
カバーのカドヤによる新設、
全体のクリーニングをご提案
いただき、それも依頼した。
安い革ジャンが2着買える程
の見積もりとなったが、この
際だからお任せする事にした。
担当窓口の方はとても丁寧で
人当たりの良い方だが、公式
サイトを見ると結構渋い感じ
の人。
カドヤの中でもオーソリティ
としてアドバイザーのような
立ち位置にもいる本店の方だ。
数年前、いろいろ問い合わせ
た時にも丁寧に対応してくれ
た人でもある。
 
カドヤは対応がとても親切。
これはクシタニもそうなのだ
が、やはり老舗のウエア屋さ
んは、対応一つでもきめ細か
い。
いいぜ、カドヤ。
実は1970年代のコースでの
革ツナギはあたしゃカドヤだ
った。80年代はクシタニの
オーダー品だったが。福田照
男さんと全く同じデザインの。
青に白いKの。あれ「くの字」
かと思ってたけど(笑
カドヤのレザーは街着でもいけ
るところがかなりいい。
 
1989年のVシネマで、はみだし
刑事ジョー役を演じた世良公則
さんが劇中愛用したのもカドヤ
NC革ジャンだった。ネーム
文字は映画のオリジナル仕様。
その『クライムハンター』は、
結構面白い映画だった。
ただ、個人的には使用銃がベレ
ッタM92Fというのがイマイチ。
どうせならあえてマニアックに
カスタムガバにしてほしかった。
時代的には、ガバ1911は時代遅
れとかの誤認風潮が日本で広ま
っていた頃だ。
だが、装弾数のみ増やせばガバ
ほど信頼性のある銃はないと私
はずっと思っていた。使用弾も
9ミリなどよりも.45ACPだろ、
と。
すると、その後、砂漠戦の時代
となり、ガバ改造の多弾数カス
タムが米軍で開発採用された。
そして、新時代傭兵たちもガバ
改を愛用し始めた。コルト1911
はハンドガンのAKともいえる程
に信頼性の高い拳銃だからだ。
一方、新制式銃ベレッタM92F
カットスライドに不具合が
し、米軍では改良もしたが、
はり予想通り現役を退いた。
信頼性のあるシグが採用されて
からも、一部では1911が使用
されている。実に110年を超え
る継続使用。
このような銃器は他には無い。
世界最高のハンドガンはナイン
ティーンイレブンだ。
あと、ピースメーカー(笑
 
刑事ジョー。1989年。
アメリカ帰りという設定だ。
カドヤNCを常時着用している。



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