渓流詩人の徒然日記

知恵の浅い僕らは僕らの所有でないところの時の中を迷う(パンセ) 渓流詩人の徒然日記 ~since May, 2003~

飛び出し

2024年02月15日 | open



先日、友人を乗せて四輪車で
スーッと道を走っていた。
尾道駅前の国道2号線。

そしたら、いきなり中学生?
の自転車が歩道の逆走から
道部分に飛び出して来た。
私は、ごく普通に安全によけた。

友人は「よく飛び出しが分か
ったな」と言う。
自転車が歩道逆走の時点で私は
左横の喫茶店を見ていたからだ。
私は答えた。
「お前さんもだけど俺はバイ
乗りだぜ。観てるよ。見の眼

でなく観の眼、遠山の目付で」
と。
友人は「だよな」と答えた。

喫茶店にちらりと視線をやる前
に前方
の他者、他車の走行状況
は把
握していた。
歩道逆走自転車は、歩道が途切
る部分があるのでそこから車
に出て来る可能性もあると予
め予測判断
していた。
その上で、横の喫茶店を見た。
視線をそちらに移すだけだが、
前方の動きはその時にも観て
いる。

二輪も四輪も運転の時には、注
視する
事も大切だが、目視点が
固定さ
れての凝視はいけない。
焦点は常に
細かく動く。
さらにはボウッと全体を観て
配置や状況を把握する(遠山
の目付=観の眼)。

これは、スナイパー養成訓練の
「キムのゲーム」と同じ方法な
のだが、一点のみを凝視しない
で全体を空間認識して把握する
のだ。トロトロせずにコンマ何
秒かの間に。


オートバイも四輪車もそのよう
な目配りで運転する。
結果、事故を相当な確率で回避
できる。
四輪も二輪でも、ミラーもしょっ
ちゅう確認する。
前方の一点のみ凝視して運転す
る事はしない。それは行動から
全排除する。

安全運転は、速度を落とせば
確保できるものではない。
いろいろとやり方がある。
そして、二輪の場合、転ばない
走らせ方というのもある。
それも、何も速度を落とせば
無転倒が実現できるのではな
い。
ノウハウについては、研究して

ください。


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