ケン坊のこんな感じ。
キーボーディスト、川村ケンのブログです。




1月21日、発売になりました

土屋公平さん、初のソロアルバム「GET STONED」(←こちら、リンク先のAmazonでは全曲試聴が出来ます)。

僕は、アルバムのラストを飾るファンキーナンバー「WE GOTTA FAMILY」で、ピアノと、オルガン、ミニムーグを弾かせていただきました

9月16日、円山動物園に行って、コウちゃんの発表会を見て、一緒に藻岩山に登って、お寿司食べて、温泉行って、ラーメン食べて・・・盛りだくさんの楽しい札幌OFFの翌日、飛行機でボヨーンと飛んで(ビューン、か。擬音語ってのも色々ですな)、家で楽器を積んで、クルマでズバーンと走って(笑)のぞんだレコーディングでした(この日)。

 

土屋公平さんと言えば、The Street Sliders

僕がその昔(超昔ね(笑))在籍してデビューしていたバンド、SHADY DOLLS(シェイディードールズ)もね、音楽的な方向性が比較的近くて(ローリング・ストーンズが一番の共通項というか、公倍数というか)、メンバーからも良く名前が出ていました。僕は楽器が楽器なんでアレでしたけど、他のメンバーはいつもそれなりに意識してたんだと思います(勿論、かっこいい先輩としてね)。

時期としては僕が入る前なんですが、何度か対バンもしたことがあったようで、このレコーディングの日も、「あぁ、SHADY?知ってるよ。そう、あのバンドにいたんだー」ってバンドの事は覚えて下さっていました

・・・といっても、なんと言っても、大先輩です。ってか、なんかこう、とても一緒に同じ部屋とかにいちゃいけないような、憧れのロックンローラーってイメージ。

ってか、「同じ部屋にいるし」、みたいな(笑)。ムーディーなスタジオで、・・・緊張してる間もなく、ご挨拶をしたら早速、曲を拝聴するわけです。

前もって曲が聞けるケースもありますが(少しは準備なり心構えができる)、今回はその場で初めて曲を聴くケースでした。どんな曲か、ワクワク、ドキドキな瞬間です。

コード進行譜は用意されていますが、何をどう弾くかは、基本的にその場処理。土屋さんや、この曲のサウンド・プロデューサーであります吉田建さん(←ご存知、一番最近半年に渡ってお世話になった、あのお仕事のバンドのバンマスさんね)の持っている大まかな構想を元に、一緒に考えていきます。といっても、考える時間は、曲を聴いている数分の間だけ。そこで自分に聴こえてきたものを、鍵盤の上の音にして出すのですね。

「じゃ、まずはピアノから行ってみようか」

「はーい

ピアノはお気に入りの、お馴染み、カワイのMP9000。

オリャ、って感じで弾いて、わりとすぐにOKを頂いて終了しました。何よりも大事なのは、オリャ、だったりすると思っています(笑)。レコーディングでも、ライブでも、おそらく。

で、その後、オルガンをダビング(さらに重ねて録ること)して(オルガンは本当に一回弾いただけだったと思います)、最後にムーグを録りました。

ムーグはメロディー的な使い方とは別に、テーマ部分用にシンセブラスっぽい音を作って(これはこれで、チープで実に良いのだ)、三声ほどハモらせて重ね録りしました。ミニムーグって単音しか出ませんから、和音を表現するには、重ねていくしかないわけです。今どき、わざわざミニムーグでこういう事をするのって、結構珍しいのではないでしょうかねー。これには結構時間を割いて、それでも順調に終了いたしました。

 

この日、一緒にラーメン食べたんです。土屋さんと、もちろん吉田建さんと。

カウンターでね、この二人に挟まれて食べるラーメン・・・。まさか、こういうことがあろうとはね(笑)。

超美味しかったはずなんですが、今となってみると、いまいち味が思い出せません。柄にもなく緊張していたのでしょうか(笑)。

 

メニューを見ながら、「ちょっとこの○○ライス、って気になりますね」って言ったら、建さんが「頼めばいいじゃないか」って言ってくれた事

土屋さんが「美味しいね」って言ってくれたので、「はい、美味しいですね」って言った事

 

今、この曲を聞くと、僕はスタジオの景色と、

 

・・・このラーメンが思い出されます

 

って、こんなにカッコイイ曲なのに、こんなこと書いたら、怒られるかなー(笑)。

 

・・・証拠写真(笑)。

 

ではー。



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