今日の神奈川県東部は、とっても素晴らしい天気に恵まれました。
クルマの外気温計も、ついほんのこの間までヒト桁、しかもバカになるかならないかくらいの下のほうの数字で(古いか(笑))、乗り込む時は「うぅ・・・冷たっ」だったのに、今日はなんと28度なんて、まるで夏みたいな数字を表示しておりました。
そんな中、お墓参りに行ってまいりました。
墓守りのおばあちゃんに「こんにちはー。お水、お借りしまーす」とご挨拶して、ほんとに暑かったので水桶二つにチャポチャポとお水を張っているあいだに、「そうそう箒に塵取り(かまぼこ型の大きいやつね)、持っていかなくちゃ」と、これもお借りして両手に持って、いざ水が溜まったら、・・・桶が持てない、というね(笑)。
箒と塵取りと桶一つ、はどうにか。
桶を二つ持って、箒を脇に挟むことはできるが、どうしても、塵取りが持てない、と。
墓守りの小屋の前で、しばし格闘の後、あきらめて、
・・・えぇ、往復しましたよ。それしかないということに気付きましたから(笑)。
お墓に着くと、なんとね、ビックリしたことに、
・・・漆黒の石が、桜の花びらで埋まっているではないですか。
見上げると、立派な枝ぶりのソメイヨシノが、一本。
・・・僕ね、40年生きてきて、初めて桜の季節にここに来たことを知りました。だって、こんな光景見たの、初めてでしたもの。お墓の真上に桜があるなんて、今まで知りませんでしたもの。
そっかー、桜があったんだ・・・。
・・・と思って、よくよく見ると、その桜は、
あら、二つほどお隣さんのでした。そりゃそうだ、うちに桜の木があればさすがにわかるわなー(笑)。でも、見渡す限り、敷地内の他には桜は植わっていません。ここにだけ、一本。こちらの方が、さぞお好きな方だったんでしょうね。
そうか、でもご近所さんのおかげで毎年、お花見ができていたんだねぇ。きれいだねぇ。・・・良かったねぇ。
・・・でも、ごめんね、今まで一度も一緒にお花見してあげてなくて。
もう水も冷たくないし、たわしでゴシゴシー、ジャバジャバーと、生前は一度もして上げたことがないんですが、たっぷりと背中を流してあげてきました。肩も、頭も洗ってあげてきましたし、顔も、たわしでゴッシゴシと。
・・・い、痛かったとか、
って、そんなことはないよね(笑)。
水もしたたるほど(笑)男前になったお墓に、お花をお線香をお供えして、ちょっと話をして帰ってきました。ってか、お墓なのに、なんか照れくさくて、あまり正面向かないでゴニョゴニョ言ってましたけど。変ですよね。ま、聞こえてたでしょ(笑)。
でもね、思いがけず、祖父と、そして、父と、初めてお花見ができました。
いや、もしかしたら、僕が生まれた翌年か、その翌々年には、こうして三代そろって桜を眺めたことも、もしかしたらあったかもれませんが、今となっては、もうどうだったかは。
父は、僕が二歳になってすぐの一月・・・、ヘラヘラと喋り始めた(かなり早かったらしいです。だから今でも字数も多いのかも。内容はともかくね、今も昔も)僕との、三回目のお花見のチャンスの前に、この世を後にしています。
あ、・・・帰りに、餃子食べて帰ってきましたよ。えぇ、そりゃもう、当然あそこのを(笑)。あと、レバニラとね。美味しかったです。
ではー。