![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/18/d5/813af791f1fc77094ecbb9984ffd9ec4.jpg)
大掃除をしていると、思わぬものを目にして、はたと手が止まってしまうものです。
この“カセット”。
・・・もしかして、時代的に「カセットは家に一本も無い」、という方もおられるのかもしれません。
僕が教えている学生さんの世代だと、間違いなく……無いでしょうねえ
。
親御さんのものはともかく、少なくとも、自分のは。
最初にCDが出始めたのが1982年ですから、もう丸30年も前、です。
その後、一般に普及して、生産量でLPを追い抜くまで、僅か4年。
僕も、20歳までがんばりましたが(笑)、それからは、CDに移行してしまいました。
そう、昔は、LP(なりEP)を買うなり、借りるなりししますと(僕が中学生のころからレンタル・レコードが出始めました)、
とにかくカセット・テープに録音して、聴いていました。
LPのままだと、盤に思わぬ傷が付いたり、「擦り減る」なんていって、一回こっきりターンテーブルに乗せたら、あとは大事にしまっておいたものです。
静電気を取るスプレーして、ふかふかので拭いてね
。
というわけで、部屋にはカセットが溢れておりました。
壁一面をラックにして、まさに壁がカセットだらけだった部屋に住んでいた時もあります。
バンドの録音も、当然のように、カセット。
モノラルの、大したことない小さなカセットデッキ(このころのは、やはり“デッキ”だろう、と思う(笑))で、いつも録音しておりました。
リハーサルなどは、上書きしちゃっていたので、ほとんど残っていないのですけれども。
そして、写真のこのテープたちは、
僕が高校生の時に組んでいたバンドのうちの一つで、結果的に一番長く、ライブも一番多くやったバンド“BRASH BOYS"ライブの録音です。
手前のものには、“LAST LIVE”とあり、日付が1986年9月21日、とあります。
通っていた高校の学園祭での演奏なのですが、この後、10月からは一応、もう、仕方なく(笑)、受験勉強を始めた記憶があります。
このバンドはコピーバンドで、そう、……BRASH BOYSというバンド名から、お分かりになる方ももしかしたらおられるかとも思うのですが、
ハウンドドッグのコピーを主にやっておりました。
そう、このバンド名はハウンドドッグの初期の名作「BRASH BOY」からとったものです。
僕は、まだ、「ff(フォルテッシモ)」で大々的にブレイクする前の、ロケンローな頃のハウンドドッグが特に大好きなのです。
勿論、ずーっとその頃のハウンドドッグのコピーバンドをやっていたから、というのが大きな理由なんですけれどもね。50曲以上やったように思います。
あとはBOOWYのコピーも何曲もやってましたね。15曲くらいはやりましたでしょうか。
もう、どんぴしゃの時代ですからね、みんな大好きで(笑)。
曲目を見ると、「嵐の金曜日」「STILL!」「Jのバラード」などのハウンドドッグの曲に、スタジオの深夜パック(夜の0時~朝6時まで)の中で、皆で半分寝ながら(笑)考えた「ハウンドドッグ・オリジナル・メドレー」、
BOOWYの「DREAMIN’」や「BABY ACTION」「HighWayに乗る前に」など、そして、
なぜかサザン(オールスターズ)の「開きっ放しのマッシュルーム」もやっています。
思い出した。そういえば、ショルダーキーボードでやったかも![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/body_stand.gif)
(←その様子が、キーボードの専門雑誌に載ったことがあります。勿論、自分で投稿したんですけれどね(笑))。
しかし、とても今、聴く気にはなれませんねえ。
懐かしいのはいいのですが、きっとあまりに下手っぴーで、悶絶しそうですから(笑)。
まあ、若き日の思い出、です![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_zzz.gif)
。
このバンドの他に、ハードロック~洋楽ロック主体のバンドもやってまして、
こちらでは、DeepPurpleの「HIGHWAY STAR」や「SPEED KING」(有名なオルガンのイントロ~曲本体は0’48秒から。あと、このライブの映像もいいですなあ)などのメジャーどころに混じって、初期Rainbowの「A LIGHT IN THE BLACK」などという、マニアックな曲もやってました。2分40秒くらいからのシンセソロ、たぶんミニモーグ、かな?エフェクトかかりまくりですが、とその後のギターとのハモリなんか、一生懸命やってましたねえ・・・。
後期Rainbowの、ハードロックというにはあまりにポップですが「STREET OF DREAMS」(曲は1分37秒くらいから)も懐かしいなあ。このキーボーディストのデイブ・ローゼンサルはこの後、シンディ・ローパーのバンドにバンマスとして入るんですよね。面白いですねえ。
あと「STRANDED」とか「Fire Dance」(中盤のソロのシンセはなんだろうかなー)、これをね、日曜日の朝9時くらいから超爆音でかけていて、……親にものすごく怒られた覚えがあります(笑)。今改めて聴きましたら、2曲とも、オルガンとギターのユニゾンのリフですねえ。やっぱり好きだったんですねえ、この定番・王道のスタイルが(笑)。でもね、このスタイルは、本物のハモンドでないと、音が負けちゃってなかなかこうはいかないのですよ。
Rainbowといえば、ロニージェイムス・ディオのボーカルというのが一般論ですが、僕は聴き始めたのが時代的に後の方だったこともあって、ジョー・リン・ターナーの声はやっぱり好きですねえ。あと、グラハムボネットも好きです。「ALL NIGHT LONG」とかは「売れるハードロックを書こうぜ」って書いたそうですが、本当に代表曲になりましたね。まあ、ポップ過ぎてダメ、という方もおられるとは思いますが。そしてまた、オルガンとギターのユニゾンリフだ。
さらにポップな「Since You been gone」とか(キーボードのドン・エイリー、あまりに普段着ですな(笑)。ミニモーグ、ハモンド、CS80なんかも見えます。嬉しいなあ。この曲をパクった日本の歌謡曲があったような……)、ポップ・ハードロックの鏡のような曲たちですねえ。僕は、コアなのも好きですが、このくらいのポップなのも、大好きです。ってか、メロディーがきれいなのは、やっぱりいいですよ。
いいなあ、うん
。
あっ![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_sup.gif)
。
掃除しなきゃじゃん。
まだ途中なのに、こんなに沢山マニアックな話を長々と語って、楽しくYouTube見てる場合じゃないのではっ![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/body_deject.gif)
(笑)。
まあ、いいか、明日もあるし、見ちゃおうか![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/onpu.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/body_lazy.gif)
。
バンドは、他にも渋いR&Bものなど、結果的に色々と、7つくらいに参加しました。
それぞれに思い出もあり、何よりも、いろんな音楽に触れることが出来た、良い時期でした
。
ではー。