キーボーディストとしての僕のにとって、一番大切な人。
びっくりするぐらい、エポックメイキングだった人。
とにかくこの人がいなかったら、
・・・この人に憧れなかったら”絶対に”僕は今、こうしてキーボードを弾いていることは無かったでしょう。
始めてこの人が弾くオルガンを聴き、
ミニモーグを聴き(ミニモーグという楽器そのものを、この人のプレイによって初めて意識的に聴いたのですが)、
ポリシンセを聴き(←和音の出るシンセ。ミニモーグは単音しかでませんので、モノシンセ、といいます。とりわけ、JUPITER-8ね)
メロトロンを聴き・・・
そして、「僕はピアニストじゃないから」と仰いますが、ピアノに関してもね、
「魂で弾く」
ということを、こんなにも見せてれくた人はいませんでした。
いつもキース、キースと言っているくせに・・・と思われるかもしれませんが、
キースジャレットとは刺さる場所が違う、というか、特に僕の中におけるロックという部分において、
これはもう、キーボードに関しては、この人で完全に満足、
そして、公平に見て、
こんな人は、世界中のキーボーディストを全員連れてきても、
たぶん、この人しかいません(断言できます。今日、ステージでも言われてましたが)。
また、「なんでさ」という部分について語りだしますと、これはもう、何万文字の世界に突入しますので、
いつか「みどり通信」ででも、ゆっくりお話しをしましょう。
ともあれ、今日も、改めて、やっぱりすごかった。
というか、「そうなんだよ!これが聴きたかったんだよ!」という、そのものを、
昔と寸分変わらずに、ずっと、ちゃんと、
ものすごい大変な苦労と研究の積み重ねをプラスして、
その本物の楽器で(←これ、とっても大事!)、聴かせてくれる。
今の時代に、本物のキーボードを、オルガンを、こんなにも聴かせてくれる人は、本当に他にはいません。
実際、見た事がありません(笑)。←もう、笑っちゃうくらい、笑うしかないくらい凄い、ということです。1000%の敬意を込めての(笑)、なのです。
まあ、その分、こういったスタイルに憧れてしまった僕たちは、・・・苦労するわけですが(笑)。←わかる人にはわかってもらえると思います、この(笑)は。1000%の誇りをもっての(笑)です。
20年ぶりの、CASINO DRIVEのライブ。オリジナルメンバーは三人ですが、それでも、強力にCASINO DRIVEでした(サポートにJAMESさんがおられたのもの嬉しかったですねえ。こちらなど)。
20年前、まだプロになりたてだった頃になりますが、やはり、何度も見ました。
あの音が、また聴けるなんて。
同じハモンドC3で、同じミニモーグで、同じメロトロンで。
もうね、感激としか言いようがありませんでした。
「川村くん、よかったら、写真撮ってくれない?」
と言われていたにも関わらず、何度か、ぼーっとステージを見上げてしまいました。
音楽は、まさにタイムマシンです。
20年なんて、こうやって、ほんの一瞬(一音)で昔に戻ることができるんですね。
そして、明日もまた。
今度はこの方のデビューバンドであります「MOONDANCER」とその次のバンドの「TACHYON(タキオン)」で、さらにマニアックな音世界が聴けるわけです。
ハモンド、ミニモグ、メロトロン・・・これでもかというくらい、でも、もっともっとお代わりしたくなるんですが、聴けると思います。
うーん、楽しみだなあ・・・。今夜は、寝れるだろうか。
ときに。
昨年5月18日に行わられました、やはり「MOONDANCER」と「TACHYON(タキオン)」の、記念すべき復活第一弾ライブの模様が、まもなく、6月1日CDになって発売されることになったそうです。
ぱちぱちぱちー。
「MOONDANCER&TACHYON LIVE!2013 LIVE at Rock Joint GB-2013.5.18」
で、こちらのページのトップの写真も・・・僕が撮らせて頂いたものなのですが(いわゆる俯瞰のライブショットですけれども)、
実はですね、なんと、この記念すべきライブCDのアルバムジャケット(上のリンク内、下にスクロールで出てまいります)、・・・これも、僕が撮らせて頂いた写真なのです。
(こちらのCD、明日のライブで先行発売になるのだそうです)
いやー、もともと、そんなつもりではなくて、
「よかったら、カメラ持ってきてもらって、好きに写真撮ってもいいからね」
と言って頂いて、額面どおりに受け取って、のこのことステージに上がっていって
「わあ、凄い機材だなあ。いいなあ・・・」と楽しく撮った写真だったのですが、
それが、・・・なんとアルバムジャケットに採用して頂いたとは、です。
でも、・・・嬉しいですね。
厚見さん、・・・本当にありがとうございます。
そこに貼ってあるポスターの中の人が、30年後に作るアルバムジャケットを撮影することになるとは、これまた、・・・高校生の僕に会ったら、教えてあげたいです。
どんな顔をするのでしょうねえ。
こんなかな(笑)。
ではー。