「たまらん!大好き!」
「えー、あんなの、どこがー。」
と、結構好みが分かれるようです。
天下一品のラーメン、いわゆる「天一(テンイチ)」です。
「テンイチ食べたいなー。」
「いいぜ!いこういこう!この辺、近くにあるかな?」
これは、昔からよくある会話です。
まあ、僕がテンイチ食べたいという時は、近くにあって目星がついている時、つまり、9割方、心が決まっている時ですので、大丈夫です(笑)。
一方、
「テンイチ食べたいなー。」
「えー、まじかよ。ぜってーやだね。行くなら俺は帰る!」
こちらも、昔からある会話なんです。
もっとも、上の肯定派に比べたら、少数派ではありますが、
本当に、店の前で「おれは帰る!食べない!」と言い張って、
結局は、「いいじゃんかよー」となだめて、「じゃあ、普通の醤油にする」と、メニューにある「こってり」ではない方のさっぱりラーメンを食べることで納得したのです。
ただ、テンイチに行って、こってりを食べないなんていうのはですね、
もう、王将に行って餃子を食べないどころか(まだ、王将ならば、他にも選択肢があることは認めます)、
高松に行って、うどんを食べないとか、
仙台に行って、牛タンにかすりもしないで帰ってくるとか、
僕にとっては、そういう不思議レベル3000ポイントでありまして、
このときなどは、テンイチのカウンターで、お互い
「こいつ、なんでそんなの食べてるんだ」
とお互いが思いながら、もくもくとラーメンを食べたのでした。
まあね、彼は実は移調に強くなくて、
あ、ピアノの話ではないですね(笑)、
彼は、胃腸が弱く、特にその時期は、生活も不摂生で(大学生の一人暮らしでしたので)、
よく、重たいものを食べた後は、大変なことになっていたらしいのです。
そういうわけで、「ぜってー食べねえ!」と言っていたのですが、
僕はその時はそんなことはつゆ知らず、
「またまたー、とにかく行こうよ」
と、店の前まで連れて行き、店にまで入れて、結局ラーメンを(醤油ではありましたが)食べさせたのでした。
実は、この大学の同級生とは、昨年に久方ぶりに会っておりまして(ブログにも書きましたね)、
その時、
「おまえ、まだテンイチとか食べてんの?(笑)」
って訊かれたような気がします。
「たまにだけど、食べてるよ。食べたくなるんだよ、あれは」
「まじかよ。おまえ、飲んだ後とか、毎日のように食べてたもんな。夜中になると、『テンイチ食べてー、テンイチ行こうー』って。」
「そうだっけか」
そんな会話があって、そういえば、
20代半ばに、ギタリストの西尾くんと一緒に曲作りをしていた期間がありまして、
その時は、一か月、ほぼ毎日のように僕の部屋に来てもらって作業をしていたのですが、
夕方になると、「メシいこうか」となり、
必ず、テンイチに行っていたのです。毎日ですよ(笑)。
覚えているのは、「今日は早くはじめよう」と、午前11時ころから作業を開始して、
「昼、たべようぜ」「おう」とテンイチ。
そのまま、夕方まで作業して、「腹へったなー」「じゃいくか」とテンイチ。
一日二回行ったのを覚えています。
頼むのは、毎回、「ぎょざ定食ラーメン大盛り」でした。
大盛りラーメンと餃子とライスのセットです。
で、スープも、毎回、一滴残さず、全て飲んでいたのです。
さすがに今はですね、ト〇も〇シですので、スープは完飲はいたしませんが、
でも、テンイチのは美味しいので、いつも、「やめとこうか」というストッパーは、効きにくいですね。
思い出しますと、あの頃は、サービスのおろしニンニクもテーブルにありまして(今は頼めば出てくるシステム)、もう、いくらでも入れ放題でした。
……思えば、あれはすごかったですね。どんな味になっていたのでしょうか。それを全部飲み干していたのですからね(笑)。
まあ、そのくらいスタミナモリモリだったので、毎日の作業でも大丈夫だったのですよ、というお話です(えー、ほんとー)。
今はねー、レッスンなどですと、さすがにニンニクもわもわというわけにはいきませんので、ちょっと考えてしまいますが、
時々、「今日はいけるぞ」という時は、嬉しいですねえ。
小走りでお店に向かい、最後には、走って入ります。
「だいぎょーてい(大餃定)!」
これが、このお店での呪文です(呪文ってほどではないですが(笑))。
さあて、今日も一日、充実でありました。
明日も、がんばんべー。
ラーメンは食べれない一日なのですけれども・・・(大学にいる間は、ブログの写真は見ないようにしよう・・)
さて、そして明日は、いよいよ緑ちゃん倶楽部の、二周年記念日なのです。
明日は夜まで学校ですのでレッスンは無いのですが、
いつかの記念日には・・・皆で、
……テンイチでも行きたいですね、課外授業の一環として。
そして、スープ完飲が及第点の条件ということで(←ぜったいいやだー!という方もおられそうな予感(笑))。
ではー。