怪しい中年だったテニスクラブ

いつも半分酔っ払っていながらテニスをするという不健康なテニスクラブの活動日誌

7月9日千代田橋緑地テニスコートは雨で読書三昧

2023-07-11 14:46:07 | テニス

梅雨前線が日本列島に横たわり、九州では線状降水帯が何度も現れ被害が出ています。
名古屋も不安定な天気で、朝起きると激しい雨が降っています。

この日のテニスは午後なので予報を見てると午前中中心に激しい雨。

午後にはやんできそうなのですが、とは言っても雲の動き次第では午後も断続的に降って来るみたいで、この時期の雨は予測しがたい。
事実9時前には雨は小降りになってきてやみそうな雰囲気も。
9時過ぎまで予報を見たり雲の動きを見ていたりしたのですが、多少晴れ間があってもいつ降って来るかも分からないので、この日はあきらめるしかないか。その旨LINEで発信しました。
yahooとスマートニュースでは雲の動きの予想は微妙に違っていて、どちらも外れて突然晴れ間がのぞくこともある。それだけ予測が難しいことなんでしょう。

因みに13時30分の予報は弱い雨ですが、実際の熱田区ではやんでいた。それでもすぐに降り出してこれはもうテニスは出来ませんでした。
こうなるとやることもなく本でも読むしかない。
今回読んだのは、高田郁「あきない世伝 金と銀」

高田郁は「みをつくし料理帖」を楽しく読んだ記憶で、これはどうかと思って図書館で借りてきたもの。文庫本書下ろしですが、全部で10巻以上あってまだ半分も読んでいません。
主人公の幸は父と兄をなくし大阪天満の呉服商「五鈴屋」の女衆奉公に出るのだが、生来の向学心と知恵と工夫で、お家さんの富久と番頭の治兵衛に目をかけられ、やがては五鈴屋店主の4代目と祝言をあげるのだが、4代目は茶屋通いのどうしようもないあほぼん。4代目が急死すると5代目となる弟と結婚するのだが…5代目は商才に富み、幸の助けもあって新機軸を次々打ち出していき傾いていた五鈴屋を建て直すのだが、如何せん情がなくて人徳に賭ける。情のなさがもたらしたある事件があって突然出奔、隠居。幸は何と末の弟と結婚することに。6代目となる末の弟智蔵の商才はまるでないけど性格はよくて幸の才能をうまく引き出して行くのだが…
最初の頃の幸は、まるで「おしん」で、そこから商売の才能をどんどん伸ばしていくところは「細腕繁盛記」、理不尽なしきたりとか言いがかりとかに対してくじけることなく知恵を絞り度胸を決めて立ち向かっていき難局を切り開いていく。これは面白くない訳ないでしょう。
舞台を江戸時代に持ってきていいるので、現代ならそんな上手く行くわけないだろうと思うようなことも自然に納得できてしまう。草紙本に広告を入れるだの店名入りの傘を配るのだの浄瑠璃とタイアップするなど今では普通にあることなのですが、江戸時代の設定では最初にやった時はすごいことだったはずと妙に感心してしまい次はどんな展開になっていくのかと楽しみです。
舞台が呉服屋なので基礎知識が全くなく、羽二重とかは分かっても生地の違いとか色もいろいろな表現がされていてもさっぱり分からない。そんなことは分からないままに読み進めても何とかなります。
今はまだ5巻目を読んだところですが、早く次を読みたい。
雨の日曜日は外へ出ることなく読書三昧でした。


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