怪しい中年だったテニスクラブ

いつも半分酔っ払っていながらテニスをするという不健康なテニスクラブの活動日誌

愛知大学オープンカレッジ「渋沢栄一と日本の工業化」

2024-10-12 18:28:49 | Weblog
10月9日は愛知大学のオープンカレッジ受講のために愛知大学名古屋校舎のグローバルコンベンションホールへ。

13:00からの開講なので、早めにお昼を食べて12時には家を出て金山から名駅へJR、そこからあおなみ線に乗り換えてささしまライブ駅。あおなみ線は基本15分に1本なのですがホームに出ると丁度列車が出た後。名駅からセカセカ歩いて行っても15分くらいで着くのですが、敬老パスで無料なので、ここはあおなみ線の魅力に勝てません。
愛知大学は駅から直結なのでそのままグローバルコンベンションホールへ。
会場は200名定員ですけど、入場者は5~60名ほどか。その分隣を気にすることなく余裕をもって座れますけど、ちょっと寂しい。

講師は早川大介愛知大学経済学部教授。日本経済史・金融史が専門です。
さて、大河ドラマの主人公にもなり、新1万円札のモデルにもなり、なにかと今話題の渋沢栄一、派手な女性関係から結婚式の御祝儀には使えないとか、当時なら艶福家として非難はおろか称賛されていたのでしょうが時代は変わっています。それにしてもいろいろなことを考える人がいるものです。
渋沢栄一が生涯に関係した企業は、約500社にも及び、今も経済界に重きをなしている企業も多い。欧米の知識、技術を導入した新産業・鉄道・築港などインフラストラクチャーに関わるものが多い。今回の講義はグッと絞って第一国立銀行と大阪紡績(東洋紡)の2社について紹介しています。

明治初期の銀行制度の導入については,アメリカ型とイギリス型のモデルの採用について論争があり,結果アメリカのナショナル・バンク制度をモデルとする「国立銀行」制度を構想し、株式会社形式の民間企業で銀行券を発行する国立銀行を作ることに。第一国立銀行は1873年7月に設立され、大蔵省を退官した渋沢が総監役に就任している。渋沢は後続の国立銀行の設立を支援しており、銀行員の派遣、業務研修、定款・諸規則の雛形提供、出資と金融システムの整備を進めている。
今の都市銀行、地方銀行の淵源はここから来ていると思うと記入システムへの渋沢の貢献は計り知れない。
明治政府が近代工業化を進めるにあたり、最初は手掛けたのが生産が比較的容易な機械制紡績業なのですが、それを日本社会にちゃんと定着させるのは単純なことではない。最初政府主導で紡績機械を輸入し国産化を試みるけど失敗。その後殖産興業政策の一環で1880年代に官営模範工場・機械の年譜払い下げ・政府による機械代金の建て替えなどなどを行うのだが、いずれも経営不振になる。
ここで渋沢は外国の方法の受け売りではなく日本に適応したものを作らなければいけないと大阪紡績を設立。その際ロンドン留学中の山辺丈夫をリクルート。イギリスで紡績技術・経営を学ばせ、英国人技師を招聘し、技術指導させる。立地を考慮して機械原料にも日本に適したものを選択する。工場の運営・管理についても等級別賃金とか出来高給も導入し、工場規則による管理、寄宿舎の設置なども取り入れるなどしている。結果初年度から黒字で配当できるようになる。この成功を受けて紡績会社・紡錘数は急増。日本の紡績業は大きく発展していく。
新しい制度・技術を導入するにあたり、日本に適応したものにするには周到な準備と試行錯誤が必要。渋沢はその大切さをよく理解し、プロモーターとしてリーダーシップを持って活動し、日本の工業化過程で大きな役割を果たしている。
それにしてもなぜ渋沢がそういう視点と行動力を持ったのだろうか。豪農の家に生まれ、徳川慶喜につかえ、西欧外遊もしていると言う経歴が唯一無二の立ち位置にあったのだろうか。
終わって帰りは名駅まで歩いて帰ったのですが、歩いているのは普段ほとんど出会わない若者ばかりでこんなところを老人が一人歩いていいのか気後れしてしまいます。
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10月7日鶴舞公園テニスコートの後はいつもの

2024-10-10 08:21:34 | テニス
終わって6人全員でいつもながらのガード下の寿司屋さんへ行きます。

先週大将に店の中が砂だらけになるのでよく砂を払ってきてくださいと言われているので、コートでもよく払い入口のマットでも靴の砂をぬぐって入店します。
席に座ってまずは生ビール。

私は少し遅れて席に着いたのですが、今回はまずはタコぶつが出てきました。

続いていつものげそ焼き。

さらに焼きアナゴも

思うに何故かいつも軟体動物とアナゴ中心の注文。
でもこれが好きなんですよね。
ビールを飲まないちょっと見小野ヤスシさんと飲めない飲むは握り寿司とお茶。ランチはしじみ汁とフルーツが付きますけどね。

生ビールはすぐに空いてしまったので瓶ビール2本お願いします。
こういう追加注文は飲めない飲むが声を張り上げてくれます。便利な呼び出しボタン代りですけど、この日は忙しいのかなかなか通りませんでした

飲みながら11月の合宿についてのああだこうだの議論をするのですが、酔っ払っているし、人の言うことはあまり聞かないのでなかなか議論が収束しない。歳をとるとわがままになるし自分の意見が一番と思っているからね。
それでもだいぶそれなりに煮詰まってきたので、一歩前進と言うことでしょう。
煮詰まったところで瓶ビール2本追加。
ここで大将が出て来てアワビの肝を出してくれました。

珍味です。
そろそろお腹に入るものと太巻きも頼みます。

それだけでは寂しいので鉄火巻きも。

となると鉄火をつまみに瓶ビール1本追加。
飲むものを飲み、食べるものを食べたら全員にお茶をいただきお勘定。
14400円でしたので一人2500円で、飲めない飲むとちょっと見小野ヤスシさんは2千円で。足りない400円は基金から出しておきました。
家に帰ったらソファーですぐにウトウトしたのですが、目が覚めたら頭が痛い。早くも軽い二日酔い?この日はコートでは飲まず、寿司屋でも生1杯に瓶ビールなのでそんなに飲んだつもりがないのですが、酒に弱くなったのは歳からか。とにかく天気がイマイチで出掛けから気乗りせずに体が重かったので絶不調の日でした。
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10月7日鶴舞公園テニスコート

2024-10-09 08:28:40 | テニス
はっきりしない天気の1日でした。
予報では曇り時々雨。

朝起きて外を見ると雨が降ったあとはあるのですが、今現在は降っていない。
それでも空は雲が一面覆っていて、何時降り出してもかしくない天気。
こんな天気なので最高気温も30度を下回って27度の予想です。

どうも気乗りをしないままグダグダしていたら7時過ぎにはザーッと通り雨
これは無理かなと思っていたのですが、雲の動きを見てみると雨は一時的なもので天気は午前中は何とかもちそう。
飲めない飲むは天白区は降っていないと言うし、ヤッターマンもはげ親父もえみちゃんも9時30分ごろには行くとのことで気乗りせぬまま支度をします。
この日はJRではなくてバスで行くことにして雁道まで歩きますが、何時降り出してもいいように傘を持参。
意外にバスが調子よく来て9時30分過ぎにはコートに着きましたが、既にちょっと見小野ヤスシさん、えみちゃん、はげ親父、飲めない飲むがいます。まもなくヤッターマンも到着。
この日は1059さんは腰痛、森の熊さんは風邪気味とのことで欠席です。
早速ボレーとストロークに分かれて乱打を一回り。
相変わらず雲が厚くて蒸し暑い。

一休みしたらじゃんけんして試合にします。
最初の試合は飲めない飲む、ヤッターマン組とはげ親父、ちょっと見小野ヤスシさん組の対戦で、私は休憩。この試合は飲めない飲むのサーブは調子よかったのですが、はげ親父のサーブがなかなか入らず、思わずはげ親父に飲めない飲むにサーブを教えてもらいなさいと言ったのですが、これは後でダブルフォールトするとそのまま私に帰って来る羽目に。
私はえみちゃんと組んでヤッターマン、飲めない飲む組と対戦したのですが、何とか1ゲームを取るのがやっと。この日は気乗りせずに来たせいなのか最初から体の動きがイマイチでした。えみちゃんはどうしたものか足が揃って転倒。臀部を強打して頭を打ったのですが、幸い頭は大したことなく、お尻が痛いとのこと。蒙古斑が出来ているかも。
次の試合はもう一度えみちゃんと組んではげ親父、ちょっと見小野ヤスシさん組と対戦。お尻が痛いえみちゃんと体が動かない私はミスが多くて2ゲーム連取されましたが、そこから何とか挽回して2:2に持ち込みました。
天気は雨の気配がなくなり時折日が差すことも。そうなると湿気が下から上がってくることも相まって暑い。

ここで組み替えて、今度は飲めない飲むと組んではげ親父、ヤッターマン組と対戦。まったくいいところなしで0:4の完敗でした。それでも飲めない飲むは粘っていいショットをするのですが、如何せん継続性が劣るのでゲームを取れません。
次の試合はもう一度飲めない飲むと組んでえみちゃん、ちょっと見小野ヤスシさん組と対戦。肝心なところでミスが続いて最初の2ゲームは落としてしまったのですが、後半何とか踏ん張って2:2の引き分けに持ち込みました。
どうもこの日は出来の悪いテニスでした。
11時45分にはコート整備して終了。天気はもたつきましたが、なんとか無事テニスが出来てよかった。こんな天気だったのでコートを使っていたのは2面だけ。いつも早くにきて10時過ぎからは終わってビールを飲んでいるきっしーは来ていません。朝降っていたからね。
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20241002名証IRセミナーin名古屋

2024-10-08 12:57:52 | Weblog
小人閑居するとろくなことしか考えないのですが、無料のセミナーとか講演会があると出来るだけ申し込んでいくことにしています。
今回は名証IRセミナーに行ってきました。

12時30分開場の13時開始なので、12時前に家を出てコンビニでパンと飲み物を買って、駅のベンチで食べて会場へ。
12時45分に入場したのですが、そこそこ席は埋まっている。

13時ちょうどに始まり最初は企業説明会。
企業説明会では社長が出てくるのが楽しみで、いつもどんな人が社長さんなのか興味津々。30分ほど話ていると人柄が出てくるのかいかにもやり手でイケイケどんどんの印象の人や朴訥で穏やかな印象の人とか会社ではどんな風なのだろうかと想像するのも楽しい。やり手の人の方が業績はいいのだろうけど組織としては危うさや反動もあって性格のいい人が押し上げられることもあるのだろうか。部下として仕えるのならイケイケどんどんの人は1つ間違えると苦汁を味わうことになりそうですけどね。
最初は日華化学という会社。私は全く知らなかったのですが、福井本社で界面化学のコア技術を持っている。繊維加工からはじまり自動車とかデジタル機器・医療器具、紙・パルプなどの洗浄に製品が使われている。名前から中国と関係あるかと思われがちですが、創業時中国との取引から始まったのでこういう名前になったとかで、中国とは人的にも資本的にも全く関係ないみたいです。

製品はすべてBtoBなので知らない訳です。化粧品事業も行っていて化学品と化粧品の売り上げ比率は7:3ですが、利益率は化粧品の方が高いので伸ばしていきたいとか。実はこの会社のお土産はヘアケアトライアルキットで希望小売価格1780円と豪華なもの。でも一般小売していないので使ってみてよくても消費者は買えない。う~ん、なんだかな~
社長さんは福井県人らしく(ってどんなんや)実直で大言壮語するタイプではないけど落ち着いた信頼感のあるプレゼンでした。投資対象としては狙い目かもとチェックしておきました。
次は名南М&A株式会社。

いかにもМ&Aを探する会社らしくまだ50歳前後の目から鼻に抜けると言うかやり手の社長さんです。ここはもともとは税理士法人名南経営グループの一員で、М&Aの需要が高まったので業務を拡大して独立させたみたいで社員も60人ほど。
М&Aの同業者は7社ほどで、この会社は地方銀行・信金等と提携して紹介を受けていて飛び込みセールスはやっていないとか。М&Aでは詐欺まがいのものも報道されているけど、金融機関と提携しているとお互いに安心できる。後継者不足で事業継承が難しくなっているだけに、これから伸びていく分野なのだろう。名南グループとして多様な相談に対応できるだけにその面でも期待できます。
第2部の株式講演会は黒瀬浩一さんが講師。

内容は先週ゲストで出ていたマーケットアナライズで話していたこととほぼ同じ。まあ、1週間で違うことを離したらこれまた信頼性なくなるよね。
今の世界経済はリスクに過敏になっているけど
・アメリカ経済は2025年にかけてのGDP成長率の見通しは1.8~2.5%と順調。
・中国経済は不動産バブル崩壊で状況は悪いけど共産党の統治能力は高く制御不能となるリスクはメインシナリオではない。
・生成AIバブルは期待が外れると株価は大きく崩れるが、一年待てば正常化する。
日本経済を見るに岸田政権の新しい資本主義は実績を上げていてもっと評価されても良い。株価は日本経済の再生を織り込み始めてきた。2024年の名目GDP予測値は613兆円(IМF.2023/10)為替は円安トレンドは一旦終焉。今後は日米の金融政策、それを決める日米の経済情勢次第。
あまり悲観する必要はないみたいです。詳しくはYouTubeでマーケットアナライズを見てください。
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株主優待あれこれ2024

2024-10-04 20:06:57 | Weblog
9月中旬にやっと味の素の株主優待が送られてきた。
6月に株主総会を行っているので、早い会社ではそれに合わせて優待品を送ってくる。味の素の場合は6月にいくつかの選択肢から希望を聞くので、時間がかかるのは致し方ないけどそれにしてもちょっと遅いのでは。

一応1000株頬有しているので7000円分相当の製品詰め合わせです。
箱にぎっしり詰まっています。箱から出して広げてみるとテーブルの上に一杯広がります。


個人的にはあまり有難くないものもありますが、家族の誰かが消費するでしょう。
同じ頃来た株主優待としては、三光マーケティングの優待割引券2枚。

残念ながらこの会社の割引券を使える店は首都圏中心で名古屋にほとんどない。でも最近イオンモールノリタケガーデンにマキハラ商店が、イオンモール大高店フードコートに鮮魚店が出来たみたいです。わざわざそのために行く価値があるのかという問題はあるのですけど、30%オフなのでどんな様子か一度入ってみてもいいのかな。
因みに三光マーケティングの株価はダラ下がりで大損しています。一時は調子よかったんですけど、東京チカラめしで大コケ。居酒屋業態とか飲食は流行り廃りが早いので難しい。ここまで下がると売るのも馬鹿らしいので倒産しなければ持ち続けるか。
優待狙いでは外食産業の株をいくつか持っていてグルメ杵屋では半年で1万円分の食事券が届きます。

これはもっぱらおせち料理と引き換えていて我が家はここ何年かは杵屋のおせちです。
柿安も食事券が届くのですが、柿安の場合1000円分ではフードコートのランチ1回分で、ちょっと寂しい。

チムニーも食事券が来るのですが、コロナ禍で閉店が相次ぎ、金山のはなの舞もなくなってしまいました。

いずれも株価としては微増という感じで、配当も考えるとほとんどない預金利子よりはだいぶいい。
優待券ではなくて自社製品詰め合わせのところもあります。
先ずはキーコーヒー

半年に1回なのですが、コーヒー粉は私一人ではなかなか使いきれない。
伊藤ハム・米久はハムとベーコン詰め合わせ。

これは我が家でも大好評でした。
大黒天物産の優待品は岡山本社と言うことで岡山名産の葡萄のピオーネ

これは毎年9月末に届くのを楽しみにしています。それまでピオーネという高級品種を食べたことがなかったので最初食べた時は衝撃のおいしさでした。
100株保有しているだけですが、この優待品が楽しみでずっと持ち続けています。もっとも株価も好調で最初狩った時と比べて約10倍になっている。今では高くて買い増しも出来ない。でも保有してよかったし、優等生です。
この他にもクオカードとかの優待もあったりして、本来は配当を増やすべきで優待というのは邪道と思っているのですが、優待が株価を下支えしている面もあり、株価が下がっていなければ預金金利がほとんどないだけに、今のところ良しとしています。
まあ、失敗して損切せざるを得ないものとか如何ともしがたく見ないようにして大損のまま握り込んでいるものもあるのですけどね。
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ゲイブ・ブラウン「土を育てる」

2024-10-03 21:02:08 | 
アメリカの農業というと大規模単作でコンバインとかトラクターの大型機械化が進み高い生産性を誇っている。当然ながら化学肥料とか除草剤とかはバンバン使い、遺伝子組み換え作物も取り入れている。
ところがそんなアメリカでは土壌流失が大きな問題になっている。
農家は肥料代とか機械の維持管理・更新に多額の支出が必要で、経営に四苦八苦しているところも多い。
この本の著者も従来からのやり方での農業経営が行き詰まり負債が積み上がり倒産寸前になってから、思い切って不耕起農業を取り入れた。
学者としてではなくて農業に携わる経営者として新しい農法に邁進していく姿が述べられていく。

それでも今までのやり方を変えて新しいことを取り入れるのに、いきなりではなく最初は部分的に試してみて、試行錯誤する中で上手く行けば徐々に広げていく。
まさに農業経営者として失敗しないやり方です。
この中で何度も言っているのはドン・キャンベルという畜産家の講演で聞いた「小さな変化を生み出したいなら、やり方を変えればいい。大きな変化を生み出したいなら、見方を変えなければ」という言葉。見方を変えて大きな変化を生み出す農業を実践しています。残念ながら私はやり方を変える小さな変化は多少生み出せたのですが、見方を変えて大きな変化を生み出す能力はありませんでしたし、そう言うことにチャレンジする気概もなかったのですけど…
で、不耕起農法で目指したものとは題名にある通り「土つくり」。長い年月をかけて自然が作り出してきた健康な土には、たくさんの微生物がいて保水力もある。生態系を無視して、機械を駆使して耕し、化学肥料を投入し、除草剤を撒くことによって土を台無しにしている。
著者は、生態系をよみがえらせて、持続可能なものにすることが必要で、そのための土の健康に欠かせない5原則をあげています。
1.土をかき乱さない
2.土を覆う
3.多様性を高める
4.土の中に生きた根を保つ
5.動物を組み込む
この原則に基づきたどり着いた農業を、リジェネラティブ農業と称している。
具体的には、その土地の風土気候に適したブレンドをしたカバークロップを植えて土地を覆う。これによって菌根菌が働き有機物含有量は飛躍的に上がった。そこに高密度の輪換放牧を行って、さらに有機物含有量が増えた。ここに至るまでに草のブレンドについても放牧の密度についても慎重に最初は小規模で試行錯誤をして最適解を見つけようとしている。もちろん土の状態を随時検査で調べてもしていて、フィードバックしている。失敗もいろいろあったみたいですが、それはそれでちゃんと検証して学んでいる。自分で考えるだけでなくいろいろな先輩や研究者にも相談し研究している姿は農業をやらなければ企業経営者としても成功するのだろうと思われる。
農業経営的にはこうして不耕起無農薬農業を行うことによって、人手をかけることなく化学肥料などのもろもろの費用が不要になり、トラクターなどの機械も不要になり、家畜のえさ代もほとんど自前で賄えるので、土地を多様に活用でき収益性が大きく向上する。収量拡大だけを目指すのではなくトータルで土地の収益性をいかに上げるかという経営者の視点が貫かれている。
加えて販路についても健康な草で育ち抗生物質もホルモンもワクチンも使わない肉牛をブランド化して売るために自らで会社も作っている。
こうした著者の農場の成功を見て全米各地から各地から見学者が絶えず、遂には見学者は有料にまでしている。農閑期には講演にも飛び回っていて家に落ち着く暇もないみたいです。もはやリジェネラティブ農業の伝道師ですが、それだけ自分のやり方、見方に自信があり、以前の自分が苦しんでいたような農家を救いたいという使命感があるのだろう。
それでもみんな自分のところの農場は条件は違うのでこんなにうまくは行かないと言うのが聴衆の第一印象みたいです。問題なのはその土地土地にあった自然な生態系に即した健康な土をどう作るかであって、著者のやり方を機械的にまねるのではなく試行錯誤しながらいい方法を見つけていくこと。苦労しながら実践してきただけあってちゃんと自ら努力しなさいと言っている。
著者の農場の実践を具体的詳細に書いてあり、若干宣伝臭もあるけれど具体的だけに読みやすく腹に落ちます。でも最初に農園の写真があって隣の農園と比較できるのですが、隣の人は何故著者のやり方をまねずに今も慣行農業をやっているのでしょう。意識低い系なの?
この土つくりは日本の農業に応用しようとしたらどうすればいいのかというのも考えさせられます。家庭菜園でも実践できると書いてありますけどどうなのでしょう?
この本を読んだ家庭菜園をしている人は一度実践してみてリポートしてくれるとありがたいですね。
一緒に写っているのは「中世日本の内と外」です。中世では国境はある意味グレーゾーンがあって、朝鮮南部、済州島、対馬、五島列島あたりは自由に行き来していた。倭寇については日本人ばかりではなく朝鮮、中国の海洋民は時々の都合のいい国を名乗っていた。元寇については元の領土拡大運動という面では朝鮮、ベトナムでの頑強な抵抗があり、日本だけが抵抗して勝利したと言うのではなくアジア全体の中で見ることが必要。その面では新しい知見ですので、元寇に興味があれば読んでみてください。

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9月30日鶴舞公園テニスコートの後はいつもの

2024-10-02 08:52:16 | テニス
終わって6人全員でいつもの中央線鶴舞ガード下のお寿司屋さんへ。

12時前だからか大将は調理場でランニング姿で仕込みの真っ最中。
席について取り合えず生ビールで乾杯。

冷えた生ビールは腹に沁みいります。
つまみは毎度おなじみの焼きアナゴ2人前。

加えてげそ焼き2人前。

車で来ているちょっと見小野ヤスシさんはにぎりです。

飲みながら今度の合宿のことが話題に。
私は歳も歳なので、夜中にトイレに1度か2度起きる。そのため行くのならシングルルームでないといやだとごねたら飲めない飲むがホテルを探して人数分のシングルルームで用意してくれました。えみちゃんも行く予定なのでシングルで丁度いい。因みに1059さんも合宿は渋っていたのですが、シングルルームなら行きますとのことで、同じ悩みを抱えているのでしょう。でもシングルルームならわざわざ合宿することはないのかとも思います。テニスをして宴会するならいつもの鶴舞公園でも同じ?
ちゃんとテニスコートは確保できるのか。飲めない飲むが奔走しているみたいですが日曜はちょっと不安です。予定は11月なのでまだまだ一波乱はありそうですけど,どうなることやら。
生ビールはすぐに空いて、瓶ビールを3本。この日は大きな声を出して注文する飲めない飲むがいないので、女将さんが近くを通りがかった時に頼みます。
ビールを追加すると早々とおやじさんが現れてイカの梅肉和えを持ってきてくれました。

ちょっと辛いかもと言っていましたがビールのあてにちょうどいい。
さらにもう1品もサービス。

え~と、ユリ芋だったかな。

こうなればさらに瓶ビール2本。
少しお腹に入るものが欲しいので太巻きも頼みます。

そうするとまたまた大将が何やら持ってきてくれました。

何やら軟体動物系のひものような気がしましたが、よく分からん。食べてみたけど分からん。大将は食べればわかるとか言っていたのですけど…
そうなると大将の意気に感じて瓶ビールを追加。1本でいいのかと思っていたのですが、誰かが2本というので2本。コートでも飲んできたし、生ビール一人1杯に瓶ビール計7本。ちょっと飲みすぎと言うか飲まないちょっと見小野ヤスシさんも割り勘では申し訳ないと言いつつ割り勘にします。
お勘定は13200円。

割り勘で一人2200円でした。
次回は何時ですかと聞かれたので7日の月曜日を予定しておりますと予告。昼飲みでいいお客と思われていることにしておきましょう。
ところで大将にお願い(注意)されましたが、テニスを終わってくるのでどうしても砂をくっつけてくる。店内が砂でざらざらになるのでよく砂を払って入ってきてくださいとのこと。どうもすいません。
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9月30日鶴舞公園テニスコート

2024-10-01 14:05:54 | テニス
9月末と言えどもこの日の最高気温予想は30度。真夏日です。
服装をどうすれば迷うところです。
まあ、真夏日と言うことで、クーラーボックスに氷を詰め込んだ水筒とビールと保冷材につまみを詰め込み、短パン、半そでで出かけることに。

9時少し前に家を出て金山までせかせか歩いて行きます。
金山駅9時20分発の列車に乗って鶴舞へ。改札口では前回同様上り列車から降りてきたえみちゃんと一緒になります。
コートに着いて程なくちょっと見小野ヤスシさん、はげ親父も到着。ちょっと見小野ヤスシさんは朝に雨がぱらついたと言っていましたが、同じ熱田区でも私の家では降っていない。堀川を挟んで天気は違うのか?
その後ヤッターマンも登場。私より1本後の列車に乗って来たみたいです。
5人になったので、例によってボレーとストロークに分かれて乱打を一回り。乱打をしている時に森の熊さんも登場
これで6人が揃いました。
天気は晴れていて暑くなりそうです。

一休みしたら早速じゃんけんして試合にします。
最初の試合ははげ親父と組んでヤッターマン、えみちゃん組と対戦。なかなか穴がないヤッターマンに歯が立たず、1ゲームを取るのがやっとの1:3でした。
休憩中はいつものようにビールで喉を潤します。

併せてつまみのせんべいなども出て塩分補給します。

真夏の暑さではないので丁度蚊が活動しやすくなったのか、すぐに刺される被害が発生。
残り少なくなった蚊取り線香を焚きます。蚊取り線香はプライベートブランドだからかすぐに折れてしまいました。

やっぱり金鳥でないといけなかったか。
次の試合はもう一度はげ親父と組んで、森の熊さん、ちょっと見小野ヤスシさん組と対戦。デュースまで縺れるゲームもあったのですが、結果ここは4:0で完封勝ち。
ここで組み替えて試合を続けます。
今度はヤッターマンと組んで森の熊さん、はげ親父組と対戦。動きのいいヤッターマンは隙を見せずに4:0の完勝。普通に打ってはみんなとられるので、より厳しいところを狙うのですが、その分ミスを誘発するのですね。
勝ち残りでもう一度ヤッターマンと組んでちょっと見小野ヤスシさん、えみちゃん組と対戦。ここは鎧袖一触、跳ね返して、またも4:0で完勝。みんなヤッターマンに歯が立たない。
私はこれで終了。
この後えみちゃん・ちょっと見小野ヤスシさん組とはげ親父、森の熊さん組で1試合やってからコート整備して終了にします。
丁度11時30分を過ぎたところで、開店時間も過ぎたのでいつものお寿司屋さんへ行きましょう。
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