言葉のチカラこぶ——『いい言葉塾』

言葉はコミュニケーションの基本。伝えたいことは「言葉のチカラ」できっと伝えられる。もっとうまく伝えられる。

「泣きっ面に蜂の焼肉店物語」(その9)

2012-11-21 10:33:17 | 繁盛店物語(創作)
こんにちは。
販促経営コンサルタント、藤田です。
本日は2回目の投稿です。

このカテゴリーは基本的にフィクションです。
販促経営コンサルタントの本田というわたしの分身を登場させて、様々な経営再生の様子を描写していきます。
内容はフィクションですので、モデルそのものはありませんが、実際に自分が経験したことも混じっていますので、これを読むあなたにもずいぶんと参考になることが出てくると思います。
あなたの経営改善のヒントにご自由にお使いください。
(なお配信は原則毎週1回水曜日にと思っていますが、基本的にランダム配信です)


「泣きっ面に蜂の焼肉店物語」(その9)


「さてと、今感じたことはそれぐらいですので、後は私なりに考えられることを提案書にまとめてみますので、少し現状のお店の話を一応聞かせてください。
まず今までどんな販促をしてこられました?」

「ええと、中心はDMでのサービス案内です。店頭で記入していただいたようにから顧客名簿を作成して、そのお客様に定期的にはがきを出して、はがき持参の方にはビールの生中(ジョッキ)かもしくはお酒を飲めない方もいらっしゃるので、ソフトドリンク1杯サービスとカルビ一皿サービスですね。けっこう喜ばれています」

「なるほど。で、他には?」

「以前2、3度チラシを作って、店の近所にポスティングを全員でしたこともあります。そのチラシ持参の方にはさっきと同じようなサービスを行いました」

「どうでした?」

「ええ、結果は良かったですよ。でもそんなことでやってきたお客様はあまり固定客にはならなかったですね。それ以来ポスティングはやっていません」

「そうですか。じゃあメインは顧客データからのDMが主ですね」

「ええ、今のところは。それでいろいろなデータを集めているところですね」

「いろいろなデータ?」

「ええ、お客様の記念日、だいたいが結婚記念日か誕生日ですが、それを記入してもらって、記念日サービスも同じようになっています。他には記入してもらったお客様の使った金額とか、来店時刻とか集められるものは集めているところですね」

「顧客管理をきちんとしていこうということですね」

「ええ。しばらく前から始めたところです」

「このまんだらの売りはやはり九州産の牛肉と盛岡レーメンですよね」

「ええ。九州産以外も少しは扱っていますが」

「地元のいい牛肉もあるようですが、それは使わないんですか? 地産地消とか謳えるのに?」

「ええ、まあ。仕入れるにはまた新たなルートを探さなければならないし、安定供給となると今のところ難しいんですよね」

「なるほどなあ、そういうことか。だから扱いたくても扱えない、ということも出てくるわけですね」

「そうなんですよ。地元牛と謳ったらやはり安定的に入ってこないとお客様にもいいわけできないですからね」

「そうですか。私なんか簡単に、地元牛のおいしいのがあるのに、どうして使わないんだろうと思ってしまいますが、商業ベースで考えると、そういうことなんかがあって、難しいんですね」

「難しいですね」

「でもそれで手をこまねいていたら、何にも前には進みませんよね?」

「え?」



                        <その10>へつづく。



(このストーリーは、リアル体験を元にしたフィクションです)

それでは今日はこれで。
あなたの一日が今日もいい一日でありますように。
藤田販促計画事務所、お客様力(ぢから)プロデューサの藤田でした。

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