こんにちは。
販促経営コンサルタント、藤田です。
本日は2回目の投稿です。
このカテゴリーは基本的にフィクションです。
販促経営コンサルタントの本田というわたしの分身を登場させて、様々な経営再生の様子を描写していきます。
内容はフィクションですので、モデルそのものはありませんが、実際に自分が経験したことも混じっていますので、これを読むあなたにもずいぶんと参考になることが出てくると思います。
あなたの経営改善のヒントにご自由にお使いください。
(なお配信は原則毎週1回水曜日にと思っていますが、基本的にランダム配信です)
「泣きっ面に蜂の焼肉店物語」(その2)
「こんにちは、先日お電話をいただいた本田です」
本田はその数日前にアポイントの電話を「まんだら」に入れた。
「スケジュールがとれましたので、急な話ですが、明後日はいかがでしょうか。その日なら半日はあけることができますので」
「はい。わがままを聞いていただいてありがとうございます。こちらとしてはいつでも結構ですので、ぜひお願いします」
焼肉店「まんだら」の本店兼本部は、市内の主要道路に面したいわゆる路面店だった。
本田は事前に少し調べた。
もう30年近く営業しており、市内では老舗の部類に入る焼肉店で、5店舗を周辺市内で営業している。
売りは九州産の牛肉と盛岡レーメンだった。
しかし、レーメンは夏はいいが、冬だと少し、どころか全然弱い。
ネットではサービス券のプリントアウトまで用意しているが、果たしてこれをわざわざプリントアウトまでして持ってくるお客様がどれだけいるのかも、不安だ。
やはりこれは今どきのスマホに標準を変更するべきだと思うが、そんな誰でもわかるようなことは、多分始めているだろうし、始めていないまでも、すでに考えているだろう。
しかし、この店は老舗だから、スマホを愛用する世代のお客様が多数いるのかどうかも考えなければならない。
このあたりも確認しなくては、と本田はある程度知識を仕入れて向かった。
「ごめんください」
約束の店に出向いた。
定休日ではなく、営業日の午後、店を数時間閉める間が面談に指定された時間だった。
2時間ほどしかとれない間にどれだけ聞き取りができるか、それが心配だった。
「本田さん、ですね。お待ちしていました。どうぞ」
と店主の梶本がドアを開けて待っていた。
こちらへと通されたのは、店の一番奥の6人ほど坐れるテーブル席だった。
早速聞き取りが始まった。
「ある程度、この店の成り立ちやお得意さんなどのことをざっくばらんに教えてくれますか」
「わかりました。まんだらは昭和60年代の初め頃、ここでうちの親父、今は会長という名目でいますが、経営にはタッチしていませんが、オープンさせました。ずいぶん長い間ここの1店舗で営業していました」
まんだらの他店舗化を図ったのは、10年ほど前だった。
バブル後の不景気風が一段落して、少しずつ消費者の財布のひももそろそろ緩もうとしているときだった。
つづく
<3>へつづく。
(このストーリーは、リアル体験を元にしたフィクションです)
それでは今日はこれで。
あなたの一日が今日もいい一日でありますように。
藤田販促計画事務所、お客様力(ぢから)プロデューサの藤田でした。
あ、そうそう、下記のメルマガ「繁盛店になりたいか!」をぜひお読みください。
繁盛店になりたいか!
基本的に毎週月曜日の配信です。もちろん無料です。
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群馬県前橋市天川大島町186-25
藤田販促計画事務所
http://www.shakatsu.com
E-mail:k1948f@nifty.com
TEL.027-261-6671(FAX.同様)
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「こんにちは、先日お電話をいただいた本田です」
本田はその数日前にアポイントの電話を「まんだら」に入れた。
「スケジュールがとれましたので、急な話ですが、明後日はいかがでしょうか。その日なら半日はあけることができますので」
「はい。わがままを聞いていただいてありがとうございます。こちらとしてはいつでも結構ですので、ぜひお願いします」
焼肉店「まんだら」の本店兼本部は、市内の主要道路に面したいわゆる路面店だった。
本田は事前に少し調べた。
もう30年近く営業しており、市内では老舗の部類に入る焼肉店で、5店舗を周辺市内で営業している。
売りは九州産の牛肉と盛岡レーメンだった。
しかし、レーメンは夏はいいが、冬だと少し、どころか全然弱い。
ネットではサービス券のプリントアウトまで用意しているが、果たしてこれをわざわざプリントアウトまでして持ってくるお客様がどれだけいるのかも、不安だ。
やはりこれは今どきのスマホに標準を変更するべきだと思うが、そんな誰でもわかるようなことは、多分始めているだろうし、始めていないまでも、すでに考えているだろう。
しかし、この店は老舗だから、スマホを愛用する世代のお客様が多数いるのかどうかも考えなければならない。
このあたりも確認しなくては、と本田はある程度知識を仕入れて向かった。
「ごめんください」
約束の店に出向いた。
定休日ではなく、営業日の午後、店を数時間閉める間が面談に指定された時間だった。
2時間ほどしかとれない間にどれだけ聞き取りができるか、それが心配だった。
「本田さん、ですね。お待ちしていました。どうぞ」
と店主の梶本がドアを開けて待っていた。
こちらへと通されたのは、店の一番奥の6人ほど坐れるテーブル席だった。
早速聞き取りが始まった。
「ある程度、この店の成り立ちやお得意さんなどのことをざっくばらんに教えてくれますか」
「わかりました。まんだらは昭和60年代の初め頃、ここでうちの親父、今は会長という名目でいますが、経営にはタッチしていませんが、オープンさせました。ずいぶん長い間ここの1店舗で営業していました」
まんだらの他店舗化を図ったのは、10年ほど前だった。
バブル後の不景気風が一段落して、少しずつ消費者の財布のひももそろそろ緩もうとしているときだった。
つづく
<3>へつづく。
(このストーリーは、リアル体験を元にしたフィクションです)
それでは今日はこれで。
あなたの一日が今日もいい一日でありますように。
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