こんにちは。
販促経営コンサルタント、藤田です。
本日は2回目の投稿です。
このカテゴリーは基本的にフィクションです。
販促経営コンサルタントの本田というわたしの分身を登場させて、様々な経営再生の様子を描写していきます。
内容はフィクションですので、モデルそのものはありませんが、実際に自分が経験したことも混じっていますので、これを読むあなたにもずいぶんと参考になることが出てくると思います。
あなたの経営改善のヒントにご自由にお使いください。
(なお配信は原則毎週1回水曜日にと思っていますが、基本的にランダム配信です)
「患者さんが減っていくーーある開業医の苦悩」(最終回)
「それは、この大橋医院が変わるということを院長からお客様に宣言してもらうということと、これからはお客様のことを自分のこととして考え、治療していきたいということを皆さんにメッセージとして送るわけです。
医院の広告活動というのは禁止されていますが、メッセージを送ることは別に禁止されていないですし、広告でもありませんしね」
「できるかなあ、宣言て。ちょっと気恥ずかしいな」
「やってみれば大したことじゃないですから。正直にこれから自分がやろうと考えていくことを、お客様の身になって提案していくんです。
カッコつけて書くというんじゃなくて、分かりやすく、自分がこのようにやっていきたいということを書いていけばいいことです」
「じゃあ後で書いてみるから、書いたらちょっと見てくれますか?」
「もちろん。そのためにわたしがいるんですから」
「よし。じゃあやってみるか。きみも協力してくれよ」
田代は横の奥さんにも頼んだ。
「え、わたしも?」
「そりゃそうだろ」
「でも、わたし………」
「奥さん、奥さんも後から田代さんが書かれたものを読んでみてください。きっと奥さんの方からも、こうした方がいいとか出てくると思いますから。
奥さんもこの大橋医院の経営者なんですから」
「………はいーー」
「それに書き上げたら、みなさんにもお見せください。院長だけ知っていてもまったく役に立たないことですから。
皆さんが同じことを同じように知っておくことと、同じことをやるということを納得しておかなければ、逆にお客様に迷惑をかけてしまいますからね。
これが世間でいう情報の共有化、ですよ。ね?」
「わかりました」
「メッセージの次には、大橋医院発の情報紙を毎月とは言いませんが、季節ごとには送るようにしてください」
「情報紙? そんなのないよ」
「それをこれから作っていくんですよ。みなさんで」
「どんな?」
「そうですねえ、まずは皆さんの自己紹介からでもいいじゃないですか。他にも、自分が行ってきた旅行の話でもいいです。とにかく皆さんの人となりをお客様にも知ってもらって、会話の接ぎ穂を作っていきたいんです。
お客様と話すことで、お客様も病状の微妙なところも話しやすくなりますし、別に病気の話だけじゃなくて、趣味が同じだということで、その趣味の話になってもいいじゃないですか。
そうなると、その趣味の話がしたくて、ここにやってくる方もいらっしゃるようになると思うんですよ。そうなってくればしめたものです。
その人は身体の具合がちょっとおかしいなと思ったらどこへ行きます?」
「ここ、ですよね?」
「そういうことです。これで顧客一人確保です。他の医院には絶対行かないですよね」
「なるほど! そういうことか!」
「そういうこと、です。その情報紙の内容は皆さんのこともありますが、やはりお医者さんからの情報ということなので、やはりお客様に日常で気をつけてもらいたいというようなことなど、病気の話も随所に入れていってほしいんです」
「それはそうですよね」
「でも専門的にはならないでほしいんです。専門的にすれば読んでもらえなくなりますから。誰でも読んで理解できるようにしてほしいですね」
「うん。特に医学用語なんか難しいからな」
「まず第一歩が、これから始まるというところですね」
「情報紙が楽しくなって、毎週出したりなんかして…………」
事務所内に笑い声が響いた。
こうして大橋医院の改革は始まった。
その後、どのように具体的になっていったかは、別の話。
おわり
(このストーリーは、リアル体験を元にしたフィクションです)
それでは今日はこれで。
あなたの一日が今日もいい一日でありますように。
藤田販促計画事務所、お客様力(ぢから)プロデューサの藤田でした。
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群馬県前橋市天川大島町186-25
藤田販促計画事務所
http://www.shakatsu.com
E-mail:k1948f@nifty.com
TEL.027-261-6671(FAX.同様)
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「それは、この大橋医院が変わるということを院長からお客様に宣言してもらうということと、これからはお客様のことを自分のこととして考え、治療していきたいということを皆さんにメッセージとして送るわけです。
医院の広告活動というのは禁止されていますが、メッセージを送ることは別に禁止されていないですし、広告でもありませんしね」
「できるかなあ、宣言て。ちょっと気恥ずかしいな」
「やってみれば大したことじゃないですから。正直にこれから自分がやろうと考えていくことを、お客様の身になって提案していくんです。
カッコつけて書くというんじゃなくて、分かりやすく、自分がこのようにやっていきたいということを書いていけばいいことです」
「じゃあ後で書いてみるから、書いたらちょっと見てくれますか?」
「もちろん。そのためにわたしがいるんですから」
「よし。じゃあやってみるか。きみも協力してくれよ」
田代は横の奥さんにも頼んだ。
「え、わたしも?」
「そりゃそうだろ」
「でも、わたし………」
「奥さん、奥さんも後から田代さんが書かれたものを読んでみてください。きっと奥さんの方からも、こうした方がいいとか出てくると思いますから。
奥さんもこの大橋医院の経営者なんですから」
「………はいーー」
「それに書き上げたら、みなさんにもお見せください。院長だけ知っていてもまったく役に立たないことですから。
皆さんが同じことを同じように知っておくことと、同じことをやるということを納得しておかなければ、逆にお客様に迷惑をかけてしまいますからね。
これが世間でいう情報の共有化、ですよ。ね?」
「わかりました」
「メッセージの次には、大橋医院発の情報紙を毎月とは言いませんが、季節ごとには送るようにしてください」
「情報紙? そんなのないよ」
「それをこれから作っていくんですよ。みなさんで」
「どんな?」
「そうですねえ、まずは皆さんの自己紹介からでもいいじゃないですか。他にも、自分が行ってきた旅行の話でもいいです。とにかく皆さんの人となりをお客様にも知ってもらって、会話の接ぎ穂を作っていきたいんです。
お客様と話すことで、お客様も病状の微妙なところも話しやすくなりますし、別に病気の話だけじゃなくて、趣味が同じだということで、その趣味の話になってもいいじゃないですか。
そうなると、その趣味の話がしたくて、ここにやってくる方もいらっしゃるようになると思うんですよ。そうなってくればしめたものです。
その人は身体の具合がちょっとおかしいなと思ったらどこへ行きます?」
「ここ、ですよね?」
「そういうことです。これで顧客一人確保です。他の医院には絶対行かないですよね」
「なるほど! そういうことか!」
「そういうこと、です。その情報紙の内容は皆さんのこともありますが、やはりお医者さんからの情報ということなので、やはりお客様に日常で気をつけてもらいたいというようなことなど、病気の話も随所に入れていってほしいんです」
「それはそうですよね」
「でも専門的にはならないでほしいんです。専門的にすれば読んでもらえなくなりますから。誰でも読んで理解できるようにしてほしいですね」
「うん。特に医学用語なんか難しいからな」
「まず第一歩が、これから始まるというところですね」
「情報紙が楽しくなって、毎週出したりなんかして…………」
事務所内に笑い声が響いた。
こうして大橋医院の改革は始まった。
その後、どのように具体的になっていったかは、別の話。
おわり
(このストーリーは、リアル体験を元にしたフィクションです)
それでは今日はこれで。
あなたの一日が今日もいい一日でありますように。
藤田販促計画事務所、お客様力(ぢから)プロデューサの藤田でした。
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