kikoがスタート

2005年8月にスタートしました。
私が観た(見た)、感じた、覚書き、気になることを書いてます。(^^ゞ

京都市京セラ美術館・日本庭園の池に設けられた「硝子の茶室」

2020年09月06日 | 美術館・博物館
大型で非常に強い台風10号は、6日南北大東村で970戸が停電。小屋の屋根が吹き飛ばされたり、農作物がなぎ倒される被害も出ているそうです。
台風10号 南大東島で瞬間風速51m 沖縄で計456人避難 の記事は・・・こちら


●京都市京セラ美術館・東側エントラスから「東山を望む日本庭園」の続きです。


東側エントラスから見えていた「硝子の茶室」です。

京都市京セラ美術館・東側エントラス

写真左側に「京都市京セラ美術館」の東側エントラスがあります。
右側が、美術館には何度も行っていたのに初めて見る日本庭園です。

日本庭園の池に設けられた「硝子の茶室」

「硝子の茶室」は、日本庭園の南側にあります。

「硝子の茶室」

四方と天井をガラスで覆われた2畳の茶室


近くまで行けますが、渡り廊下は途中で渡れないようになっています。


現代美術家杉本博司さんの作品の一つで、杉本氏ご自身が正客となり
茶道武者小路千家家元後嗣の千宗屋さんと一席を楽しまれたそうです。


茶室は、開催中の開館記念展「杉本博司 瑠璃の浄土」の関連企画です。

茶室はこれまで、イタリア・ベネチアやフランス・ベルサイユ宮殿で展示されたそうですが、日本では初めての展示でした。 ※茶室の展示は来年1月ごろまで。

「硝子の茶室 聞鳥庵(モンドリアン)」の茶室披(びら)きが
動画投稿サイトYouTubeで公開されていたのでご覧ください。

京都市京セラ美術館で「硝子の茶室 聞鳥庵」披露(2020年6月12日)

コメント (1)
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京都市京セラ美術館・東側エントラスから「東山を望む日本庭園」

2020年09月05日 | 美術館・博物館
京都市京セラ美術館 「京都の美術 250年の夢・コレクションルーム 夏季」の続き

中央ホールから東側エントランスへ

これまで庭園に出る東玄関は閉ざされていたので
建物の外をぐるりと回って行かなければなりませんでした。

東側エントランスから見る「日本庭園」

本館の建物ができる前に、明治時代の平安神宮が建てられた際に作られました。
その後、京都市美術館に受け継がれた大変歴史あるものだそうです。


ガラス張りのスロープ廊下から


日本庭園の景色を一望することができます。

東山キューブから見る「東側エントラス」

東山キューブは、「瑠璃の浄土」3会場になっています。

ガラス張りのスロープ廊下

「瑠璃の浄土」の会場前から、南方向に延びるガラス張りの廊下です。

杉本博司氏の作品

アイザック・ニニュートン式スペクトル観測装置
2020年 光学ガラス、鉄、ステンレス


東側エントラスの南側から見た「瑠璃の浄土」の会場方向。

当日予約で「京都の美術 250年の夢」と「コレクションルーム 夏季」は
鑑賞できましたが疲れたので、杉本博司さんの「瑠璃の浄土」は諦めます。

日本庭園への入口

エントラスの南側にドアがあり、ここから出ることはできますが
入ることは出来ないので、入る時は西側のエントラスから再入場できます。


日本庭園は、近代京都を代表する作庭家・七代目小川治兵衛(植治)。


外はまだ暑そうですが、ミストシャワーが設置されているので
日本庭園の池に設けられた「硝子の茶室」へ行きます。
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京都市京セラ美術館 「京都の美術 250年の夢・コレクションルーム 夏季」

2020年09月03日 | 美術館・博物館
自民党総裁選は、
菅義偉官房長官、石破茂元幹事長、岸田文雄政調会長の3候補になりました。
アベノミクス、継続か修正か 次期首相3候補の経済政策の記事は・・・こちら


●日本庭園へ行く前に、北回廊1階と南回廊1階の展示会場へ


チケット

チケットにも書かれていますが、再入場はできません。
展示会場に入る時と、退出時にもチケットを機械にあてるので
再入場した時は分かるようです。

京都の美術 250年の夢  北回廊1階

写真左が、北回廊1階の展示会場の入口ですが
奥へ進むと「光の広場」です。

コレクションルーム 夏季  南回廊1階

写真左が南回廊1階の展示会場の入口です。

「京都の美術 250年の夢」と「コレクションルーム 夏季」

「京都の美術 250年の夢」では
開館の延期で、未公開だった「最初の一歩:コレクションの原点」が
6月2日~9月6日まで再展示されています。

「コレクションルーム 夏季」では

人生の花  上村松園(1899年)


初夏の夕  上村松園(1949年)
など・・・写真を撮ってもいい作品が幾つかありました。
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京都市京セラ美術館・2Fから見た中央ホールと「創建当時からの美術建築」

2020年09月01日 | 美術館・博物館
沖縄本島地方などが、大型で非常に強い勢力の台風9号の暴風域に。
安倍晋三首相の、次期自民党総裁は誰がふさわしいのでしょう・・・?

●京都市京セラ美術館・これまで非公開だった「光の広場と天の中庭」の続き・・・

2F 北回廊から

中央ホールの西側(玄関のある大階段)を見ています。

1Fから2Fへは、大階段の右横のエレベーターと
写真中央に見える「螺旋(らせん)階段」から上がれます。

2F 南回廊から

南回廊を通って螺旋階段の前に来ました。
中央ホールの東側(日本庭園ある方向)を撮っています。

創建当時からの美術建築

螺旋階段の西側に、創建当時の美術建築が残っています!


京都市京セラ美術館開館記念展 5月23日(土)の放送をみた時から
ここは、もう一度見たかった所です。


天井のステンドグラスや、照明などをゆっくり見てから


創建当時の階段から下りようと思います。(^^ゞ


京都市美術館は1933年(昭和8年)に開館されましたが


京都で行われた、昭和天皇即位の礼を記念して計画が始まり
当初は「大礼記念京都美術館」という名称でした。


新しい玄関は地下1階になりましたが


創建当時からの玄関は、ここに残っていました。
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京都市京セラ美術館・これまで非公開だった「光の広場と天の中庭」

2020年08月31日 | 美術館・博物館
本館内にあった空間は、今まで空調機械類が設置されていたので非公開でしたが
今回のリニューアルで、南北の空間がふたつの中庭として生まれ変わりました。

1Fの東側エントランスへの入口


大階段を上がり奥へ進むと、日本庭園へと繋がる「東側エントランス」


日本庭園は後に行くことにして振り返ると・・・
西側部分の中央に、大階段(中央)の手すり部分が見えます。


大階段を上がった1F部分です。

光の広場

北回廊の中庭には
鬼頭健吾さん のインスタレーション。


2階にバルコニーを設け
ガラスの大屋根をかけた光が差し込む室内の空間になっています。

天の中庭



「天の中庭」の入口です。


新鮮な外の空気を感じるオープンな空間です。

朱熊 

清水九兵衛 (大11-平18)

1988年(昭和63年)
アルミ合金  彫―048  購―1988


貴重な空間が、今まで非公開だったのは勿体ないですね。


この丸い建物の中を見たいと思って
右端の入口に戻ると・・・


アッ!ここが「天の中庭」で見た建物のようです。


丸い建物だと分かりますが、上がれるようなので少し上がると・・・


残念ながら、ここまでしか上がれませんでしたが
気になっていたので、少しでも見ることができて良かったです。(^^ゞ
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「京都市京セラ美術館」に当日予約で入れました!

2020年08月30日 | 美術館・博物館
京都御所・紫宸殿「高御座と御帳台の参観」のあと・・・
時間があったので、行きたかった「京都市京セラ美術館」へ向かいました。


ここから見た感じは以前と変わっていませんが・・・


京都市京セラ美術館開館記念展 5月23日(土)の放送で見ていた
リニューアルした姿が現れました!


懐かしい重厚な玄関が見えていますが
今は使われずに、階下の新しい玄関から入ります。


以前は建物があったので、この景色は見えませんでした。


新しい玄関の左から入るようなので
チョッと覗いてみますね。


すると、今日は建物を見るだけでもと思っていたのですが
当日予約で入ることができました!


玄関を入るとすぐ右側にカフェ、左側がショップになっています
カフェは満席だったので入らずに、玄関の奥にあるチケット売り場へ


チケットを購入して、大階段を上がっていくと


中央ホールへ出ます。

記念展の放送で見ていた場所だと
確認しながら大階段を上がってきました。(^^ゞ
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ペルー南部の世界遺産 「ナスカの地上絵はチョッと石を退けただけ・・・」

2020年06月21日 | 美術館・博物館

京都文化博物館で開催された「ナスカ展」 2007年09月

ペルー南部の世界遺産「ナスカ展」では
不思議な図像が描かれた土器、ナスカ後期の子供のミイラの他に
パラカス外科手術跡が残るミイラ等が展示されていました。

地上絵

コンドルも


クモも


ハチドリも


それは地面に線を描いたものではありません。
写真は、ナスカの地上絵の一部です。


展覧会場で再現された地上絵の一部は、この写真のように
地面を覆う大・小の石を取り除いただけの線だったので驚きました!


この地域は、極端に雨が少ないため2000年経っても
風化や浸食がほとんどない状態で消えずに残っているのです。
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ロンドン・ナショナル・ギャラリー展⑥「スペイン絵画の発見&ゴッホ 黄色いひまわり」

2020年04月28日 | 美術館・博物館


窓枠に身を乗り出した農民の少年

バルトロメ・エステバン・ペレス・ムリーリョ 1675~80年頃

ロンドン・ナショナル・ギャラリーに、一番最初に所蔵されたスペイン絵画です。
19世紀まで、スペインの画家といえばムリーリョでした。

国外やイギリスでは、子供のカワイイ絵を描いていましたが
スペインでは宗教画家で、約9割は宗教画でした。

私の拙い写真ばかりでしたが、ここからは↓でご覧ください。

ロンドン・ナショナル・ギャラリー展特別映像「ゴッホ 黄色いひまわり」

ひまわりは、1888年夏にフィンセント・ファン・ゴッホが南仏アルルにて
共同生活を送る畏友ポール・ゴーガンの寝室を飾るために描いた作品です。


 ここからは、2012年にアルル(フランス)へ行った時の写真です。
  ● アルルの跳ね橋

フィンセント・ファン・ゴッホ  (1888年)


実際のモデルとなった橋は、アルルの中心部から約3キロほど
南西の運河に架かっていたそうです。

  ● アルル 「夜のカフェテラス」

フィンセント・ファン・ゴッホ  (1888年)


店前に、大きく 「カフェ ヴァン ゴッホ」 と書いています。


アルルの伝統的な民族衣装を身につけた、アルル美人です!
この写真は、復活祭の時期だったので出会えました(^^♪


ゴッホが療養生活を送った病院の入口です。


足元を見ると、ゴッホの姿が道標になっていました。


ゴッホ 「アルルの病院の中庭」 です。
いまの建物は、ゴッホがアルルで入院していた時のものではありません。

ゴッホの死後に、彼の遺作が高い評価を受けたことから、絵も見直され
建物にアーチ型の回廊や噴水など、ゴッホが入院中に描いた絵をもとに
して当時のままに復元されたものだそうです。


ゴッホが描いた絵のように、中庭には美しい花が咲いています。

建物には図書館などがあり、総合文化センターとして使用され
噴水の周りでは、音楽隊が演奏していました。

1日も早く開催する日が来て欲しいですね。
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ロンドン・ナショナル・ギャラリー展⑤「グランドツアー」

2020年04月27日 | 美術館・博物館
④「ヴァン・ダイクとイギリス肖像画」のつづきです・・・


「グランド・ツアー」は、18世紀のイギリスの上級階級の子息たちが、ヨーロッパの文化・文明の本流でイタリアに行く「富裕層の卒業旅行」のようなものです。

ヴェネツィア 大運河のレガッタ

カナレット(本名:ジョバンニ・アントニオ・カナル) 1735年頃


カナレットの景観画は、とても正確に描かれているので


街を再生する時の参考になる資料だと言われています。


カナレットは、ヴェネツィアの風景画(景観画)を数多く描きました。
これは、ヴェネツィアの重要な年中行事「レガッタ・レース」の場面です。


レガッタとは小型船の事で、遠景に見えるリアルト橋を目指すレースです。
レースの起源は14世紀で、カーニバル期間中の2月2日に開催されました。


カナレットの描いた「ヴェネツィアの風景画」は
観光地のポストカードや絵葉書のような「ヴェネツィア土産」の作品です。

「ヴェネツィア」と言えば、私が思い浮かべるのはカーニバルですが
いま、イタリアも新型コロナウイルスの感染で大変ですね。

新型コロナウイルスで思い出したのは
湖北省武漢市の病院 コロナの入院患者が0人になって良かったのですが
武漢・ウィルス研究所の一部を爆破しているそうです。何故かな・・・?
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ロンドン・ナショナル・ギャラリー展④「ヴァン・ダイクとイギリス肖像画」

2020年04月26日 | 美術館・博物館
国立西洋美術館「ロンドン・ナショナル・ギャラリー展」は延期していますが
3月31日(火) BS日テレの「ぶらぶら美術・博物館」で、国立西洋美術館「ロンドン・ナショナル・ギャラリー展」が放送されていたので録画に撮って見ています。

今日は、②「イタリア ルネサンス」→③「オランダ絵画の黄金時代」の続きで
④「ヴァン・ダイクとイギリス肖像画」です。18世紀はイギリス美術の黄金時代と呼ばれ、 特に肖像画と風景画の2ジャンルが隆盛を迎えます。


イギリスは、他のヨーロッパの国々と比べても群を抜いて肖像画を愛好した国です。17世紀にフランドルからやってきたヴァン・ダイクは、その後のイギリス肖像画の展開に決定的な役割を果たします。

●レディ・エリザベス・シンベビーとアンドーヴァー子爵婦人とドロシー

アンソニーヴァン・ダイク 1635年頃

ヴァン・ダイクは、ルーベンスの工房の筆頭助手として活躍していた人物です。
この時イギリスでは国王のチャールズ1世がルーベンスをイギリスに招きたいと考えていました。

そして英国王チャールズ1世の宮廷画家となったのが、理想化 盛り方が上手だった「ヴァン・ダイク」でした。

左の白いドレスの女性が姉のドロシーです。
この時は未婚だったので、それを表す白いドレスに身を包んでいます。
右の茶色のドレスを着ているのが妹のエリザベス。


この作品は妹のエリザベスの婚約を機に描かれたもので
妹のエリザベスに、キューピッドがバラの花を渡しています。

ヴァン・ダイクは、ここにいるキューピッドのように実在しないものを絵の中に登場させ、この姉妹が高貴な人物であるという事を表現しています。

●トマス・コルトマン夫妻

ジョゼフ・ライト・オブ・ダービー 1770-72年頃

この作品も「ダブル・ポートレイト(二重肖像画)」で描かれています。
トマス・コルトマンとその妻のメアリ・バーロウが、結婚してから約一年を経た頃に描かれています。


画家ジョゼフ・ライトとモデルのトマス・コルトマン夫妻は友人関係でありパトロンでもあり、遊び心に男性のポケットにコインが入っているのが、そのまま描かれています。

※肖像画の伝統的なルールとしては「一枚一人」ですが、この作品は二人が描かれています。このような肖像画を「二重肖像画(ダブル・ポートレイト)」と呼びます。
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