kikoがスタート

2005年8月にスタートしました。
私が観た(見た)、感じた、覚書き、気になることを書いてます。(^^ゞ

あべのハルカス美術館「北斎」と「北斎カプチーノセット 」

2017年11月20日 | 美術館・博物館
あべのハルカス美術館 藤村忠範 講師の NHK公開講演会 に行ったとき
お栄さん(北斎の娘)が描いた「吉原格子先之図」の展示期間が
11/6~11/19 限定と知り、16日にあべのハルカス美術館に行きました。


講演会で待ち時間が2時間だと聞いていたので・・・


待ち時間が短くなる時間帯に行ったのですが、1時間30分待ちでした。


16Fの庭園は、あべのハルカス美術館に入る時間待ちの人達です。


北斎カプチーノセットです。

あべのハルカス 17Fに上がって、待ち時間までのコーヒータイムは
ロールケーキのセットは完売で、エクレア(塩味)のセットにしました。


集合時間前になったので16Fに降りましたが
庭園には、まだ多くの人が入館待ちのようです。


写真の右奥は、入場券を買われる人達の列です。
手前の列が少ない人達の後が、私の入れる時間帯のようなので


北斎の世界に入って、父親の絵を手伝う中で学んだ色の表現、光の表現
影の表現を自分のために描いた「吉原格子先之図」を見てきます。 (^з^)-☆
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NHK 公開講演会「葛飾北斎 神の領域への軌跡・女は赤で輝く」

2017年10月16日 | 美術館・博物館

楽しみにしていた、NHK公開講演会の入場整理券が届きました。

日時:10月16日(月曜日)午後2時開演
場所:高槻市立生涯学習センター 2階
講師:あべのハルカス美術館 藤村忠範氏

2014年5月に神戸市博物館で開催された、「ボステン美術館 浮世絵名品展北斎」で、「冨嶽三十六景」「諸国瀧廻り」などで知られる江戸後期の浮世絵や版本、肉筆画など偉才、極才、北斎の、約140点が展示。には行きましたが

今回は、歴史秘話ヒストリア「おんなは赤で輝く 北斎の娘」の放送を見ていて、女性絵師の居なかった時代、北斎の絵でなければ売れないので、お栄(北斎の娘)が描いた絵も、北斎の落款が押されお栄の名は残されることが無かったそうです。

でも、葛飾応為(お栄)が携わった
「三曲合奏図」には、赤色を使って女を輝きました !
「夜桜美人図」には、僅かな灯りで光と影を描きます。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「吉原格子先之図」

これは北斎が亡くなった後もお栄さんは描き続け、父親の絵を手伝う中で
学んだ色の表現、光の表現、影の表現を自分のために描いたものでした。
それは・・・


この絵の中に、小さく描かれた「応」「為」「栄」の文字があります。
このお栄さんの「吉原格子先之図」を見に行きたいと思ってます。

このブログで、葛飾北斎が アメリカの有名雑誌が決めた、100人の重要人物で唯一の日本人 だったことを投稿していますので、黄字をクリックしてご覧ください。

大英博物館 国際共同プロジェクト「北斎ー富士を越えてー」
開催期間:10月6日(金曜日)~11月19日 日曜日
開催場所:大阪あべのハルカス美術館

講演会でお話を聞いてから行くと、倍楽しめるので嬉しいです!
前期と後期で展示物が一部変わりますので、展示物を確認して行って下さい。
コメント (4)
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大阪・ボイマンス美術館所蔵 ブリューゲル「バベルの塔」展

2017年09月04日 | 美術館・博物館

大阪・中之島「国立国際美術館」です。(8月31日 木曜日)


ボイマンス美術館所蔵 ブリューゲル「バベルの塔」展
16世紀ネーデルラントの至宝 ― ボスを超えて ―

そして、奇想天外な画家ヒエロニムス・ボスの絵も展示されていました。ボスの現存する作品は25点のみで、人物像の詳細はおろか生年月日も不明。 エロチックでグロテスクな“天国と地獄”が並存した奇想天外な世界が描かれ、美術史上 で異彩を放つ三連祭壇画「快楽の園」が代表作として知られる謎の画家です。


大阪会期は、2017年7月18日(火)~10月15日(日)



旧約聖書「バベルの塔」の物語

世界中は同じ言葉を使っていました。東の方から移動してきたた人々はシンアルの地に平野を見つけ住み着きました。彼らは「レンガを作り、それをよく焼こうと」話し合いました。石の代わりにレンガを、漆喰(しっくい)の代わりにアスファルトを用いた。

彼らは「さあ、天まで届く塔のある町を建て有名になろう。そして全地に散らされることのないようにしよう」と言った。主は降って来て、人の子らが建てた塔のある町を見て言われた。「彼らは一つの民で、皆一つの言葉を話しているからこのようなことをし始めたのだ。これでは、彼らが何を企てても防げることはできない。我々は降って行って、直ちに彼らの言葉を混乱させ 、互いの言葉を聞き分からぬようにしてしまおう。」

主は彼らをそこから全地に散らせたので、彼らはこの町の建設をやめた。こういうわけで、この町の名前は「バベル」と呼ばれた。主がそこで全地の言葉を混乱(バラル)させ、また、主がそこから全地に散らばせたからです



木材で組んだ足場にレンガをはめた後に足場を崩す当時の建築技法と
色んな形の窓も・・・


材料となるレンガと漆喰を運んだ痕がつく壁面、持ち上げるクレーンも
当時のものを忠実に描かれていますが、細かくてパネルで確認です。


16世紀に活躍したベルギー(フランドル)の画家ピーテル・ブリューゲルは
4月に上野・東京都美術館で開催されていた時から、絶対に行こうと楽しみだった
ボイマンス美術館所蔵 「バベルの塔」展 でした。
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NHK 公開講演会「特別展『古代ギリシャ 時空を越えた旅」を楽しむ』

2017年02月26日 | 美術館・博物館

神戸市立博物館の「特別展『古代ギリシャ』」に行きたいと思っていると

神戸市立博物館の学芸員による「NHK 公開講演会『古代ギリシャ 時空を越えた旅』があること知り行ってきました。(高槻市総合センター 2月21日 火曜日)


神戸市立博物館 中山 創太 学芸員のレジュメ(要約や摘要)です。

第1章・・・古代ギリシャ世界のはじまり (前7000年頃~前2000年)
第2章・・・ミノス文明 (前3000年~前1100年頃)
第3章・・・ミュケナイ文明 (前1600~前1100年頃)
第4章・・・幾何学様式~アルカイック時代 (紀元前900~紀元前480年頃)
第5章・・・クラシック時代 (紀元前480~紀元前323年)
第6章・・・古代オリンピック (前8世紀 オリンピックのゼウス神域で始まる)
第7章・・・マケドニア王国 (フィリッポス2世・アレクサンドロス大王が治世)
第8章・・・ヘレニズム時代 (紀元前323年~)

レジュメ持参で「特別展 古代ギリシャ」を楽しみたいと思ってます。


神戸市立博物館のイヴニング・レクチャーには何度も参加していますが
今日は配布された封筒に「無料観覧券」が付いていました。(嬉)
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兵庫県立美術館内のオブジェ「エッフェル塔-板状」

2016年11月02日 | 美術館・博物館

兵庫県立美術館のエントラス前にあるこのオブジェは


阪神・淡路 大震災の時に「この彫刻のように神戸も復活してほしい」と願い
再生をテーマにした、セザール作の「エッフェル塔-板状」です。

阪神・淡路 大震災の後にも、残念ながら大きな地震が幾つもありますが
神戸のように、一日も早く再生して欲しいと願います。
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兵庫県立美術館「世界遺産 ポンペイの壁画展」

2016年10月25日 | 美術館・博物館
日伊国交樹立150周年記念 世界遺産 ポンペイの壁画展に行ってきました。


兵庫県立美術館 2016 年10月15日(土)~ 12月25日(日)
(10月22日 土曜日 


南イタリアのポンペイが、西暦79 年に街の北側にあるヴェスヴィオ火山の噴火で悲劇的な終焉を迎えました。1748 年から発掘が始まり、色鮮やかな壁画の数々が火山灰の乾燥剤に似た役割で奇跡的に保存されていました。

第Ⅰ章 建築と風景 第Ⅱ章 日常の生活 第Ⅲ章 神話 第Ⅳ章 神々と信仰


● 撮影可能の「第Ⅲ章 神話」画で、ポンペイの近郊で同じく世界遺産に
登録された、エルコナールのアウグステウムに飾られていました。


ゼウスの血を引く赤ん坊姿の英雄「蛇を絞め殺す赤ん坊のヘラクレス」

ヘラクレスの母親であるアルクメネと玉座に座る夫のアンフィットリオンが表されています。アルクメネとゼウスの神に嫉妬した女神ヘラは、アルクメネが生んだ双子を殺そうと、子供部屋に2匹の蛇を送りました。

ゼウスとの子である幼いヘラクレスは、2匹の蛇を両手に掴んで絞め殺し、自分が神の子であることをはっきりと示しています。対照的にアンフィットリオンとの間の息子である小さく弱々しいイフィクレスは、守役の力強い腕に抱かれています。


次は3枚並んでいました。(大きさが分かると思います。)


最も高貴な楽器の教授「ケイロンによるアキレウスの教育」

アキレウスに竪琴(キタラ)の弾き方を教える賢者ケイロンが描かれています。この堂々たる二人像のフレスコ画は「赤ん坊のテレフォスを発見するヘラクレス」とともにアウグステウムのエクセドラのひとつを装飾していました。

建築を背景にしたふたりの姿は、群像彫刻のような雰囲気を醸し出しています。ヘルメスが発明したキタラは、すべての楽器の中で最も高貴で難しく、重要なものとされていました。この絵は若者の教育というテーマのなかの一枚であり、青年期の者の学習の最終段階を表しています。


子供たちを生贄の恐怖から解放した「テセウスのミノタウロスの退治」

マントを身につけた裸体の若き英雄テセウスが、ミノタウロスを退治したことを感謝するアテネの少年少女たちに歓迎されているところです。半人半牛のミノタウロスは、テセウスの足下にたおれています。この絵も教育というテーマ、とくに大人の保護を必要とする少年少女時代の教育に関係していると考えられています。

アテネの建設者である英雄テセウスの姿は、アウグステウムの連作に登場するほかの英雄たちの姿、たとえばペルガモンの建設者テレフォスやエルコラーノの建設者ヘラクレスと関連づけられるのでしょう。


「赤ん坊のテレフォスを発見するヘラクレス」

重さ約500キロの堂々たるこの壁画には、英雄ヘラクレスの息子である赤ん坊のテレフォスが表されています。アルカディアの山に捨てられ、牝鹿の乳で育てられたテレフォスは、父ヘラクレスによって奇跡的に発見されました。

テレフォスはペルガモン建国の英雄で、ヘラクレスはエルコラーノを建設した英雄です。牝鹿に助けられたテレフォスは、狼に育てられたローマ建国者のロムルスとレムスを想起させられます。動物の乳を飲み、国の創設者となった子どもたちの神話を用いて、ローマの建国にペルガモンの伝説を重ね、権威を与えています。

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この「赤ん坊のテレフォスを発見するヘラクレス」は、1739年11月25日に発見されました。これがヨーロッパを出るのは初めてです。

撮影可能な日時:10月内の金曜日・土曜日 18時~20時まで
撮影可能エリア:第Ⅲ章「エルコラーノのアウグステウムの部屋」

エルコナールは、2010年3月4日にイタリア旅行で行ったところです。
その時のブログは こちら でご覧ください。
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大阪市立美術館「財政破綻から守られた名品のデトロイト美術館展」2

2016年08月22日 | 美術館・博物館
デトロイト美術館のあるアメリカ合衆国ミシガン州・デトロイト市が、2013年に財政破綻し美術館の収蔵品売却の危機に陥ったとき、市民らの反対とアートを愛する人々によって守られ、今回の「デトロイト美術館展」が開催されたのです。

デトロイト美術館は、古 代エジプト美術から現代美術まで65,000点以上の作品を所蔵するアメリカを代表する美術館の一つで、1885年に開館して以来、自動車業界の有力者らの資金援助を経て世界屈指のコレクションを誇る美術館として成長したデトロイト美術館は、アメリカでゴッホやマティスの作品を初めて購入した公共美術館として有名です。


「デトロイト美術館展」大阪展では、7月・8月の火曜・水曜・木曜(祝日除く)に
全作品を撮影できる
と知り、デトロイト美術館に行った気分で撮ってきました!
※一部の作品はSNSをはじめ不特定多数への公開が禁止されています。


◆第1章「印象派」


ピエール・オーギュスト・ルノワール「白い服の道化師」


エドガー・ドガ「楽屋の踊り子たち」


クロード・モネ「グラジオラス」
他10点


◆第2章「ポスト印象派」


ポール・セザンヌ「サント=ヴィクトワール山」


ポール・ゴーギャン「自画像」


フィンセント・ファン・ゴッホ 「自画像」
他8点


◆第3章「20世紀のドイツ絵画」


ワシリー・カンディンスキー「白いフォルムのある習作」


エルンスト・ルートヴィヒ・キルヒナー「月下の冬景色」


マックス・ベヒシュタイン「木陰にて」
他9点


◆第4章「20世紀のフランス絵画」


アンリー・マティス「コーヒータイム」

マティスが1906年から1913年に、アルジェリアとモロッコに滞在した時の作品
ちゃぶ台やコーヒセットなどが描かれています。

他に15点ありますが・・・


パブロ・ピカソの作品も撮れますが、公開禁止になっています。

ピカソの作品は
1.アルルカンの頭部  2.マヌエル・パリャレスの肖像 3.アニス酒の瓶
4.肘掛け椅子の女性 5.読書する女性 6.座る女性 の6点でした。


アメデオ・モディリアーニ「女の肖像」

絵画に興味の無い従姉妹でも、知っている作品が幾つも此処にありました!
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大阪市立美術館 開館80周年記念 「デトロイト美術館展」1

2016年08月21日 | 美術館・博物館


大阪市立美術館
開催期間:平成28年7月9日(土)~9月25日(日)


黒田門を通り美術館の前に来ると、大阪市のシンボル「通天閣」が見えます。


大阪市立美術館は天王寺公園の中に位置していますが、その敷地は住友家の本邸があった所で、美術館の建設を目的に庭園(慶沢園)とともに大阪市に寄贈されたもので、昭和11年5月に開館しました。

美術館は設立当初の本館と、平成4年に美術館の正面地下に新設した地下展覧会室からなり、地上3階、地下2階からなり、本館陳列室では、特別展覧会やコレクション展示を開催しています。


美術館に入ると左手にたくさんの人が、8月16日(火)14:00~15:30の講演
「デトロイト市の財政破綻に学ぶ 芸術と街づくり」に並んでいました。

デトロイト美術館がある都市・デトロイトは
アメリカ合衆国ミシガン州南東部にあり、ゼネラル・モーターズ(GM)やフォード・モーター、クライスラーの米3大自動車メーカーの拠点です。

このデトロイト美術館が存続の危機に陥ったのが、2013年7月のデトロイト市財政破綻でした。市の深刻な財政難により、美術館収蔵品の売却の可能性も取り沙汰されましたが、国内外からの資金援助により収蔵 品は売却されることなく存続しました。危機を乗り越えモネ、ルノワール、ゴッホ、セザンヌ、マティス、ピカソなど、日本初公開15点を含む全52点が展示されます。


「デトロイト市の財政破綻に学ぶ 芸術と街づくり」は
写真右:講師の平田オリザ氏(劇作家・演出家・東京藝術大学特任教授)
写真左:篠 雅廣氏(大阪市立美術館長)、会場:美術館1階の講演会室。

「デトロイト美術館展」大阪展では、7月・8月の火曜・水曜・木曜(祝日除く)に、全作品を撮影できることもあり、この日を楽しみにしていました。


この、ゴッホの自画像も撮れるのです!
デトロイト美術館に行った気分になりますね。(*^^*)

※一部の作品はSNSをはじめ不特定多数への公開が禁止されています。
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神戸市立博物館 ボストン美術館所蔵 「俺たちの国芳 わたしの国貞」展 

2016年08月09日 | 美術館・博物館


神戸市立博物館 「俺たちの国芳 わたしの国貞」展
開催期間:6月18日(土曜)から 8月28日(日曜)

アメリカを代表する美の殿堂・ボストン美術館は、古今東西の優れた美術品を網羅する約40万点のコレクションで知られ日本美術コレクションは約10万点、その半数以上を占める浮世絵の中から、江戸後期の人気絵師、歌川国芳(1797~1861)と、歌川国貞(1786~1864)による錦絵170点が展示されます。


この二人は役者絵の巨匠・初代歌川豊国の門下で、江戸後期の錦絵黄金時代を築いた絵師です。

国芳
は不遇にめげず努力を重ね、「水滸伝」を主題とする錦絵で一躍脚光を浴び、以後中国や日本の合戦や怪異譚を豪快かつ大胆に描いたものや、ユーモアあふれる戯画の分野で無双の表現力を発揮しました。

国貞は、当時の歌舞伎界のトップスターたちと親交があり、役者絵の第一人者としての立場を確固たるものにします。美人画の分野でも時代の王道をいく表現を確立し、幕末まで浮世絵界の第一人者として活躍しました。

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇ 布引の雷神 ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

現在の新神戸駅の裏手に、いにしえよりその美しい姿が古歌に詠まれてきた布引の滝があります。この滝は神戸市民の憩いの場所となっていますが、かつては怨霊の棲みかとして恐れられていたことがあったそうです。

「悪源太」の異名をもつ平安末期の武将の源義平(頼朝・義経の兄)は、非常に勇猛な武将でしたが、平治の乱で敗れ生け捕りにされ六条河原で処刑される際に、自分を斬首しようとする難波次郎経房に「たとえ首だけになっても雷神になって怨敵を倒してやる」と言い捨てました。義平ら源氏を一掃し、栄華を極めた平清盛は神戸の福原に都を遷します。ある日、清盛一行が布引滝を見物にでかけたとき、急に黒雲が立ち込め同行した難波次郎は雷に打たれて即死したと言われています。

すさまじい怨念で布引の雷神に生まれ変わった源義平を主題とする国芳の作品「清盛入道布引滝遊覧悪源太義平霊討難波次郎」では、爆発と黒雲とともに悪源太が出現、鬼の形相で清盛一行に襲いかかります。彼が放った火炎弾は、遺言通りに難波二郎(次郎)を直撃、宙返りで吹き飛ばし稲妻が縦横無尽に画面を切り裂いています。「布引ノ瀧悪源太打難波」では、巨大な火柱を打ち込まれて炎上する難波、髪を振り乱して怒り狂う悪源太の形相が凄いです。

雷雨の恐れのあるときは、布引の滝に近づかないようにしましょう。
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国立国際美術館「始皇帝と大兵馬俑」

2016年07月27日 | 美術館・博物館
中之島の「地下型美術館」に兵馬俑坑が出現と知り・・・


国立国際美術館に行ってきました。 (撮影 7月24日 )


大阪・中之島の世界的にも珍しい完全地下型美術館で


B3階が「始皇帝と大兵馬俑」の会場です。

1.秦王朝の軌跡(周辺の小国から巨大帝国へ)
紀元前221年、秦国の王・嬴政(えいせい)は中国大陸を初めて統一し
最初の皇帝「始皇帝」を名乗りました。

2.始皇帝の実像(発掘された帝都と陵園)
始皇帝が多数作らせた重量の基準となる重り(前3世紀)、高度な技術の
陶製の組み合わせ(水道管・L字型水道管・取水口)など。

3.始皇帝が夢見た「永遠の世界」
将軍俑・騎兵俑・軍馬・御者俑・馬丁俑・立射俑・軍吏俑・雑技俑・歩兵俑
始皇帝の愛車がモデル?、1号銅車馬(展示は複製)・2号銅車(展示は複製)


撮影は禁止だと思っていると・・・


撮影用に、軍吏俑や歩兵俑が用意されていました。


始皇帝はみずからの巨大な陵墓を造らせ、そのほど近くに約8千体もの
顔の違う陶製の軍団「兵馬俑」を埋めさせたのです。(1974年に発見)


正面には「兵馬俑軍団」と記念撮影ができます。


将軍俑の身長、八尺四寸(195センチメートル)

開催期間:7月5日(火)から10月2日(日)まで
ホームページは こちら でご覧ください。
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