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亀山のちょんべ
割竹の台上に張り子の人形を乗せ、台の下に仕掛けた竹片を
膠(にかわ)などの粘着剤で止めておきます。
手を離して置くと次第に粘着剤がはがれ、突然飛び上がったり
宙返りをする玩具です。
「亀山のお化け」という見世物にちなみ
亀屋忠兵衛という人物が創始したと言われます。
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廻り鼠
割竹に通した柄を動かすと糸が引っ張られて
竹の上に乗った鼠がくるくると動く仕組みです。
大坂の住吉名物として「浪花の賑わひ」文久3年・1863 に紹介されています。
また、名古屋でも江戸時代に作られていたと伝わり、こちらは鼠が三匹乗っているのが特徴です。