
洞黙雷
臨済宗建仁寺派 第4代管長を務められた、竹田黙雷禅師の達磨画です。
-お坊さまのお話しよりー
この掛け軸に描かれている 「無功徳 (むくどく)」 とは・・・
昔、中国・梁の武帝に達磨大師が面会した時
武帝が
「私は沢山の寺院を建て多くの人を救い写経も仏像も沢山作りました。
どのような功徳があろうか」 と、大師に尋ねられたところ
達磨さんは
「無功徳 (むくどく)」と、即答されたそうです。 -お坊さまのお話しよりー

建仁寺さんの左上の「二引の桐文」と同じものが
床の間の側面全体に白線内のような「二引の桐文」が幾つも見えてましたが
この画像でお分かりになるでしょうか?
お坊さまから、達磨さんの 「七転び八起き」 についてお話がありました。
「七転び八起きと言いますが、一回転んで起きたら一回起きる。 ですよね~」
「七回転んだら起きるのは七回になりますが、あとの一回は・・・?」
「それは、人間は生れてきた時は寝ていますが、周囲の人びとに支えて頂いて起きることができたのです。その支えて頂いた感謝を忘れないで、その一回を足して七転び八起きと言われています。」
これは以前に投降したものですが、
建仁寺さんで聞いた、忘れられないええお話なので再投稿します。(^^ゞ