大玄関内部の障壁画、狩野永徳筆の「 松二山鳥図 」と
後宇多法皇の御紋である「九曜菊」の御輿を後にして・・・
村雨の廊下(むらさめのろうか)
宸殿と心経前殿を結ぶ回廊です。
縦の柱を雨、直角に折れ曲がっている回廊を稲光にたとえ「村雨の廊下」と呼ばれています。
高貴な人が通られる際の防犯の意味で、天井は刀や槍を振り上げられないように低く造られ、床は鴬張りです。
後宇多法皇の御紋「九曜菊(くようぎく)」
心経前殿(御影堂)
心経前殿(しんぎょうぜんでん)に入って行きます。
大正14年(1925)建造。大正天皇ご即位に際し建てられた「饗宴殿(きょうえんでん)」を式後賜り移築したもので、心経殿の前殿にあたるため「心経前殿」と呼ばれています。
そして嵯峨天皇、弘法大師(秘鍵大師)、後宇多法皇、恒寂入道親王の尊像をお祀りするため「御影堂」とも呼ばれています。
お砂踏み
令和6年10月11日(金)~ 11月30日(土)
四国八十八ヶ所霊場各札所の「お砂踏み」があります。
石舞台と「勅使門(ちょくしもん)」
心経前殿の正面から見えます。
勅使門は嘉永年間(1848~54)の再建。
勅使のご来山や門跡猊下出仕の法会などにだけ開かれます。
勅封心経殿(ちょくふうしんぎょうでん)
登録有形文化財
勅封心経殿から五色紐が
心経前殿の中に・・・
勅封心経とのご縁結びを象徴した五色紐は
心経前殿へと繋がっていました。
五代堂前から「大沢の池(おおさわのいけ)」が見えました。
国指定名勝「大沢の池」へと続きます。